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自分の話し方の特徴を書いたら、まんまADHDの人の話し方の特徴だなぁと思った件。
コーチングを通して、「その人がその人らしく、ありのままの姿で、自然に人生を楽しむ」ためのサポートをするコーチのにしです。
人の話を聴いたり、自分も話す中で気づいた自分の話し方の癖?を書いてみたいと思う。結構ね、自分の話し方の癖に気づいている人は少ないと思うのよ。
とにかく発散してしゃべる
関係のないようなこともいろいろしゃべる。今話した内容から刺激をうけ、関係のない別の話を始める。どんどん話題が変わっていく。
話題が変わるのが早いから、聴いている方としては「あれ、何の話をしていたんだろう?何が言いたいんだろう?」という気持ちになる。特に相談や質問をされていたら、なおさらだよね。
日常生活でも、数人でおこなう雑談や取り留めのないおしゃべりも、急に話題を変えるから、周りの人はぽかんとしがちになる。大きくなってからは、「ちょっと関係のない話なんですけど、話していいですか?」なんていう枕詞を置くようになったけど、本質的には何にも変わっていない。
コーチになっても基本的には変わっていない。すごく発散する(自分がクライアントとして話す場合ね。コーチの時は違うよ、さすがに)これはもう治せないと思う。治すと私の良さがなくなるので、治す気もないのだけど。
自分の中に地図を作る
ただ、コーチになってからは、自分で話ながら、自分の中に地図を作れるようになった。今、こんな話をしていて、この話はここと繋がっているから、だから、今この話をしている。といった具合だ。
聞かれたら説明ができるけど、話している時はほぼ過集中に近いので、質問されない限り説明しないし、説明するのも野暮だか失礼だと考えている節がある。
でも、ここ最近は周りがぽかんとしてたら、さすがに簡単な説明を後で付け加えている。
もちろん、それを意識的にそうやっているわけじゃなくて無意識だ。意識的にやっていたら「東京大学物語」の村上だよ。さすがにそんなことはできない。
イメージで言うと、自分の中の記憶や知識を机に広げながら、似ているものをマッピングする、分類する作業に似ている。そこから、似たもの同士の共通点を見つけて、本質を探ろうとしている。のだと思う。あとただ単にその作業自体が楽しいと思っているからね、私。
例えば、こんな話し方
大きな特徴が三つある。
一つ目、例え方
もちろん、それを意識的にそうやっているわけじゃなくて無意識だ。意識的にやっていたら「東京大学物語」の村上だよ。さすがにそんなことはできない。
少し、前にこんなことを書いたと思う。でもさ、これってそもそも「東京大学物語」を知っていて、読んだことがあり、村上のことを覚えている人じゃないと意味が分からない。
いやいや、「東京大学物語」も読んだことあるし、村上も知っていても意味がわからないと思う。なぜなら、それが「話ながら自分の中で地図を作る」という話には、直結しないからだ。実際、村上も地図なんか作っていない。頭の中でめちゃくちゃ独り言を言っているだけだ。
じゃあ何が「地図を作る話」と似ているのかというと、独り言を言いながら自分の気持ちを分析したり、相手の気持ちを推測、妄想している点だ。地図というぐらいだから、新しい話題を話す場合は白いキャンバスに作っていくよね?その場合、仮説を立てたり、いくらか試しながら行っているので、まぁ頭の中の独り言だらけだよね。
と、ここまで詳しく説明を書いてみたけど、そんなこと知るかーっていう声と、そもそも「東京大学物語」すら知らんと言われたら、話題に出した意味すらなさない。
やっかいなのが「東京大学物語」は漫画の話だけど(ドラマもあるけど)、本だったり、映画だったり、曲、絵など自分の刺激を受けたもの全てが例えの対象となる点だ。
二つ目、五感で伝える
イメージで言うと、自分の中の記憶や知識を机に広げながら、似ているものをマッピングする、分類する作業に似ている。
人によっては唐突と感じられるタイミングで、私のイメージを渡される。今回は視覚的イメージで描いたけど、これが聴覚や触覚イメージで渡すことも多いと思う。
多いと思うと書いたのは、あまりどういうイメージを伝えようとは決めてなくて、その時感じたものをそのまま口に出している。だから、どんなイメージが出てくるかは話してみるまでわからない。
このイメージも相手によっては共有できず、意味が分からない時もあるよね。この辺も加減ができればいいけど、自分が話す場合は、話に夢中になるがあまり、全く意識できてない。
もちろん、ぴたっと当てはまる場合もあるけど、それも話してみるまでわからない。
三つ目、端折る
これは自分の視野が狭いからだと思うけど、自分が知っていることは周りも知っていると思い込んでいるところに原因がある。
言い訳させてもらうと、無意識のグルーピングはおこなっている。それが沖縄だったり、年齢だったり、所属しているコミュニティだったり、何かしらのキーワードや時間、場所、共有しているところでわけていて、そのグループにより、知っていそうなワードだったり、内容は端折っているつもり。
まぁ、それがうまくいってないから、時々話が飛んでいる。なんて言われるんだろう。それがわかっているんだったら、ちゃんと説明すればいいじゃないと思われそうだけど、説明が多いと話題がくどくなり、テンポが悪い。
そうそう、そういう意味でいうと、私はテンポよく読める作家さんと、テンポが悪く感じる作家さんがいて、好みも分かれる。もう一つ付け加えると、読書にテンポ?と思う人もいるかもしれないが、これも特性というか人それぞれだと思うので、試さないと自分がどれに当たるかわからないと思う。
という感じで脱線も多いのよね。本当に発散してる。
解決方法?
