規模の経済から「土壌づくり」へ
金曜日お休みいただき三日間合宿に行っていました。日本の女性リーダーの育成を目指すJWLIというエコシステムがありそのメンバーが集まりました。
日本在住のブラジルにつながる子どもたちの学校を作っている方、難民支援、若年層の妊娠、子どもの権利や被災地支援や女性障害者の権利などさまざまなNPOや団体の女性リーダー、メディアの方など数々の分野エリアから集まっていたのですが、どの方の話を聞いてもその驚くような壮絶な体験や経営の軌跡、何よりパッション、互いを応援し合うあたたかさに心が溶けるようでした。
全員のピッチプレゼン聞いたり、いろいろなパワーバランスが変わってきている世界情勢についてやリーダーシップについていろいろな角度から学んで深めて、これからのこまちの経営を考える貴重な時間になりました。
講師陣にはバブソン大学アントレプレナーシップ准教授/東京大学教授/ベンチャーカフェ東京代表理事/CICJapanプレジデント/JWLIエグゼクティブコーチの山川恭弘さんや、株式会社シグマクシス・インベストメント代表取締役社長/グロービス経営大学院教授/JWLIエグゼクティブメンターの柴沼俊一さん。
最終日、柴沼俊一先生と5分ほど1対1でお話しする機会をいただきました。1対1で貴重な話を聞かせてもらえたのでここでシェアします。
これからの事業の展開について。
もう規模の経済、スケールの時代ではない、これからは土壌づくりです。という話から始まりました。
事業は、森でいうと、木のような存在。あくまでも土の上に出てきている部分。
木々の上にある葉っぱは光合成のために競い合ってる。でも大事なのはその下にある土。
土は岩石から、不廃物でできてる。その土地を作る気候は何かが大事。その土をふくよかにするのは、ミミズとモグラだけど、あなたの事業にとってのミミズとモグラは何か。
これらの存在があって、リスベビシカなどなど土地に生きる者たちが生きて、森ができていく。木の根っこ同士は菌根菌、キノコ菌でつながってる。そういうネットワークをどうつくるか。
あなたにとっての「蓄電池」は何か
また、違う角度だけれども、NPOの発展考える時に、持ってる事業一つ一つで成り立たせようと考えないこと。
例えば、EVと再生エネルギーと移動モビリティの普及妨げているのは蓄電池。これを共有すればもっと広がる、そういう重なりを、自分なりに見つけて考えてみるように。
規模や内容は違うけれども、ドイツのシュタットベルクを参考にするとよいということでした。
大きい宿題なので、戻って何回のスタッフミーティングに落とし込みながらみんなで考えていきたいと思います。