FLAG2024出品作品について


アトリエ三月(大阪)

15日まで(水木休み)
「わきあがる思い」(縦横27cmくらい)
作品についての思いをxに7回に分けて投稿したものをnoteにはまとめて載せますので長文です。

 木を組み合わせて、和紙と、岩絵具で制作。
  木の在庫を見て、サイズがちょっと大きめだったので切断。去年のようにパネルにつけようと思ったが、もはやパネルではない!という言葉が浮かんだ。組み合わせたら、違う魅力が出たのが始まり。

命を表現したい。鼓動が聞こえるような生きている実感が伝わるように。
作品には新たな命が宿る。上滑りでない、つかめるような力強さと、育み大事にしたい優しさ、ここにいるという存在感を心の底から実感したい。
なぜつくるのかにつながる思い。

 木には膠を塗ってから着彩。
途中何回か絵の具を洗って表面の絵の具を落とし、染み込ませるようにした。
 木目や、もともとある木の模様を描き起こしているのはアクリル絵の具を流してした時と同じ。木から形をもらう。

 木に和紙を膠で貼る。絵の具を塗ると溶け込む。
 木の形が特徴的なので、その力に時々負けそうになる。力をくださいという気持ち。
 途中、ゲキリンの渋谷の展示を見て大阪の皆様の作品からエネルギー!
いけーっ!ってエールもらう!

 和紙をポケットに入れることは決めていたが、まずは下地を作り、何回も形を作る。和紙を立体化させることには慣れてきたが、夜、膠を塗って形を作り、支えを入れ、乾かし、朝思ったようになっていないを繰り返す毎日。妥協か、許容か

細い線は跳ねるからと嫌っていた面相筆を久しぶりに使ってみたら、はまってしまって、多用!木のシミ?模様?を岩絵具で描き起こした。
 好きな線がたくさん描ける。
木に直接岩絵具で描く時は絵の具をとく膠の濃さ、水分量の調節が難しい。

タイトルはダイレクトに。作っている時にいろんな思いがあふれてきたから。
 コンペは挑戦!新しいことは時間の制約がある分、正直こわいがワクワクする。
きたーって瞬間が好き。
 猛暑の中、生きている実感を感じる至福の時間。楽しかった。

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