モロッコ旅⑲ 〜アイドベンハッドゥ、そしてマラケシュへ〜
【前回の記事】
1月1日、メルズーガからトドラ渓谷に移動した。
https://note.com/yumiko_n/n/n6eb4f9732b94
【世界遺産アイドベンハッドゥへ向かう】
1月2日、朝8時。トドラを出発。朝焼けに更に赤くなったトドラの山、荘厳な景色だ。お宿からの景色。
・出発
3時間くらいの移動にはもう慣れてきた。
我が旦那だが、前日が食あたりのピークでこの辺りから元気を取り戻しつつあった。アフリカ旅、口にする物への油断は禁物だ。
・ワルザザード
ワルザザードは映画など砂漠シーンの撮影場所として有名な土地だそうだ。ここで撮影された映画にはハムナプトラ、007、スターウォーズなど(旅行雑誌の情報)
ワルザザードでベルベル民族ショップへ立ち寄った。ミュージアムと民族ショップを兼ねたお店。
置物、仮面、食器、アクセサリー、武器?好きな方にはたまらんだろうな。我が家では玄関マット用にベルベルカーペットを購入。
・アイドベンハッドゥ
遺跡近くのパーキングに車を止めて歩くこと数分。(今日は青いニット帽のハッサン。)
見えてきたアイドベンハッドゥ!
隊商交易の中継地として栄えたこの地にはカスバと呼ばれる邸宅が数多く建築され、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いたのがアイット・ベン・ハドゥの集落である。孤立した集落であるがゆえに、盗賊などの掠奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっている。敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかなく、通路は入り組んでおり、1階は窓がなく換気口のみである。また、外壁には銃眼が施されている。集落の最上階には篭城に備えて食料庫がある。
本当に映画に出てきそうな風景だ!と感じた。笑
・中の様子
未だに数家族はここで生活をしている。なので観光経路は決まっていて、侵入禁止になっている所がある。
遺跡の下の方はお土産屋さんが沢山!
偽物にはご注意を。
アイドベンハッドゥは上に上に細い通路を進んでいく。
こんな所や…
こんな所。
Wikipediaの説明通り、敵の侵入を防ぐ為に道は入り組んでいて狭い。他の都市のメディナと似ている。ただここはハッドゥ一族が築いた集落、かなり有力な一族だったんだろう。
遺跡のすぐ近くに小高い丘があって、よく見ると少人数ながら観光客がいる様だった。500メートル位歩いた所だ。
ナイスフォトスポット!!
光も順光でばっちり。
ここの足元なのだが、ソーダ先とか石英とかがわんさか落ちていて大地の強さを感じた。
そうそう、生活に水は必須なのでどこの集落の周りには必ず川が流れていた。ここもそうだ。私たちは大きな橋を渡って来た。
川の周りには緑や家がある。
こちらはそれ以外の景色。
所々にオアシスなのか、小さな池が点在していたがその程度で生きていくには厳しい環境。モロッコで数々の景色を見てきて、生きていける環境って当たり前じゃないんだなと感じた。
では、遺跡に戻って頂上へ向かおう。
一月でも昼間はニットで過ごせるくらいの陽気。
頂上付近は凄い人!
フォトスポット!でも本当は反対側から撮って、城下の景色を写すのが正解らしい。
・頂上!
本気!
…肝心な食料貯蔵庫の跡を撮るのを忘れてました。
アイドベンハッドゥは伝説とか物語に出てくる様な所だった。そんなに広くはなく2時間あればゆっくりと観光できる。
【マラケシュへ向かう】
これが最後の移動、ワルザザードからマラケシュへ向かう。
マラケシュまでは平坦な道ではなく、アトラス山脈を越える。3時間半と書いてあるが実際はもっとかかった。
・ランチ、アルガンオイル、バナジナイト
途中、ハッサンは知り合いのラストランに連れて行ってくれた。
お野菜たっぷりで嬉しい食事。1人1500円くらいだったと思う。
あとはツアー表に載っているアルガンオイルの工場にも行った。
アルガンオイルの作り方を英語で説明してくれる。
アルガンオイルは加熱と非加熱があって、食べるのは加熱、コスメ用は非加熱が良いそうだ。
このアルガンオイル屋さんはアトラス山脈の麓あたりにあって、トイレも寄れるサービスエリアの様な感じなんだと思う。同じ敷地に鉱物屋さんがあって、品揃えが凄かった!店頭に並んでる物の品質はまぁまぁだが、たまに裏から出してくる石は良い物だった。
買ったものはこちら。モロッコといえばバナジナイト!六角形の結晶が素晴らしい。
・最後のアトラス越え
日が沈んだ頃。写真だと伝わらないのだが、足が竦むほど高い。
凄いパワー。地球って大きい。
夜9時、マラケシュに到着した。Google翻訳でハッサンがマッサージをくれた。有難い。
では次回はマラケシュ観光の記事を書きたいと思います。ご覧頂きありがとうございました!
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