ザルツブルググローバルセミナー
6月8日~16日までザルツブルグ出張にいってきます(オーストリア)
日本から30人の代表、インドから30人の代表が集まって一同に集まる国際会議に参加してきます。ザルツブルグ・グローバル・セミナー という名前のプログラムです。(日本から参加するメンバーの諸費用は日本財団のご支援によってまかなわれているようです。ありがとうございます)
2月くらいから毎月1回オンラインで集まってこの日に向けて準備をしてきています。異文化であることを前提に互いを知る➤互いの関心や専門分野を知る➤その上で共通で取り組みたい課題を発見する➤協働する、そんなことをはじめましての人たち同士で数か月どうやっていくのか、まだまとまらないですが大きなヒントを既にもらっています。
毎度感じるのは、インドの方々のエネルギー。いろいろとプレゼンする機会もあるのですが、子育ての環境の違いも感じると同時に、インドでも都市部における母親の孤立、少子化、などが課題になってきているということも調べたり聞くなかで分かってきました。コミュニティを育むカフェ、つながりを生み出すカフェというのものがどういうものなのかイメージがわかないけど、なんだかすごく大事な気がする・・・と、質問をいただいたり関心をもってメッセージをもらったりしています。
福祉分野の課題をテクノロジーをかけあわせて解決ができるかどうか、ということが今回のテーマです。テクノロジーは人工知能、ロボティクス、オートメーション、ブロックチェーン、フィンテックを含むが、これらに限定されないという定義です。これまでのフェローは「健康システム」「アクセシビリティ、モビリティ、インクルージョン」「生活と住みやすいコミュニティ」という3つの関連する課題において、テクノロジーを製品、プロセス、政策立案、組織的実践、資金調達に応用する革新的アイデアを開発しているそうです。なので、テクノロジーといっても、それがアウトプットではなく、それをも活かしながら発想をしていくということのようです。是非それだったらこういうことを考えてきて、聞いてきて!などあれば連絡ください。濃密な数日間で可能な限りたくさん吸収して持ち帰ってきます。今回集まるのは両国から合計60人ですが、その内訳も社会課題に取り組む人たちとテクノロジー系の人たちが両方集められています。
私は完全に社会側のほうでテクノロジー系の議論が本当に???が多いですが、逆にテクノロジー系の方々はどうこのテクノロジーを活かすかの枠のなかで苦しいのかなということも分かりました。いっている間もですが、帰ってきたら「帰国しました!こんなこと聞いてきました!気づきがありました!」報告会を開きますね!
■英文ですが、以下がそのプログラム詳細がのっている内容です。
ページの日本語訳(直訳を翻訳ソフト(DeepL)ではりつけたただけです):
「ザルツブルグ・グローバル・セミナーと日本財団は、日印トランスフォーマティブ・テクノロジー・ネットワークに新しいフェローを迎えることができ、大変嬉しく思います。
競争的な応募プロセスを完了した新しいフェローたちは、2023年1月から6月にかけてオンラインで定期的に会合を開き、2023年6月にはザルツブルク・グローバルの本拠地であるシュロス・レオポルズクロンに直接招集される予定です。
2020年に始まったこのネットワークは、健康とヘルスケア、モビリティとインクルージョン、住みやすいコミュニティという3つのチャレンジ分野において、人を中心としたテクノロジーでポジティブな変化を起こすために、インドと日本の優れたチェンジメーカーをつなぎ、力を与えるものです。
2020年から2022年にかけて、30名のフェローがネットワークの第1回目の招集に参加し、成功を収めました。プログラムの第1回と第2回のフェローが一堂に会し、共に活動することで、2つのグループの活動から得られるインパクトを累積させることができます。
フェローたちは、互いに学び合い、社会変革のためのテクノロジー活用を支援するためのアイデアや方法を広げることで、集団としてのリーダーシップ能力を高めていきます。日印変革技術ネットワークが進展するにつれ、フェローはプロジェクト作業やその他の活動を通じて協力し、上記の3つの課題領域について新しい物語を生み出し、政策や制度の変更に影響を与えることになるでしょう。
日印変革期技術ネットワークの参加者は、様々な分野とバックグラウンドを持ち、学際的なアプローチを基本としています。参加者は、インドと日本から均等に選ばれており、半数以上が女性です。
今回、新たにネットワークに参加するフェローは以下の通りです。
