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モロッコ旅行⑮ 〜砂漠ツアー後半とランチ〜
【前回の記事】
メルズーガ大砂丘を4wdの車でツアー中!ノマドのお母さんの家に行きお茶を頂いた。そして、その後…
【古い村】
お母さんの家を出発して、次は古い村の跡地に行った。
車からの景色だ。家の基礎部分が残っている。電線が引かれているので、少し前まで実際に住んでいたのだろう。
砂漠の真ん中に集落があるのだが、100棟くらいはあるような規模だ。電線も引かれているのに、今はもう住んでいない理由はなんなんだろう。水場が無くなったからかな?もともと軍事基地とかだったのかな?などと考えていた。
こんな砂漠の真ん中に電線まで引いて暮らす理由ってなんなんだろう。
この集落を見渡せるような小高い丘に、集会所だったのか監視目的なのか大きな建物の跡がある。ここには沢山のツアー客がいたので、メルズーガの人気の観光スポットなんだろう。
(写真の中央に小さく見えるのが集落)
(地下室の跡)
【砂漠ツアー終了…?】
ちょっとアレ?な事があった。ツアー内容にはこの後にオアシスの街を見て、レストランでランチBOXを食べる。13時ごろホテルに戻ると書いてあったのだが、12時を過ぎた辺りからハッサン(ドライバー)がソワソワしだした。
結局、予定を大幅にカットされ、ホテルに戻る事になった。ハッサンは
「この車は友達の車で、早く返せって友達に言われている。だから、ホテルに戻るよ!」
ん???
ま、そう言う事らしい。
そう言えばハッサンはこの跡地に来た時、俺も初めて来た!写真撮って〜と言い、はしゃいでいた笑 要するにハッサンはこの年末年始の繁忙期につき、お手伝いしていた単なる助っ人ドライバーだった。
(自生しているエアープランツ)
ハッサンはツアーの終始、何度も先輩ドライバーに何かを尋ねていた。きっと道を聞いていたんだろうなと思う。
担当者が誰になるかで旅の満足度はガラっと変わってしまうものなんだなと実感しつつ、日本の様に整ったサービスを受けられないすら事もアフリカ旅行の醍醐味の一つかもしれない。この適当さがある意味良いかもな。プラン通りの全ては体験できなかったが、楽しかったのでまぁよしとしよう。
植物が日本と全然違くて楽しかった!
ホテルに戻って記念撮影。ハッサンありがとう!先輩はFacebookでハッサンと繋がって、写真のやり取りをしているそうだ。
【ホテルに戻ってランチ】
本来は砂漠ツアー中にランチBOXがある予定だったが食べられず、急遽ホテルがランチを用意してくれた。
タップリの野菜の下に鶏肉が入っている。カレースパイスのようなもので味付けされている。砂漠を目の前に食事するなんて最高だ!
・食べ終わる頃…
ホテルの前にラクダさんが集まり出した。
可愛い!夕方にはラクダに乗ってサンセットツアーが予定されており、きっとその為のラクダさんだろう。
【砂丘へ】
夕方のツアーまではあと2時間強あった。部屋でゆっくりするのは勿体ないので、お散歩がてら砂丘を歩くことにした。
先輩は今朝方、一人で朝日を見に砂漠を歩いていたらしい。帰り道が分からなくなってひどく焦ったそうだが、明け方の砂漠を歩く事がどれ程大変かは後ほど私たちも体験するので、次の記事で書くことにする。
・ここからが砂丘
ホテルを出て5分ほど歩くとこの様な景色が広がる。ここが砂丘との境目だ。この辺りはまだ地面が硬く歩きやすい。
徐々に砂の層が厚くなっていくのがお分かり頂けるだろうか?
・大失敗
先に失敗した点をお伝えしたい。それは靴!動きやすい様にと、ナイキのランニング用の靴履いていた。ランニング用の靴は通気性を高めるため、足の甲の部分がメッシュになっていたりする。失敗というのは、そのメッシュ部分からサラサラな砂漠の砂が靴の中に入ってくるのだ。
尋常じゃない量の砂が入ってくる。爪先がどんぉん圧迫されて折れそうだった。結局、靴は脱いで靴下で登ることにした。
家訓!砂漠にメッシュの靴は厳禁!
・頂上へ
それでは早速、砂丘に登ろう。
砂丘の表面は常にうねっているので、歩く時は尾根を歩く。尾根にはバギーのタイヤの跡や足跡が残っている。ラクダの足跡も。
高いところまで登ると砂丘が遠くまで広がっているのが見えてきた。壮大な景色だ。風が触った吹き抜けて気持ちよかった。
ここまで全力で歩いて40分くらい。もうすぐ頂上に着く様に見える。この時、私ももう少しだ!と思っていたが、頂上に着くとその先に本当の頂上があった。
えっ!まだあるのか…
山、また山…。人生観を感じた瞬間だった笑
気持ち良かった。物が溢れるこの時代、何も無いっていう贅沢。ほとんどの生物が生きられないこの場所はとても無垢な感じがした。
私たちは明日、2020年の初日の出をこの場所から見る予定だ。令和で最初の初日の出、思い切ってここまで旅をしに来て本当に良かった。
【この時夫は…】
アフリカ旅行よろしく。案の定、お腹を壊し始めていた。3人が同じものを食べていて、夫だけがお腹を壊していたので、原因ははっきりわからない。けど、歯磨きの後のうごいの水かな?と思っている。水道の水を使っていたらしい。私はうがいもペットボトルの水で行っていた。
雨の少ない地域だと水道の水は基本、ストックされた水なんだそう。地元の方は子供の頃から飲んでいるので問題ないが、私たちは絶対に口に含んではいけない。去年、エジプトにも行っていて、そのくらい知っているだろうに、なぜ、油断したんだ。
この時点ではまだお腹が痛いんだよな〜くらいだったが、翌日からは…笑 自業自得ですよ、まったく!!
では、そろそろホテルに戻ろう。ラクダツアーの時間だ。
(私が撮ったお気に入りの写真)