気まぐれでもいい!生わかめしゃぶしゃぶ。
定期的に参加している食事会の主催者の方に偶然お会いしたら、話の流れで、東日本大震災の復興を兼ねて生ワカメを食べたいということになった。 来年2021年で東日本大震災から10年、それなら今年も何かやりたいね、ということらしい。
震災支援で漁師さんの支援をしていたので、私が連絡をとってみることになった。いざ漁師さんに連絡を取る時になって、5年ぶりに連絡して「ワカメを食べるから復興支援」というのも、短絡的で恥ずかしいなと感じた。これって冷静な感覚だよね?
でもメールへの返信はすぐに来た。
「ワカメは送れます」という返事とともに、「高台に引っ越して1年が経ちました。今は別館があって泊まれる場所もあります。いつでも大歓迎」
AIや5Gといったニュースに振り回されている日々だけれど、浜では違う時間が流れているのだなと思った。
それと同時に、短いけれど温かいメールに懐かしい笑顔を思い出した。
そうだ、せっかくだから、浜のことやワカメのこと、当時のことを少しでも食事会で伝えよう! そう思ってパソコンのフォルダを探ったら、懐かしい資料が色々と出てきた。
苦労して生わかめを商品化したこと、放射能検査とかに頭を悩ませたこと、わかめ漁の船に乗せてもらったことなど、大変だったこと楽しかったこと、色々と思い出した。
思い出は宝物だー。
気まぐれで生じた企画だけれど、こうして少しでも浜のことに思いを馳せることが出来ただけでも良かったなと思う。