ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)55日目:チェーンメールみたいな(1)
都市封鎖55日目:5月16日(土) 感染者数:639人(前日比2人増)
手紙の最後に「この手紙と同じ文章の手紙を、◯人の友人に出さないとあなたは不幸になります」と書かれた「不幸の手紙」は、いつの頃からか受け取ることはなくなりましたね。たまに、フェイスブックのメッセンジャーで「こういう悪事を働く人がいます。気をつけてください。そして、このメッセージをコピペして、あなたの友人にも知らせてください」といったメッセージを受け取ることはありますが、真偽がわからないので、私は無視することにしています。
外出自粛が始まってからだと思うのですが、フェイスブックで昔のチェーンメールのようなお遊びがさまざまな形で展開されているようです。友人からバトンが回ってきて、自慢のお料理のレシピを紹介したり、腕立て伏せを10回したり、好きな本を一週間紹介したり、そして次の人にバトンを回すというものです。
私も、仕事仲間の友人から「7日間ブックカバーチャレンジ」が回ってきました。誰が始めたか、このチャレンジは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」だそうで、好きな本を1日1冊、7日間にわたって投稿。本についての説明はせず、表紙だけの画像を投稿します。そして、毎日友人を一人招待して、このチャレンジに参加してもらうというものです。
さて、バトンが回ってきて困ってしまいました。以前は乱読多読でしたが、今は乱読だけ。友人知人に「これ、いいよ」と読んだ本を押し付けたり、処分することが多いので、本棚には愛読書らしき本がありません。
それでも、久しぶりに本棚をじっくりと見てみると、読んでいない積読本がいっぱいあったり、読んだはずなのに、内容を覚えていない本もありました。埃の積もった本を雑巾で拭きながら、どの本を紹介しようかとあれこれ悩むのは楽しい時間でした。
いろいろと悩んだ挙句、1冊目には山田ズーニーの「おかんの昼ごはん 親のおいと、本当のワタシと、仕事の選択」を選びました。本の帯の「親の老いに悲しむ人、ここで泣こう!」の通り、本当に身に沁みる文章が多く、涙しながら読みました。
2冊目には、ハワイアンキルトをやっていた頃に「バイブル」と呼んで崇拝していたキャシー中島の「ハワイアンキルト」にしました。本の下には自作のハワイアンキルトを敷いてみました。そう言えば、ハワイアンキルトからしばらく遠ざかっています。友人の子どもが誕生した際に作り始めたベビーキルトがあるのですが、まだ未完です。ちなみに子どもは既に中学生。彼女がお嫁入りするまでには完成させたいです。。。
そして3冊目は、大好きなStephen Kingの「On Writing - A Memoir of The Craft -」です。Stephen Kingの小説は大好きで何冊か読みましたが、大作が多いので新作にはなかなか手が出せません。Stephen Kingにしては珍しいこのエッセイ本には、気に入った部分が多かったのか、大量の付箋が貼ってあって自分でもびっくりしました。この投稿には、何人かの友人からコメントがあって知ったのですが、結構有名な本らしいです。私は、十年近く前の地元図書館のブックセールで$2.00という値段に惹かれて買ったのでした。
あと4冊紹介しなくてはいけないので、また本棚に戻って本を探します。
(このブログは2020年5月16日にyumiozaki.comに掲載されたブログの転載です)