モロッコ旅⑯ 〜ラクダに乗って夕日を見に行く〜
【前回の記事】
2019年12月31日。今年最後の夕日を見に行こう。
【ラクダライド】
砂漠の砂埃に備えてスカーフを巻いた。とりあえず形から…
ラクダに乗るのは2回目で、初めては去年のエジプトだった。(エジプトのラクダライドは詐欺が多いので注意が必要だ。)
ラクダに乗る時は、まずラクダが座った状態でそこに跨る。するとラクダは後ろ足から立ち上がる。その時に結構な勾配で前に傾くので、しっかりレバーを掴んでいないと転がりそうになる。
先輩の鞍のセッティングが左に傾いていたらしく、乗りずらかったんだそう。こんな所にも当たり外れがあるんだな。
出発!
違う団体さん。
だんだん砂丘が近づいてきた。
【余談・エジプトでのラクダ詐欺】
私が初めてラクダに乗ったのは去年のエジプト、ピラミッドのふもとの辺りだった。ガイドさんの知り合いのラクダ飼いに依頼し乗せてもらった。料金は確か30分で1人20米ドルだったと思う。正直、高いな…と思ったが、旅の思い出だと支払った。
私と旦那がそれぞれラクダに乗り、ガイドは乗り場で待っている感じだった。途中でこんな素敵な写真も撮ってくれた。
朝早くてまだモヤが立っていたが、うっすらとピラミッドが写っている。で、この時、旦那がラクダ飼いの方にチップを要求されていたらしい。写真を撮ったのだからチップをくれと。
旅行中、お金の管理は基本的に私がしているので、夫はお金をたまたま持っていなかった。なので持ってないよ、と言ったらしい。
(2019年の初日の出はピラミッドから)
そして、30分経たないうちにラクダ乗り場に戻ってきた。絶対に約束より短い!ま、こういう事は多々ある事だ。そして、ラクダから下ろしてもらった時にまたチップを要求された。その時はガイドが近くにいたので、ガイドさんが注意をしてくれて払わずに済んだ。
このガイドさん、名前はアブさんと言う。アブさんは私たちを大切な自分のお客様と考えてくれていて、失礼なことをしないでくれと伝えたそうだ。また、アブさんは出来るだけ多くのチップを取ろうとする事も嫌っていて、エジプトの観光産業において直さなきゃいけないと話してくれた。
私たちはアブさんのおかげで詐欺にあわずにすんだので良かったが、アブさん曰くこんな詐欺があるらしい。
まずは観光客は通常の金額でラクダに乗せてもらう。(10ドルとかだと思う)そして、ラクダに乗ってお散歩して写真を撮って…またラクダ乗り場に戻ったところで50ドルとか100ドルといった多額のお金を要求される。彼らの言い分はラクダから下すための料金は別なんだそう。
ラクダは乗ってみると凄く高くて、そこから降りようものなら怪我をしていまうかもしれない。実際に日本人は100ドルは支払わなかったとしても、20ドルまで下げてやると言われ、そのくらいの金額だと払ってしまうそうだ。
エジプトの公務員の最低賃金が13,000円だそうで、そこでの20ドルは結構な金額だ。エジプトは観光客を狙った詐欺が多いく、このことも日本からエジプトへの観光客が減少した理由の一つである。
そして、エジプトに変わって治安も政治も比較的安定しているモロッコへの旅行の人気が高まってきている。
エジプトとモロッコを比較すると、確かにモロッコの方が安全だと感じた。(エジプト旅行の方が自由度が高いツアーだったので単純に比較はできないのだが…。)それは事実。なのだが、エジプトには他のどことも変えがたい魅力がある、それもまた事実。
この手の詐欺には充分に注意をして頂いて、その上でエジプト旅行は最高なのでお勧めしたい!
【夕陽鑑賞】
話はメルズーガに戻して…
のっそのっそと一定のリズムが心地よい。
映画のワンシーンの様な写真!
逆光バージョン!
男の子が写真を撮ってくれたんだけど、凄く上手で良い思い出になった。
途中でラクダから降りて最後は足で歩く。もうすぐ日が暮れる。
2019年も良い年になった。
まるで教祖様のような先輩の後ろ姿!