「おんなのこきらい」という映画が好きなんですよ
私は高校生くらいの時に自分の可愛さを自覚してから、この話の主人公、森川葵演じる"和泉キリコ"に近い思考で今まで生きてきてしまったので、「他人事とは思えん」といつも泣きながらこの映画を観ています。シンクロ率90%ってとこかな、残り10%はね、さすがに同性にあんなに悪態つけないなって。
めちゃくちゃ面白いんすよ、この映画。
正確には「めちゃくちゃ面白い」派と、「なにこれクソ映画じゃん」派にハッキリ分かれる映画で、私にはどハマりしたって感じかしら。
はい、とりあえずあらすじドーン!
過食症のOL・和泉キリコは、可愛さを武器に職場や合コンで異性の心を手玉に取ることを喜びとしてきた。同性からの悪口は嫉妬と切り捨てて意にも介さない。しかし、そんな彼女の前に自分になびかない幸太が現れてから、キリコの人生観が狂い始める。
あと人物相関図も置いておきますね、観てない人はなんのこっちゃ?って感じでしょうが。拾い画なのでめちゃくちゃに画質が悪い、すみません。もうオフィシャルのホームページ無くなっちゃったし、多分当時のパンフレットかなんかの写真なので使わせてください…
まあ観てくれとしか言えん。80分の映画なのでそれなりに観やすいと思うし、私は今のところ、この映画と、漫画のモテキを恋愛のバイブルとして生きているのでもう人生終わりです。普通の幸せな恋愛は出来ない。
願わくば男友達とかと宅飲みしながら意見交換会したいですね、男性が観ると多分受け取り方が全然違う映画になると思うので。理解出来ないと思う。
まずもうね、森川葵が圧倒的に可愛い。橋本環奈とか、吉岡里帆とか、同性にもウケそうな可愛さじゃダメなの、森川葵だからこの映画が成り立った。
そしてふぇのたすの音楽がまた良いのよ〜!映画の世界観にピッタリで。甘いのだけど、どこか毒気がある感じ。好きです。
はい、ではここからはゴリゴリにネタバレしていくので覚悟してくれー!あ、そうそう、考察記事ではないです、目次とかも作らずに相変わらず私が観て感じたり思った事をそのまま書き連ねますので悪しからず。
まず前提条件として私はモテます。スーパーウルトラモテ女です。
私は気を抜くとすぐにモテてしまうのでこんな感じのLINEなら量産出来るし、もう本当に「可愛い」とか「ヤリたい」とかは言われ慣れた。そんなつまんない事言うなんてー、めっ!だよ?(飴村乱数風に)
まあでもそんなに上手くいかないのが人生でしてね、キリコちゃんと同じように、どうでもいい男には好かれるけど本命には好かれないんですよね〜。なんて言ったらいいのかしら、本命君に相手はしてもらえるけど、本命彼女にはなれない事が多いのよ、悲しい事に。
まず何故キリコちゃんは過食症なの?ってところから話しますか。だって、”同性からの悪口は嫉妬と切り捨てて意にも介さない”キリコちゃんだもの。職場のまゆみさん達の悪口くらいなんとも思っていません。男達からもチヤホヤされてて、彼氏ではないけど好きな人(ユウト君)も居て、一見順風満帆そうです。じゃあ一体なにでメンタルやられてるの?って話。
これは様々な見解があるだろうし、話すのも野暮だろうがあえて話させてくれ。
外見が可愛いだけでチヤホヤしてくるくだらない男達に嫌気が差しているとの、でもそんな男達に媚び売っていれば仕事などの諸々は、なんとなーく上手く回っちゃって、結局自分は"可愛い"事にしか価値が無いのか、そんな生き方しか出来ない自分なんて、あーあくだらない、可愛いってなんだよ、マカロン、いちごのショートケーキ、チョコレート、全部全部私の可愛いになってくれ…という想いで、私は過食してるんじゃないかなと思った。上手く言語化出来ないがこれは私が常々思っている事なんだけどね。
ちなみに”可愛い”は私の人生のテーマです、昔に記事も書いたので良ければそちらも読んで欲しいな。
私は、私の外見だけを好んですぐに「好き」だとか「セックスしたい」とか言ってくるくだらない男達がもう無理になってきたので、後天的な性的マイノリティと言うか。トランスジェンダーって訳ではないけど基本的な気持ちはもう男で生活している。好きな男の前では可愛くしてるけどさ。だから今のところは両性って感じ?
これも以前に記事を書いたので、興味ある方は読んでくれよな!
