"Parmigiana di melanzane"パルミジャーナ・ディ・メランザーネ Yumiko SAIMURA
ナスとパルミジャーノチーズのオーブン焼き。イタリアの代表的な家庭料理でもありますが、シンプルな材料で前もってスタンバイ出来ることから、イタリアでのレストラン時代の賄いでもよく作っていました。
南イタリアのカンパーニアやシチリア発祥の郷土料理だと言われますが、イタリア全土のお惣菜屋などにも見られるポピュラーな野菜のプリモピアットです。
ナスは1cmほどの輪切りにし、塩を振って10分ほど置きます。脱水させることで油を吸いにくくなりさっぱりと仕上がります。
水気をしっかり拭き取り、小麦粉をまぶし、少量のオリーブオイルとフライパンで両面を焼く。
【材料 4人分 】
ナス 2本 (日本のナスの場合4、5本)
トマトソース 約250g
モッツァレラチーズ 1玉
パルミジャーノチーズ 50g
バジル
オリーブオイル
トマトソースは湯むきした生のトマトから炒めた玉ねぎのみじん切りと岩塩、オリーブオイルとオレガノやバジルで即席に30分ほど煮込むか、トマト缶などを使う場合でも同じ材料で15分ほど煮込むと酸味が緩やかになり香り高いコクのある味わいになります。
1. 耐熱皿やアルミのバスケットにトマトソースを敷き、焼いたナスを敷き詰める。
2. ナスの上にトマトソースを塗りスライスしたモッツァレラチーズ→パルミジャーノチーズ→バジルの葉をちらす。もう一段、同じ容量で繰り返す。
3. 一番上にパルミジャーノチーズを多めに散らし、180℃のオーブンで15分〜20分焼き色がつくまで焼きあげ、お皿に盛り付けフレッシュバジルを添えて完成。
熱々でも、常温まで冷ましてから食べても美味しいです。焼く前の状態でスタンバイして冷蔵または冷凍もでき、焼きあげてから冷凍保存もできます。
赤ワインと一緒にぜひ、本格的イタリア料理を。