鹿児島出張 中村酒造場さんへ蔵見学2023.08.21
鹿児島出張に行ってきました!
この出張のテーマが今の芋焼酎を知ること。
その中でも鹿児島県国分にある中村酒造場の中村慎也さんに今、会いに行かなくてはいけないと思っていました。
前日の営業中に私は24時間後、鹿児島にいる!と思うともうわくわくが止まりませんでした!笑
そんな鹿児島出張一日目、国分市に入り中村酒造場さんに着くと気持ちが一杯になり込み上げてくるものが、、
蔵の入り口にその日、届いた芋を目の前に中村さんの生い立ちや中村酒造場の歴史から蔵見学が始まりました。
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中村酒造場さんは今年で創業135年。
135年前から続く 周りの芋畑 蔵の環境 幼いころの目の前に広がる光景が中村さんのテロワールです。
中村さんはとにかく手づくりにこだわる醸造家です。
師匠の教えに
”良い酒をつくるならいい麹をつくる いい麹を作れない人にいい酒は作れない”
”よか麹を造れ”
この言葉に 中村酒造さんは麹で行く!と心に決めたそうです。
しかし、手造りをしたからといっていい麹ができるわけではない。
でも手仕事の大事さ。
通常酒の玉露からふたこうじを使用し 毎日が大吟醸の造り並みに麹造りに魂を注ぎ込まれています。
お寿司に例えるなら、芋がネタなら麹はシャリ。
とにかく麹なのです!
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中村さんの手作り焼酎の 手づくりとは麹。
・木で出来た室で造った製麹
・木製で出来た麹箱
・機械的な熱源を入れてはいけない 麴からの温度が絶対
ここに木を使うことが二つでてきます。
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師匠からのお言葉で ”まず手で触りなさい 自分達の肌で感じることを大切に” 焼酎は国酒だから 焼酎も麹をつくって酒をつくる!
手造りのこだわりは 自然の換気と リスクがなければリターンはない
守りに入ったものづくりを壊さない
これが機械的熱源不使用につながります。
それは全ては美味しい焼酎をつくるために繋がっているのだと感じました。
だからこそ人為的ではなく常に麹のサインを見逃さないという中村さんの言葉には力強さがありました。
”この酒蔵の風景を思い出してもらうためにも麹から伝えていきたい”
麹室温度40度の部屋で聞く中村さんのお話には情熱的なライブ感がありました!
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麹室の中村さんはブルージャイアントだなと!
炎が熱さをこえて青色に見える現象。
熱い想いに酒屋としても共鳴していきたいとただただ思いました!
一つの作品に対する想いにこれだけ時間と想いが詰まっていることを知ることが出来て本当に良かったです。
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三益も熱い想いをもって“なかむら”販売して参ります!
中村さん四時間の熱いお話し本当にありがとうございました!
麹のお話し以外にもハイブリッド麹の話しや、6月に販売された
Aqua [the traditional] Flare[+innovative]のお話も詳しく書きたいのですが大分長くなってしまうので、、笑
直接私に聞いて下さい!
とにかく中村さんは熱かった!