はい、話が逸れまくりました。戻しましょう。キリコの過食症の訳ですよね。
私はそう受け取ったけど、他の皆さんはどう受け取ったのでしょう?話したいよ〜!語り合いたい〜!!そう考えると女子会の時に観ても面白そうな映画ですよね。
あと私、さやかだけは本当に許せないというか、キリコより断然性格が悪いというか、「おんなのこきらい」と言うより「さやかきらい」ですね。ヘイトがすごい。
たまーーに見かけますよね、ああゆう地雷女子。そこそこ可愛いくて、でもそこそこの可愛さだから男性も手を出しやすくて、来る者拒まずで、自分の事「私って情緒不安定だから〜」とか言っちゃう奴。この場を借りて言わせてくれ、ああいう女めちゃくちゃ嫌いだ!!
だってキリコよりもたちが悪いと思いませんか!?違うんですよ、確かにキリコちゃんも性格は悪いです、協調性無いし、自己中心的だし。でもそれって良く言えば自分に素直に行動しているだけで、悪意は無いじゃないですか。さやかはね、悪意を感じる。バーカンで2人がやり合うシーンあるじゃないですか。あそことか完全にさやか煽ってません?なーにが「キリコさんに対してのユウトさんも、優し過ぎて断れないだけだと思うんですけどねぇ(上目遣い)」だ!この野郎!!
まあ実生活であそこまでサイコパスなのは中々居ないけどさ。キリコから面と向かって「私あんたの事嫌い」って言われてんのにヘラヘラしながら「ひどーい、仲良くしてくださいよぉ」って、感情が死んでないと出来ない芸当じゃない?私の嫌いな女性像を、よりデフォルメして描かれているのでこんなにも嫌いなんだと思います。
あと地味に田辺も嫌い。高嶺の花(キリコ)とセックスするまではとりあえずまぁまぁの女(茜ちゃん)で遊びつつ、1度キリコと寝たらもう彼氏気取りで「どう?付き合おうよ、俺ら」ですよ。反吐が出るね。調子が良いにも程があるぞ、男性器ちょん切ってやりたい。大丈夫です、ああいう男は全員地獄に落ちます。なんかもう体型とか肩抱いてくる感じとか全部がリアル過ぎて吐き気しちゃった。
勿論、幸太も最悪。いや、優しいし良い奴なんですよ?でもあれだけ「和泉さんは素の方が良いよ、俺はそっちの方が好きだな」的な好き確定演出しておいて、こっちがその気になったら実は彼女居ましたって、もう、本当にお前の罪は深いぞ。だったらこっちが好きになる前にちゃんと言っておいてよ。そんな後出しズルいじゃんね。彼女さんも良い人そうだから余計に何も言えないし!これでブスだったりチャランポランなら「私にしときなよ」って言えるのに!バーカ!
ごめん、この映画観るとどうしても自分とオーバーラップして、内省的になってしまうので、映画の紹介というより自分の話になってしまうのだけど堪忍な。
私も多分、外見的な要素を取っ払ったらキリコちゃんみたいに何も残らないと思うんですよ。一応自分の中では、ただ可愛いだけの人間にはなりたくないので色々と勉強したり頑張っているつもりなんですけどね。だって恋人はおろか、友人と呼べる人も居ないもの。正確には私は友人だと思っているけど彼女達から私は友人認定されていないと思っているって言った方がいいかな。被害妄想だろうけどさ、私から誘ってばかりで彼女達から誘われることは滅多に無いもんね、つら。
なんでこんなにも自分の周りに人が居ないんだろーって時々考えるんです。私、そこまで悪い人間のつもりはないんだけどなって。でも確かに、自分より圧倒的におつむが弱かったりすると「あ、この人と一緒に居ても何も得られる(学べる)ものがないな」と思って離れてしまったり、きっとそういう事をしているから私は誰からも欲されないんですよね。わぁ、泣きて〜!!
多分だけど私は一緒に居て欲しい人間の理想が高いのよね、私と同等かそれ以上の知能は持っていて欲しくて、音楽や漫画や演劇などのカルチャーに明るくて、お酒飲める人が良くて、尚且つ陰キャめだと嬉しいのですが、そうなるともう母数がグッと少なくなるし、それでいて例えば「異性の友人が出来た!」と思ってもその人がちょっと私を性的な目で見たりすると「お前もかよ〜!所詮男は男だな、つまんね〜!!」と即ブロ削してしまうのでそりゃ友達居ねえわ。うん、納得の理由。
勿論、女から嫌われるタイプの女だという自覚も余裕であるし。もういいわ、俺は1人で逞しく生きていく。こうやってネガティブ垂れ流してるから余計に人が寄って来ないのは承知なんですけどね〜!ヒロシ的な?自虐芸なのよ、分かってくれ。
ゆみです、ゆみです、ゆみです…(オチが見付からなかったのでこのまま暗転)