ドイツの旅:ケルン近郊「ブリュールBrühl」で世界遺産巡り
往路の飛行機の大幅の遅延で、1日目の予定がほぼ全てボツとなったケルンの旅が始まった。
2日目は、マインツ(Mainz)にICで日帰り旅行をする予定にしていた。マインツのを見たかったが、これは次回ドイツへ来るときまでに楽しみをとっておこう。
そこで、1日目に行く予定だったブリュールBrühlに変更。ブリュールはケルン中央駅から電車(RE普通列車)で20分弱でとても行きやすい。
ブリュールBrühl駅に到着したら、駅の真ん前に今回の旅の見どころの一つは、ブリュールBrühlにある「アウグストゥスブルク城(世界遺産)」を訪問することだ。アウグストゥスブルク城はブリュールBrühl駅の目の前にあるので、駅を出て少し歩くと、この建物が目に入ってくる!城の美しさに目を奪われた!昨日の怒涛の移動の疲れが一瞬で吹っ飛び、「あ~頑張ってきてよかった~」と心から思った。
ちなみに、「この城はケルン大司教呉雌・アウグストが建てた豪贅な宮殿。ロココ様式の宮殿で、西ドイツのボンが首都だった時代は、国賓を迎える迎賓館として使われた」そうだ。
まず、城の周りをブラブラしていたら、この様な素晴らしい庭園が城の後ろに。季節は8月で花も綺麗に咲いていてラッキーだった。
庭園を観賞した後、正面に戻り、Informationデスクにチケットを購入しにいった。そこで分かったのが、城への入場は「ガイドツアーのみ」で時間が指定されていた。写真撮影は大丈夫だった。
幸運にもたった今グループツアーが始まったばかりで、親切な受付の人が、「今グループに参加できますよ。行きますか?」と。「はい、お願いします!」と答え、入場料9.50ユーロ(2022年8月時点)を払い、その受付の女性が私をそのグループまで連れて行ってくれた。(有難い)
そのグループツアーは、階段の間にいた。この階段の間はそれはそれは美しく圧巻!
ロココ様式はとてもメルヘンチック。この建築デザインを見ながら、レースがひらひらした可愛い可憐なドレスが頭に浮かんだ。
階段の間を通り抜けると、Speise Und Musiksaal(Dining And Music Hall)の部屋に入る。
そして、Kabinett(Cabinet)へ。
部屋を歩き進むと、突然「青のタイル」の部屋が現れた。今まで、暖色系の暖かい雰囲気の部屋が、突然寒色系の涼しいタイルの部屋が続く。どうもこの部屋は「Sommer Speisesaal(Summer Dining Room)」らしい。つまり、夏に使う部屋なのだ。今までの部屋との違いに驚いた。壁一面のこの青いタイルを見ながら、ポルトガルで見た「アズレージョ」を思い出した。
まとめ
アウグストゥスブルク城(世界遺産)は、ブリュール駅のすぐ目の前。ブリュール駅へは、ケルン中央駅から在来線の普通列車で20分ほどで到着するので、とてもアクセスが良い。
アウグストゥスブルク城の南には広大な庭園があり、その先の並木道をさらに1kmほど歩くと、もう1つの世界遺産である別邸ファルケンルストに着く。時間の関係で今回は行けなかったが、次回機会があれば。
でも、アウグストゥスブルク城と庭園の観光だけでも、大満足。
そして、ケルン中央駅の目の前には、これまたドイツを代表する世界遺産ケルン大聖堂があるので、1日で2か所の世界遺産を無駄なく回ることができるので、とてもオススメ。フランクフルトからケルンまで足を延ばしてはいかがでしょうか。
ケルンのその先(ベルギー方面)にもおすすめの街があり、そのお話しはまた後で。