『20代の自分にあったら伝えたいコト(4)』学び続けなさい
この記事は↓の続編です。もしご興味がありましたら、読んで頂けたらと嬉しいです。
この『20代の自分にあったら伝えたいコト』シリーズは実は、今の自分自身に向けた言葉でもあります。
自分の興味や関心に目を向ける
好きだったり得意な分野を極める
高校の勉強は、受験に関係する5教科7科目を広く浅く暗記中心のスタイルでした。私は、「短期記憶力」がどうも強くないようで、莫大な情報を暗記して臨む試験はとても苦手でした。
残念ながら、当時の大学入試は暗記した知識をでどれだけ多く問題に正解できるかでした。しかし、イギリスでの教育(学んだ知識から深く考える方法)に触れ、今から考えると、「この暗記型試験は私には向かない試験方式だった」と思います。
例えば、本来はとても面白いであろう社会や理科であっても、兎に角莫大な情報の暗記。その暗記した情報から深く議論する機会もなく、「その知識はあっても、だから何?」の状態です。
その当時「数学(問題解決)」が好きだったんだなぁ~と、今だからわかります。「自分の好きな学習スタイル(暗記ではなく考えるコト)と得意が何か」を知っているからです。学習スタイルと得意分野は繋がっていますね。
脳機能的に不得意な分野(私の場合暗記中心の教科)などを頑張って極めようとしても、時間が勿体ないと思うのです。それよりも、自分が「面白い!もっと知りたい!」と思う分野を大人になって極めたいと思います。
ただ、高校時代色んな教科を学ぶ機会があったから、そのコトに気が付けたんだと思います。だから、どんな学びも無駄ではありませんね。
好きな興味のある分野を学んでいるときは、「学ばされている」の受動的な姿勢ではなく、「学ぶ!」という能動的な積極的な姿勢になると思うからです。
幸運にも、今はYouTubeで自由に知りたいコトを学べます。高校時代授業中退屈だった「世界史(年代と事件のペア暗記)」をYouTubeで世界中の専門家から英語で学ぶことができ、楽しいなぁ~と感じています。
英語は自分の世界を広げる大切な道具のひとつですよ。(英語の話はまた別の記事で)
最終学歴までが勉強する時期ではない
誰かに「勉強する時期は、高校や大学まで」と言われたら、それは違う!と思ってください。確かに、高校生や大学生のやるべき事は「学校に行って勉強すること」です。
私は、「勉強は一生を通してするものだ」と思っています。高校までは、「学習指導要領」で決められている教科や内容を全ての高校生が広義に勉強します。大学では、自分が学びたい専門分野を狭義に勉強します。
では、「学生ではない」人たちは、何を学ぶのでしょうか?その分野は、自分のキャリアアップを助けるモノだったり、趣味から文化や芸術的な分野だったりと。今までの人生で気が付いた「自分に必要なこと興味があること」から自由に勉強することができるのです。
特に、インターネットが普及して以来、この世界の変化を凄まじく感じます。今イギリスの大学で働いていますが、毎年毎年何かしら変化があり、新しいコトを学ばないと、その変化に対応できなくなるのです。
でもその変化をマイナスに捉えるのではなく、
「新しいコトを学ぶきっかけ」
「自分の能力を引き上げてくれるきっかけ」
「自分では気が付かなかった潜在能力の発見」
とポジティブに捉えたら、「その変化を自分なりに利用することができる」と思うのです。
実は、その新しい学びが、私達に新しい出会いや機会を与えてくれるかもしれません。新しいキャリアが生まれるかもしれないのです。
未来は誰にもわかりません、だから、不安なのです。
でも、「将来自分が手にしたいチャンスが突然現れた時に、それを手にできるかどうか」は、「いかに自分を成長させそれを手にできる自分になるよう準備しておいたか」だと思います。
身に着けた知識や経験は裏切らない
生活の中で、人間関係で悩む時も多々あります。多くのストレスの原因は「人間関係」からくるそうです。私も例外ではありません。
今までの人生経験から、私が卒業していく教え子たちに送るエールの言葉
「長い人生の中、もしかしたら貴方を傷つけたり、裏切ったりする人々と出会い、悲しい気持ちになったり、ストレスを感じたりするかもしれません。でも、貴方が得た知識や経験は絶対貴方を裏切りません。貴方の心強い同士となり、貴方の心を強くしてくれるでしょう」