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私のキャリア(社会人編)

大学では、栄養の事、病気になる前に食事で予防するのが大事と学んだ。
そして国家試験にも合格して管理栄養士の資格も取得した。

栄養士の資格を活かした仕事をしたいと考えた時に、
病院での栄養指導もあった。
ただ私な予防医学(健康な人が病気にならないように食事で改善)に関心があった。

企業を探すと栄養士は業務委託が多い中、
直接「企業で社員の健康に関与できる」
愛知の某自動車会社での社員食堂のメニュー開発ができる仕事に就いた。


私の思いとしては
「健康なメニューをたくさん考えて、お客様の健康に貢献したい!」
と熱く燃えていた。


しかし現実は違っていた。
メニューに求められるのは



「工数(作る時間)がかからない。売上が良いもの」



そうなると、野菜たっぷりのメニューは敬遠された。
野菜は切る手間がかかり、大変な割には人気がない。

(例えば1000食提供する食堂の場合。
メインのおかずで300食ほど仕込み数がある。
メインの付け合わせのトマト(1個を1/8カット)を切るにも38個を切らなくてはいけない)
その他にも、きのこ、レタス、キャベツなど入ると膨大な手間がかかる。

そうなると油で揚げるだけの
「唐揚げ、フライなど揚げ物系」が調理者にもお客様にも好まれていた。



ただ入社5年目になり、やっぱり野菜たっぷりのメニューを作りたいと
思って「具沢山八宝菜」を作ったが
お客様の喫食率は低く、調理者からも工数がかかるとブーイングだった。

先輩からも
「茶色であればあるほど売れるんだから!(揚げものや焼きそばなど)人気がなく、工数のかかる野菜は外して」と言われた。



「理想と現実はギャップがある」
と感じながらも、自分ではどうすることもできない
諦めを感じた。頑張って突っ走る気力もなかった!
転職しでも、どこも同じ現実だろうと悟り、そのまま数年間働いていた。


でも正直いうと、転職しても採用される自信がなかっただけだった。
自分自身の自信のなさは一歩踏み出すのに躊躇してしまう。
色々葛藤するが勇気のなかった当時の自分。。。
昨日のように思い出してしまった。

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