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イスラエルからの訪問

Adiさんとの出会い、コロナ禍での交流


昨日はイスラエルからAdiさんが来ました。
2017年に1週間イスラエル政府招へいプログラムで日本から他数人の女性起業家の方々と訪問したのですが、その時にAdiさんがイスラエルを案内をしてくれました。日本に住んでいたこともあり、日本語がとっても上手。そのときにこまちぷらすの活動を大変気に入っていただき、以降、毎年Adiさんが年間20-30人ほどこまちカフェにイスラエル人を来てくれていました。(コロナ前まで)

コロナ3年を経てようやく再会。そのブランクのあった3年もオンラインで一緒にお菓子を開発したりイスラエルの教育についての3回シリーズ講座を開催してくれたりとずっと途切れず交流を続けてきました。

(関連する過去のnote記事)

 

過去の交流の様子


課題は自分達の固定概念がつくることもあるので、そこへの小さな風穴をあけていくチャレンジを、この横浜の、戸塚の、小さなカフェで続けてます。

昨日の話


adiさん@こよりどうカフェ

・イスラエルも日本もそれぞれによいところがある。
 今回も3週間滞在しても思ったし、イスラエルからのお客様を数人ガイド 
 して思った。
 イスラエル人は日本の「文化」、特に人の在り様に感動をして帰ってい
 く。
 order:整っていること、順序だてて進められること、
 considerate:(思いやり)をもって行動ができること、
  全体を考えられること
 などなどたくさん学ぶものがある。

・これまで村上春樹のアフターダークを何度も読んだ。
 そこでのメッセージともかぶるが、
 日本のシステムは安心して寄りかかれる。
 いつしかそのシステムに身を委ねているうちに自分を失くす。
 日本からたくさんの「代表団」をイスラエルに受け入れてきた。
 多くの人が平日夕方沢山のファミリーカップルがビーチにいることを見た
 りさまざまな街中の風景をみて「なんて自由なんだ」と言葉を残してい
 く。
 「自由」はそのとおりだが、一人一人が責任をもって選択をしていく。
 誰かが守ってくれるだろうというマインドの中での自由はない。
・パレスチナとイスラエルの高校生がアメリカで対話をするキャンプを
 設計、活動もしている。そのニューメキシコのネイティブアメリカンの 
 建物とこよりどうは似ている。
 対話なくして未来はない。

・こうした居場所は世界中に必要とされている。対話をできる居場所カフェ
 の世界中のネットワークをつくり、ともに考えを交換しながら生きていけ
 ると良い。
 それに向けての一歩を小さく踏み出していこう。

・子育てや教育も、制度やこうあるべきという大きなシステムがある。
その外側を知らないと自分たちの知っている選択肢で選ぼうとする。
子どもが力を発揮できる選択か、社会の中で求められるよき像のための選択か、一人一人もよく考えねばならない。

今住む地域に選択肢がなければつくればいい。イスラエルはそうして
発展してきた。誰かつくってくれるでは何も変わらない。

大人には選択肢をつくる、自分の選択をしていく責務がある、
誰かのせいやシステムのせいにするのではない。

などなど。


昨日の対話を経て、今後また5月にも10月にも他のイスラエル人達を連れてきてくれることになりました。

考え続けることより委ねるほうが楽。
でも諦め委ねることで自由がなくなる。
そんなことを明るく話してくれるadiさんでした。

これからこうした話を多くのひとで聞けるように、どう毎回日本滞在の
タイトなスケジュールを調整してもらえるかが大きな課題ですが、それでもこよりどうにはこれるように考えたいと言ってもらえたのが本当に嬉しいことでした。