【ボストン研修10日目:バブソン大学初日~メンターシップとリーダーシップについて】
研修10日目、3週間目の月曜日になりました。5日間の外出禁止(最低限の散歩と買いだし以外)が解かれて、久々に人々と会うことができます。今日から一週間バブソン大学という大学での研修がスタートしました。バブソン大学はアントレプレナーシップ教育(起業教育)の名門として知られていて、U.S.News & World Reportの世界ランキングでは、アントレプレナーシップ部門で26年間連続トップを獲得しています。詳細はこちら。(ちなみに、起業家に関するグローバル調査(Global Entrepreneurship Monitor、バブソン大学とロンドン大学ビジネススクールが1999年から実施)では、日本の起業家指標は最下位です。)
バブソン大学の「ExecutiveConferenceCenter」というところで、全米の企業の中での役職・役員などになっていく人達が集まり、一緒に1週間チームになったりみんなで講義を集中的に受けていきます。合計22人での参加。アメリカに住んでいても、生まれを聞くと、アイスランド・カナダ・インド・ブラジル・・・といろんな国々で幼少期を過ごし、アメリカに来ていることが分かります。
朝7時半にUberで向かいました。郊外を横目に、ひたすらまっすぐ。
朝からみっちり90分授業多数。しかも、ほとんど双方向だったりワークショップです。たくさんのワークがあり、ひたすら自分と向き合い、他の人の問いや語りから学びます。
その中で渡米前に何人かの方にご協力いただき自分についての振り返り書いてもらったのですが、それも一人ずつ印刷された状態で今日渡され、静かな環境で読みました。正直ここまで泣くとは思わないほどに廊下で泣いていました。本当に一生の宝物を得たような気持ちです。
バブソン大学で学んだこと
・自分のまわりにメンターをたくさんもつことが大事。
・メンターシップは、上司、部下、直属以外、社外の仲間など様々な関係性、濃度がある。特にインフォーマルな関係性ほど、仕事にいい影響を及ぼす。
・そのメンターの分野は閉じていないか。メンター同士の関係性が重なりすぎていたり逆に全く重なっていないということはあるか。みんながかぶっていると危機の時には強いが平常時変化をつくるときは弱い。
・先行きが不透明な状況が可能性がある
。自分の中のWhyを明確化➤アクションプランを考える
・何故という問いに対して解決先を考えていきます。・
・マネジメントと起業家マインドとの違いがある。わかりやすい明確なゴールがあり、そこに向けて過去のいろんな材料をもとに計画をたてていくのがマネジメント。起業家マインドは、何が起こるか今ある材料で考える。どちらがよい悪いではない。時と場合によって使い分ける。
・リーダーは、(というより、どの人も)常になにができていないかに多くの時間を使いすぎてしまっている。
などなどたくさんのワークを組み合わせながら進みました。
最後の2時間はケース会議。ひたすらグループに分かれて一人一人の持っている課題(ケース)をみんなで議論をします。