できることや経験のあることだけで未来を描かない

最近、自ら取りに行っている意識はないのだけど、自分の枠を外させられるような情報が集まってくる。今夜は、実践マーケティングの巨匠と言われる、ジェイ・エイブラハム氏の「限界はあなたの頭にしかない」という本や、インド人実業家のサチン・チョードリー氏が「ジュガール思考」について語る動画などに触れて、単純な私は、今まで何て本気で生きていなかったんだろう、もっと自分に備わるすべての資源を有効に使っていかないと!!と、何だか無敵マインドに支配されて、やる気まんまんぎみだ。

そんなマインドで今までの自分を振り返ってみると、「チャレンジしていた気になっていたけど、まだまだ抑えてたな~」と思えてくる。

今日はまた別でちょっといいこともあった。
4月にあるPR系の仕事の現場でご一緒し、その時はお互いそこまで言葉を交わすこともなく一期一会という感じだったのが、実は共通の友人がいたり、この方もキャリアコンサルタントの資格を最近取られたということでお近づきになった方がいて。お誘いいただき7月に飲みにいったのだけど、そこで私が伝えたことが契機になって、キャリアコンサルタントの活動を増やしているだけでなく、やってみたかった新しい道として、マッサージ店でセラピストとしてもデビューをされたというのだ!

その時に具体的に何をお伝えしたのかはおぼろげではあるのだけど、おそらく私の中にいつもある「フリーランスはせっかく誰に制限されることもなく好きなことができるのだから、もし仕事が全部なくなっても、好きな場所でバイト3つくらい掛け持って生きていくのだって全然アリだよね」という発想をご本人に合う形でお伝えしたような気がしている。いずれにせよ、誰かの大切な人生の前進に何らかの形で関わることができたというのは、私にとってこれ以上の歓びはなく、とてもうれしかった。

そんな出来事と、冒頭の様々な情報が掛け合わさって、「ああーそうだった。別に今できることの延長線だけで自分のキャリアを組んでいく必要はないんだった」ということに、改めて気がついた。

私自身、今やっている仕事はとても楽しいしやりがいもあるけど、正直、もっともっとたくさんの仕事が得たいし、もっと影響力も持ちたい。もっと稼ぎたい。そんな思いで今後何をやっていくかを考えると、ついつい、経験が十分にあるところを活かして、という発想になりがちだった。もちろん、仕事は、成果をしっかり出してなんぼだし、経験を活かすのは大切なんだけど、どこかその延長でしか未来を描けなくなっていたように思う。

今、これを持っているからこれならやれそう。
今、こういう状況だから、ここまでなら叶えられそう。

無敵マインドを携えてみると、こんな限定的な発想でいることは、自分に対してもとても失礼なことなのだと気づく。それこそ、ジェイ氏の本のタイトルの通り「限界は私の頭の中にしかない」のだ。

何ができるとか、何をもってるを起点にするんじゃなくて、
単純にあそこに行ってみたいなー!とか、あんな風になりたいなー!とか、あんな人ともっと仲良くなりたいなー!とか、
ただ夢を見て、じゃあそこに行きつくために何をしたらいいかを考えて、愚直に行動していく。すでに持ってるものは、そこで活かしていけばいいことだし、諦めなければ何歳でもどんなところにでも行き着ける、今はそれが信じられる。

そんなつもりはなくても、いつの間にか発想が小さくなることがあるから、定期的に人と壁打ちしたり、プロに相談したり、マインドをキープできる仕組みや環境を持っておくことって大事だなあと、改めて思った一日だった。


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