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モロッコ旅① 〜はじめに〜

ドイツの冬

私が住むドイツの緯度は北海道と同じくらいらしい。茨城で生まれ上京してからは東京に住んで来た私にとって、ドイツの冬はどれ程寒く厳しくなるのだろうかと不安だったが、ここ数年は温暖化の影響なのだろうか暖冬が続いているそうで、気温的には茨城の頃と同じくらいだなと感じている。長年ドイツに住んでらっしゃる先輩たちは「ドイツの本当の冬はこんなものではない!」と口を揃えておっしゃる。何はともあれ気温に関してはそれほど苦は無く過ごせそうだ。

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気温は!我慢のできる程度なのだが、私が1番辛いのはどんよりとした天気である。日本の梅雨の曇り空の様な日が続くのである。私が結婚式を挙げた年の梅雨は長梅雨だったのを覚えている。連日ニュースでは本日で◯日連続の雨模様ですと放送されていた。まさにドイツの冬のお天気は毎日がどんより曇り空。

年末年始は天気の良い所へ!

今年で2回目のドイツで迎える冬、年末年始には2週間強のお休みを取れる。18年末の旅行でエジプトに行った。人生で一度はエジプトに行きたいと思っていたが、去年エジプトを選んだ理由は第一に暖かくお天気が良い事、第二にヨーロッパの文化とは違う事であった。それはそれは素晴らしい経験で、アフリカ大陸の自然は実に偉大だった。そして初めて触れたイスラム文化圏は興味深く、全く違う価値観に多くを学んで帰ってきた。

この経験から今回の年末年始、冬の旅行もアフリカ大陸のどこかにしようとしたのだが、次はモロッコだろうとなった。

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とにかく最高だった!

旅には失敗はつきものである。今回もあーすれば良かった、こーすれば良かったと思う事は沢山あったが結局のところ最高の旅だった。

私たちの旅の日程はカサブランカの空港に着いてからフェズ 、砂漠、遺跡、マラケシュなどを巡る時計回りのコースだ。移動は専用車を借りて英語を話すドライバーが1人…着くはずだった。(結局、ドライバーさんは英語が苦手な方で、終始コミュニケーションをとる事に苦労した。)が、言葉の問題はありながら、とても優しいドライバーさんだったので楽しく旅ができた。

モロッコ旅は名所を回ろうとすれば長時間の移動は必須だ。朝8時から夜まで移動の日が2日程あり、日程表を見た時は嫌だな〜と感じたが、実際は飽きる事が無かった。道すがら観光地に寄ったり、フォトスポットに寄ったりするし、それに窓からの景色が最高なのだ。

例えば、地層がはっきり観察できる箇所があり、こうして山河は生まれるのか!と、学ぶことができた。そうしていると、今度は全く違う地形が出てくる。アトラス山脈を越える辺りはドライブするだけで感動の連続で、全てをGoProで記録しておきたい程だ。

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まとめ

今回の旅は日本から友人が参加してくれる事になっていた。日本は仕事納めがドイツより遅いので彼の到着は28日で、21日から休みだった我らは実は旅の前半をポルトガルで過ごしていた。なのでおおよそ2週間の旅と前記したが、内訳はポルトガルに5日、モロッコに10日であった。

ポルトガルに関してはまたいつか書くとして、このシリーズではモロッコの旅について書いていこうと思う。


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