育休中にこれまた資格取得にチャレンジしようとしているお話
私は勉強が好きです。ですが、賢くはありません。
これが私のメタ認知。
典型的な努力型の人間で、時間をかけるとある程度成果が出る暗記科目がちょっぴり得意です。
産休中にFPの資格を取ったのですが、産後も育児の片手間に資格勉強をしたくなりました。
今後、取得を検討しているのは、特別支援学校教諭の2種免許状です。
私が現在もっている教員免許は
小学校教諭1種免許状
中学校教諭専修免許状
高等学校教諭専修免許状
です。
なぜ、小〜高までとったのか。
それは、B'zの稲葉さんが小〜高までの免許状をコンプリートしていると知って、「自分もやったるで!!」と思い、頑張って単位の取得と教育実習に励んだのでした。
実は、大学生だった当時も、特別支援学校の免許も取れるなら取りたいなぁ〜、とぼんやり思っていたのですが、すでに履修登録の上限ギリギリまで授業を詰め込んでいたので、そこに特別支援についての授業が入る余地がなかったのです。
大学院卒業のタイミングで幸いにも教員採用試験に合格し(今でこそ倍率が下がっていますが、当時は私が受験した教科は倍率が20倍でした。)、採用数1名の難関を通過した達成感で浮かれた状態で現場に踏み込んでしまったわけですが…。初任で担任をまかされ、授業や成績処理だけでなく、学級経営に生徒指導、部活指導に保護者対応、行事や生徒会活動の提案…と不得意なマルチタスクに忙殺され、日々へとへとでした。
特別支援学級に在籍している生徒たちも自分のクラスに複数人いて、一斉指導のあとに、彼らに個別指導や合理的配慮を行う必要がありました。
発達検査等を受けて、「この子にはこんな支援や配慮が必要です」という生徒さんは、保護者や病院等と連携しやすいのですが、現場で1番やりにくさを感じるのは、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる生徒さんたちです。
定型発達のお子さんでさえも、得意不得意があって、この記事を投稿している私も発達に凸凹があります。(ちなみに、私はASD傾向ありです。)
凸凹の山と谷の差が激しくなってくると、日常生活や学習、対人関係に困りが生じて、医療機関に繋がることができた生徒さんは発達障害の診断を受けることができます。しかし、中には明らかに学校生活や対人関係で困りを抱えているのに、診断を受ける機会がないままの生徒さんもいるので、そのようなグレーゾーンの子たちにも、教師は配慮や支援を施さなければいけません。
中高の教師って、自分の得意な教科ばかり授業しておけばいいから、なれたらめっちゃラッキーじゃん!とばかり思っていた私は、現場に出てさっそく思ったのです。
「特別支援の免許、取っておけばよかったー!!」
「免許を取ってなくても、もう少し特支の勉強しておけばよかったーーー!!」
と。
育休が終わってから、現場に戻るか、それとも娘ファーストな生活を送るために辞めるか、毎日頭の隅で悩んでいるので、現場に100%戻るつもりがないなら、特支の免許なんて取っても意味がないかもなぁ、なんて思ったりもするのですが、我が子が支援を要する子であった場合や、子どもがある程度大きくなってから、教諭ではなく臨時講師や非常勤講師として現場に戻る際に、免許が役に立つかもしれないなぁと感じたのです。
放送大学の資料と願書を取り寄せ、お盆明けに出願してきました。
現場経験が3年以上あるので、科目履修生として6ヶ月間在籍して、免許状取得に必要な授業を4科目(8単位)を取得する予定です。乳幼児の娘がいるので、在籍を1年間にするか悩んだのですが、育休中に同じように特支の免許状をとった先輩の先生にお話を伺ったところ、半年で十分だろうとアドバイスを頂けたので、短期集中で勉強を頑張ろうと思います。
新たに頑張りたいことができると、不思議と気持ちが前を向く気がしています。
これから娘の夜泣きとか後追いとか、今より少し大変になってくるかも知れませんが、自分が決めたことなので、しっかり最後までやり遂げようと思います。