パルル(建築家・都市計画家、インド
アイシュワリヤ・アガーワル(OMI財団シニア・アソシエイト、インド
アシシュ・アイロン(CogniTensor、創設者、インド
アティヤ・アニス Conscious Ventures CEO(インド
Tejaswini Atluri, ボッシュ株式会社 副社長, インド
Sanjay Bhattacharji, Teplu Learning Pvt Ltd, インド, 創業者 & ディレクター
Ankita Bose、Larsen & Toubro Ltd.、企業の社会的責任担当役員、インド
Sruta Keerthi Chepuri、警察庁追加警視総監(インド
ラミ・ニランジャン・デサイ、インド財団特別研究員(インド
Manik Dhingra, Shoonya Environmental Solutions 共同創設者兼CEO(インド
マックス・フレンツェル、Woven City, Woven Planet ヘルスケア担当ビジネス&サービス・アシスタント・マネージャー、日本
Arundhuti Gupta, Mentor Together 創設者兼CEO, インド
ラジャット・グプタ, インベスト・インディア, 投資コンサルタント, インド
広瀬メアリー氏, 日本陸上競技連盟理事, 日本
今井 智子, 自由が丘学園高等学校 教育戦略室長, 日本
井上 直樹, NHKチーフプロデューサー, 日本
アニル・ジャッジ Conscious Ventures CEO (インド)
ナンダ・クマール・ジャナルダナン、地球環境戦略研究機関(IGES)気候・エネルギー・南アジア部門リサーチマネージャー、インド
川俣郁美 日本財団プロジェクトオフィサー(日本
川根 友 慶應義塾大学 日印研究室 主任研究員 (日本
Anushka Kelkar, Therapize 共同設立者, インド
Naim Keruwala, CITIIS National Institute of Urban Affairs プログラム・ディレクター, インド
Nidhi Khurana, グローバルヘルス専門家、インド
小宮 理奈、首都大学東京 博士課程在学中(日本
工藤 遥, 青少年国際交流センター プログラム・コーディネーター、日本
Lei Lei、日本貿易振興機構 (IDE-JETRO) 研究員、日本
ペギー・リン、東京都立葛飾ろう学校 教師、日本
Satyam Mohla, ホンダイノベーションラボ ソフトウェアモビリティユニット UX&データソリューション部 プロジェクトリーダー、日本
森 祐美子, NPO法人こまちぷらす 理事長, 日本
フマ・ムルサリーン、東京大学大学院博士課程、日本
長島 楓, タタコンサルタンシーサービシズ ソリューションコンサルタント兼イノベーションエバンジェリスト, 日本
中村 香奈子, Digireha Inc, ジェネラルマネージャー, 英国
野田 誠 日本電気株式会社 グローバルリレーションズマネージャー、日本
ミオ・ノゾエ・パーソンズ、国連世界食糧計画 レジリエンス担当部長、スーダン
カーティック・パイ・ネジガー、ゴージョー・アンド・カンパニー・インク、リージョナル・ファイナンス、インド
プラニー・パティル、アジア開発銀行、保健システムコンサルタント、インド
アルビンド・パティル、グッド・ビジネス・ラボ財団 デザイン&プログラム担当シニア・マネジャー、インド
ゴータム・プラカシュ、リアップベネフィット共同設立者、インド
Rajnish Prasad、UN Women プログラムスペシャリスト(HIV/AIDS)、インド
アブデッサレム・ラビ、地球環境戦略研究機関(IGES)シニア・プログラム・コーディネーター、日本
アナンド・ラダクリシュナン、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、デジタルプロダクツ部門責任者、インド
ラジャルシ・ラケッシュ・サハイ、ビリチ・エレクトリック(EMEA)CEO(オランダ
プラナイ・サムソン、プラン・インターナショナル・カナダ、イノベーティブ・ファイナンス、ディレクター、インド
佐々木 稔 株式会社エクサウィザーズ ビジネスデベロップメント、日本
パラス・シャルマ(Kidaura 共同創業者・取締役、インド
モニカ・シュクラ(LetsEndorse共同創業者、インド)
プリヤンシャシン、インドマイグレーションナウ、インド
真野聖史, 株式会社ボンボン 代表取締役, 日本
夏樹」
(写真は前回のメンバーの写真です、ホームページからいただきました)