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聖地リポート〜エヴァ✕宇部編〜

 GWに入る前のとても天気の良い日でした。大学時代の友人と愛車・ヴィッツハイブリッドで山陽道を走ること1時間。山口県を代表する工業都市、宇部市にやってきました。
 
 アニメーション監督庵野秀明さんのふるさとであり、『劇場版シン・エヴァンゲリオン:||』の聖地となっている宇部市は人口16万人程の街。周防灘に面し、化学メーカー・宇部興産の工場やかつてペリカンのカッタくんを飼育していたときわ公園などがあります。

1.宇部新川駅

 今回『シンエヴァ』の舞台の中心となっているのがJR西日本宇部線の「宇部新川駅」です。山陽線と接続する「宇部駅」もあり、かつてブルートレインも停車していましたが街の中心はこちらの新川地区なので、街の玄関としてはこの宇部新川になります。

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 ヤシの木もあって南国の雰囲気を醸しています(笑)ホームは3線分あり留置線もある主要駅ですが、ICカードは使えません。そもそも自動改札がなく、ホーム間移動も階段のみです。列車は1時間おきに出ていて、新山口や宇部、小野田方面に向かいます。
 駅のガラスにはところ狭しと件のポスターが並び、映画公開後に公表された映画ポスターも並びました。セブンイレブンには500系新幹線とのコラボ商品も陳列され、さながら映画館のロビーのようでした😆

2.シンジベンチ&ポスター画角

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 例のベンチのところで写真を撮っていましたら、友人は「胸の大きいいい女じゃなくて体の大きい普通の男でごめんね(笑)」とジョークを飛ばしました😅作品をよく観てるなあと思いつつ、こんな感じで冗談を言い合える彼は本当にいい友だと思いました。

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 ホーム上から新山口駅方面に向けて撮ってみましたがポスターのようにはやはり上手くいきません。同業者と思われる方数名も同様にカメラを構えていました。列車本数が少ないのでゆっくり撮影できますし、迷惑もかかりませんが、電車が来ている時には撮影を中断しましょう。

3.劇場版公開記念パネル展in宇部

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 駅から少し離れた常盤町の「スマイルマーケット」という店舗で宇部フィルムコミッション主催の公開記念展示会が行われているとのことで、そちらにも足を延ばしました。消防設備の関係上、駐車場は屋上のみの開放でぐるぐる回らされましたが・・・。

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 眺望良く第3村を回るシーンで登場した宇部興産の工場や宇部港、興産大橋も良く見えました。

 展示会と言ってもワンフロアの小規模なものでしたが、庵野監督の宇部時代からの経歴やロケーションハンティングの時の写真、実際に宇部市内のどこが使われていたかという紹介が細かにされていました。グッズ販売もされていて、バラエティーは豊富で映画館にはない物も売ってありました。

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4.まとめ

 宇部FCによる行政的な協力もあり、宇部新川駅では大々的にPRしている印象を受けました。駅が舞台ではあるのですが、本数が少ないというのがネックなのか私たちも含め車で来られて入場券を買っている方も多く、展示会場も車で来られている方が大半でした。私が2019年に『ちはやふる』の展示会で福井県あわら市を訪れた時、展示会場と芦原温泉駅が離れていて、マイクロバスがシャトル便として運行されていました。コロナ禍でバスの運行は難しいでしょうし、映画公開期間だけの展示なら必要ないかもしれませんが、宇部新川駅と展示会場を結ぶシャトルバスなどがあると、交通機関の利用促進にもなるように感じました。
 あとは昼食を探してかなり駅前を彷徨いました。過去訪問経験もありますが5年以上前で様子も変わっていましたし、コロナ禍で店舗がなくなっていたのかもしれません。観光地ではありませんし、ペーパーレスの時代にあって時代錯誤なところもあるでしょうが、観光マップなんかがあって、食事するところの紹介がされていると巡りやすいのかなと思いました。公開は昨今の情勢や作品人気を考えると早くても夏、そうでなければ年内は続くでしょうし、ファンもコロナが落ち着くと訪れる数が増えてくると思います。その時の宇部ならではのおもてなしがあるか注目してみていこうと思います。



 ここまで読んでいただいてありがとうございました。身内が住んでいたので宇部は身近な街でしたが、新川駅周辺はあまり行かなかったので色々と発見できて面白かったです。現地訪問後再び『シンエヴァ』を観たのですが、感動もひとしお、「その場面に出てたか~」というところもあって楽しかったです!

 緊急事態宣言も出てしばらくは外出もままなりませんが、身近にある楽しみを見つけて乗り越えて行ければと思います。

面白いアニメ聖地があれば教えてください。読者様がお望みでしたら、どこでも駆けつけ取材したいと思います。