もしコミュニケーションが下手だと思うなら、手始めは鏡を見ることからはじめよう
大好きな茂木健一郎さん。
以前、東京のあるイベントでお目にかかりました。
茂木さん本人もとても興味深い方でいしたが、茂木さんの著書が、とてもわかりやすくて読みやすくて好き。
今でこそ脳科学の話が大好きで、色々な本を読んだり調べたりしていますが、最初のきっかけは茂木さんの本で「脳ってこんなに単純なものだったんだ!へ~~~」とびっくりしたところからでした。
そんな茂木さんのご著書で好きな本のひとつは、「化粧する脳」。
この本を読んだ時に感じたのは、だから女性は強いのか!ということ。
平塚らいてう「元始、女性は太陽であった」
ではないですが、自ら生き、自ら考え、自ら動く。
元来女性は、生き生きと自らの意思で動けるもの。
なんですよね!
平塚らいてうの時代は、”だからこそ女性よ、立ち上がろう”だったけど、
今はもう女性の方が、立ち上がろうどころか、ちょっとゆっくり座ろうぐらいのすごいパワー!(少なくとも私の周りはそんな女性ばかり笑)
なぜ女性はそんなパワーがあるのか?
それはやはり、女性本来のコミュニケーション能力の高さがあるからじゃないかな~。と、化粧する脳を読んで思いました。
女性は、お化粧をすることで、自分は相手からどう見えているか?自分の良さを相手に伝えるにはどうしたら良いか?
そういう意識が無意識に働いています。
だから誰にも会わないと分かっている日は、とたんにノーメイクで一日過ごしたりってことありますよね。
女性は”人に見られることが前提”なので、いかに自分を良く見せるか。。。という観点で鏡を見ます。
常に人から見られていることを、無意識に意識し、どうやって他人と共存していくかを本能的に考えられるのが女性。
だから、お化粧によって女性はコミュニケーション能力が強化されていくのですね。
男性は?
一日のうちで鏡を見るのは、朝の髭剃りやお手洗いに行った時ぐらいという方は、多いのではないでしょうか。
ということで、もし今、自分はコミュニケションが下手だなーと思っているのなら、 やってみたらよいこと。
最初の一歩です。
人と接しなきゃと思うとストレスがある方は、まず、一日何回も自分を鏡で見るところから始めましょう。
鏡を見て、人から見る客観的な自分をまず意識するところから!
ここが大切です。
人から見る自分を意識できるようになると、自然に表情も変わってくるはずです。
以前、こんなお話を読みました。
「面白いこともないのに笑顔になんかなれるか!」
と思っていたある男性。
でも、「自分から笑顔になると、笑顔になれることがやってくる」
なんて話を聞きました。
「うそつけーー!」
と思ってはいたけれど、でも今までと同じだったら
自分の人生はずっと同じ。
だったら、笑顔になってみようかと。
しかし、今まで笑顔じゃないのに、急に笑顔になれません。
だから、一つルールを作りました。
「リビングに置いた鏡の前を通るときは必ず一度止まって、
笑顔を作って通る」
筋肉痛になりながらも鏡の前で笑顔を作っていたら、そのうち
「あれ?これ自分?」と思える笑顔ができるようになりました。
そうなると人にも笑顔を見せたくなる。
家だけじゃなく、外でも鏡の前で笑顔を作るようになり、
コンビニでもスーパーでも、どこでも人に笑顔を向けることが
できるようになり・・・
そうするうちに、どんどん周りの人たちが自分の笑顔につられて
笑顔になっていました!
自分がちょっと意識してやってみただけで、
いつのまにか自分も周りも幸せになってた!
そして分かったこと。
自分が笑顔でいることが、自分の人生を幸せにするコツなんだ!
ということでした。
(みやざき中央新聞 2015.7.20号より)
私も笑顔になれなかったときに、同じように筋肉痛になるまで笑顔を向けていた経験があるので、このお話すごくわかります。
人から見る自分を意識し、自分から笑顔を向けることができるようになること。
これが、自分も人も幸せなコミュニケーションになる、最初の一歩ですね。