センサーが不公平に働く社会構造
この文章は、こちらの記事より。
https://news.yahoo.co.jp/.../9958822a318caaf0b3cc6792e399...
自分がマイノリティ側にたったときにはじめて見える構造
自分がマイノリティ側にたったときにはじめて見える構造について、2019年に出会ったイスラエルの方はそれを「目の前にずっとあったカーテンが急に上にあがっていく感覚」と表現していました。
昨年度お会いしたインドの方は写真の「権力の車輪(WheelOfPower)」で表現していました。
この記事の方はそれを、「透明な自動ドア」と表現しています。
マジョリティにとっては自動ドアが開く恩恵
透明な自動ドアはマジョリティ性の多い人は自動ドアが次々と開く恩恵を受けているけど、マイノリティ性が多い人の場合は歩いていても自動ドアが開かない場面にたくさん出会う。努力してもなかなか前に進めずドアを自力でこじ開けなければならない。「センサーが不公平に働く社会構造」に気づく。ということがこの記事に書いてあります。
先日ウェルカムベビープロジェクト部内のミーティングでは、私は「逆矢印」で表現しました。(この写真のひどい図。笑)
もともとこう生きたい、こっちに行きたい、と自分が持っている矢印に対して、産後は何かとコントロールできない心身の状態、移動の環境(エレベーターの位置から持ち物多さまで)、働く環境、伴って変わる経済的状況・・・と自分に向かって逆矢印が複数同時に向かってくる。
暴風雨の中で逆風に向かって傘を開いて前に進もうとする姿をつい数日前も街中で見かけましたが、まさに身を守ろうと傘はひらこうとするけど逆風が強すぎて動けない。傘はもう諦めよう。道を渡ることを諦めよう。この持ち物を諦めよう。今日の●●を諦めよう。と一つ一つ諦めていく。
でもそう諦めなくていいようにしよう。
そのために街の人たちと一緒にWelcome!というあたたかい空気をつくったり一つでも逆矢印が減る環境をつくっていこう。混乱の中で自分を表現できる言葉が見つからなくなるし失っていくときに、存在そのものを受け止め合える関係性や場をつくっていくこう。そんなことをしていく10年にしていこう。
と、自分の中でも再確認した時間でもあり、スタッフ一人一人が語る自分自身の想いやプロジェクトとの出会いにぐっと心動いた時間でもありました。
次この話をするときはこのマシュマロみたいな絵ではなく、自動ドアにしようと思います。笑
インスタ:@welcomebaby_project