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おす、はる

あんまり使わなくなってきたけれど、京都弁といえば”はる”、”おす”などよく使うのが、他と随分違うなあと思うところです。

そうおしやす。暑おすなあ。とか、わからへんとか、いかはるの?とか、普通に思う言葉だったのですが、周りで使ってる人はそういないかもしれません。あの人えーこと(良いこと)言うたはるっていう時のはるは、軽い尊敬語になるので、人と話すときに”はる”という言葉はとても使いやすかったりします。使ってない人からするとわかりにくい言葉と思うのですが、私のように初対面の人と多く話す者にとってはとても有難い言葉で、京都弁では敬語がさりげなくはなせるので、話やすいと思っています。

例えば(早くしなさい)という時、目下”や友人に言う時は

”はよ(お)しー”

督促の気持ちが入ると”はよ(お)しんかいな”となるし、

敬意を含むと”はよおしやす”、”はよしやはらしまへんか”、”はよしやはったらよろしおすのに”と敬意の段階で表現を変えていけるので面白いです。

読んでる人にとってはなんのこっちゃかも。

挨拶の言葉”おはよう”を順番に丁寧にしていくと

”おはようさん”、次が”おはようさんどす”、”おはようさんでございます”となっていきます。これならわかりやすいかな。

というわけで、無理ない自然な程度で京都弁を大事にしていきたいなと思っています。6/5



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