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良縁は結び悪縁を切る

市役所の近くに法雲時というお寺があります。水山洗心院と号し、浄土宗に属しています。
この地は、関白太政大臣藤原兼家が、その邸宅二條第を正暦元年(990)寺に改めて創立した法興院の旧地で、しばしば火災にあって平安末期以来伽藍は廃絶していたのですが、旧第の池水のあとと思われる清泉のみが残っていたそうです。永禄10年(1567)源蓮社清善上人がこの泉のほとりに草庵をむすび、元和元年(1615)に清久上人がこのあとに堂宇を建立したのが当寺のおこりと伝えています。
本堂は文化15年(1818)に再建されたもので、本尊阿弥陀如来像を安置しているのですが、庫裡の東に「菊野大明神」が祀られていてます。
この菊の大明神は良縁は結び、悪縁は切るという縁切り祈願の神として民間信仰の特異な存在として有名です。

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御神体は深草少将が小野小町への百夜通いの時に腰掛けたと伝えられる御霊石です。かわらけに願い事を書き良縁を求む場合は三方にのせ、悪縁を切りたい場合は厄払い石でかわらけを割るというものです。
~5大悪縁切り~
男女関係、友人関係、仕事関係(上司・部下)、いじめ・ストーカ など
、病気とあります。
この辺りには同じ悪縁切で安井金毘羅宮がありますが、京都の三大悪縁切神社と呼ばれている一つだそうです。
近くに行かれた時にお参りされるのも面白いと思います。今日もいい一日を。10/26

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