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イギリスからの欧州日帰りの旅:アムステルダム中央駅からRijksmuseum (アムステルダム国立美術館)まで

スキポール空港からアムステルダム中央駅まで、オランダ国鉄(NS)のSprinterという各駅停車電車で約20分。福岡空港を彷彿させる移動の利便性の高さを感じた。

アムステルダム中央駅で下車し、とりあえず駅の外に出た。ところが、東京駅を思い出す「美しい赤レンガ造りの建物」が見えないではないか!代わりに、私の前には運河が広がっていた。

最後にアムス中央駅を訪れたのは約9年前。こんな運河の風景みてないけど、私の記憶違い?」それとも「降りる駅を間違えた?ヤバい!」と一瞬気が動転したが、冷静に考えて「いや、間違ってはいない。前回もアムステルダム中央駅で降りた」と信じ、反対側(南口)に歩き進んだ。すると、9年前にも見たあの建物が視界に飛び込んできた。


アムステルダム中央駅

スキポール空港を出たのが午前10時で、アムステルダム中央駅に午前10時20分ごろ着いた。12時にRijksmuseum (アムステルダム国立美術館)入館の予定で、チケットはオンライン(下)で事前購入していたので、チケット購入で並ぶ必要はない。

でも、入館の予約の時間に遅れたくないし、余り時間もなかったので、20分ほどアムス中央駅周辺をブラブラすることにした。

アムス中央駅周辺
アムス中央駅周辺
アムス中央駅周辺

美術館周辺を訪れるのは、2007年以来。その時はゴッホ美術館に行った。残念ながらRijksmuseum (アムステルダム国立美術館)は改装工事中だった。

2003年からリニューアルのための全館休館に入ったアムステルダム国立美術館。しかし、リニューアルオープンの予定だった2008年を過ぎても計画は完了せず、実際にオープンしたのは2013年になってから。

https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio

美術館周辺に行ったのは随分前の話なので、位置認識が怪しい。だから、早めに移動した方がよさそうだと思い、Rijksmuseumに行けるトラム(2番と12番)の乗り場を探した。この乗り場は中央駅を出た目の前にあり、あとはトラムのチケット。運転手からも購入できると知っていたが、自動券売機で買った方が時短にもなると思ったが、券売機が見つからない(多分灯台下暗し状態だったと思う)。

念のため、駅内のInformationDeskに聞きに行った。すると、窓口の女性から「向こう側にある白い建物(アムステルダム市営交通(GVB)の窓口)でチケットは買えますよ」と言われ、その建物に向かった。

ところが、GVBの窓口は様々なチケットを買う観光客で込み合っていた。近くの女性スタッフに「トラムのチケット(1時間有効)はここで買えますか?」と聞くと、「買えますが、ご覧の様に長い列になっています。トラムの運転手から買ってみてください」と優しく対応してもらえた。

ということで、トラム乗り場に行くと、ちょうど12番が止まっていたので乗り込んだ。運転手がいる先頭のドアから乗り込み、「1時間チケットを1枚ください」と言うと、運転手が「機械が壊れています。」と(イギリスでもあるあるだなぁ~と心の中で呟いた。)「では、私はどうすればいいですか?」と尋ねると、「いいから乗っておきなさい」と言わんばかりの仕草をされて、所謂「タダ乗り」させてもらった。これはイギリスでもよくあることだけど、運転手の臨機応変な対応に感謝。まぁ、チケットを買いたくても買えないんだから仕方ないか。

今回は運河沿いをゆっくり歩く時間はなかったけど、トラムから運河を見ることもできて満足できた。

トラムから見えた運河


Museumpleinという駅で下車すると、なんと目の前にゴッホ美術館があるではないか!2007年前は多分徒歩でゴッホ美術館に辿り着いた気がする。アムステルダム中央駅からこんな容易にゴッホ美術館に行けたとは、驚いた。今回は時間の関係で、残念だが、ゴッホ美術館に行かなかった。


ゴッホ美術館

さっ、ここからRijksmuseumに行くには、「どっちの方向に進むか?右?左?」を確かめるために、近くのベンチに座り、GoogleMapをにらめっこ。私は面倒くさがり屋で、歩きながらGoogleMapを読むのが好きではないし、得意ではない。旅では何時も親友たちが頑張ってくれる(感謝)。

ベンチに座って位置確認中

でも今回は一人旅。頼れるのは自分だけ。「よし、こっちの方向に違いない!」と判断し、歩き進めた。なんかいい感じ、Map上Rijksmuseumが近づいているではないか。さぁ、ここで、最後の確認作業「誰かに聞く」。これが面倒くさがりの私が、時間を節約したく、確実に到着するための手段「人に頼る」。これは、「一人旅の人恋しさ」からもしれないけど、「誰かと話したい」からかも。


向こうのほうから、若い女性3人組が歩いて来たので、この人たちに聞いてみよう!と声をかけた。「すみません。皆さんはLocalの方ですか?」「ええ、まぁ」「この地図のRijksmuseumに行きたいのですが、ここからどう行けばよいですか?」「あっ、その美術館でしたら、あそこに見えますよ。」なんと、Rijksmuseumが少し離れたところに見えるではないか!

Rijksmuseum

この女性3人組のお陰で、Rijksmuseumに着実に到着できた。3年前に行きたかった場所、行ける寸前で行けなくなった。コロナ禍にいつか行ける日をずっと夢見て、その日を待ち続けたこの3年。やっと「行きたい場所のひとつ」に辿り着けた。


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