自分の話の特徴を知っていて、欠点にも気づいているんだったら、解決方法もあるんじゃないの?って思うよね。そうなのよ、できるかどうかは別として、ちゃんとある。
万人に当てはまるものではないけど、私の場合
一つ目の例え方は、例えば話の引き出しを増やし、人によって使い分ける。
頭の良い人は例え話がうまい、相手に合わせて例えられる人だと思う。
二つ目の五感で伝えるは、これも相手によって、使わない。もしくは相手に合わせたイメージを渡すようにする。
三つ目の端折るは、端折らないということももちろんだけど、枕詞をうまく使う。ということも重要。「もう知っているかとは思いますが」という枕詞を置いて、端折らず説明すると、相手にも受け取れる準備をしてもらえることになるからね。
こうやって解決方法を書いてみると、観察が大事だし、改めて会話が双方向のコミュニケーションだとわかる。
私の場合、自己表現も大切にしているから(これも自己理解の一つ)、「例え話をしない」や「イメージで伝えるのをやめる」ということも出来ないから、いかに相手にあわせて出力できるかを考えた方がいいんだよね。
聴き手だったら
これまでは、自分が話し手側だった時の「話し方の癖」を書いてきた。では聴き手だったら、どうなのか?というと、解決方法を書いているぐらいだから、より良く聴けていると思う(自画自賛)
話し手により、例え話や五感で伝えるイメージの出力も調整するし、枕詞を置きながら、端折ることもしない。そもそも共通点を探りなが聴いている。
もちろん、例えられる引き出しも、共有するイメージの引き出しも少ないから、今後の課題でもあるけど。
特に地図については、コーチングを行った方に対しては、自分の整理のためにも作成しているので、お渡しできると思う。
あと、ここまで読んできた人なら薄々気づいていると思うけど、良くも悪くも考えていることは分析思考だけど、話す時はイメージが優先される場合が多い。左脳的でもあり、イメージで話すから右脳的だとも言える。
ある意味ADHDの特徴が良くでている
書いてみると、ある意味、ADHDの特徴が良く出ている。特に発散してしゃべるとか、話題が急に変わるとかね。
ADHDの人は外部刺激に弱い。刺激をもらったところにすぐ気がそれる。だから忘れっぽいし、マルチタスクも苦手だ(個人差が大きい)
強力な磁石がいろんなところから鉄を集めるように、刺激されたことや興味のあることを目についたもの、耳に聞こえたものからなんでも集めてしまう。
多くの人が集めたものを取捨選択して、覚えること、覚えてなくていいことと分けているのに対して、ADHDの人はゴミや壊れたように見えるものでも抱えてしまうから、いつも頭の中がごちゃごちゃしている。
だから、発散して話す。頭の中のものを全部出して、取捨選択しているところもあるんじゃないかな?これはADHDでなくても、他の人もやっているけど、頭の散らかり具合が比じゃないと思う。
私の場合、実際、現実でも普段使っているリュックの中もひどく散らかっているし、自宅や職場の机は言うものがな(自慢げにいう話でもない)
さて、そうなるとADHDの人ほど、人に話を聴いてもらった方が良いことがわかると思う(何度も書くけど、個人差はあるよ)
ただ、これまで書いてきたようにADHDの人は話が発散しやすいし、話の移り変わりが早い。端折ることも多い。そうなると聞いている人は何が言いたいのかわからないし、興味を持つのも難しくなる。周りがぽかーんとしてても、夢中で話している当人は気づかないなんてことも間々起こる。
こうなると周りの人もなかなか話を聞いてくれなくなるし、本人も気まずい思いをするから、人と話すことに不安を感じやすくなる。そうなると、聴き手を選ぶし、本人も話す練習をした方が良くなる。
おっと、話が脱線し始めたし、長くなりそうなので、また今度。
あとがき
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
最後に宣伝を入れさせてください。思考整理だけではない、身体の感覚や気持ちにフォーカスするコーチングをおこなっています。
気になった人はぜひ、ご連絡ください。雑談でも、話してみたいと思った方は無料体験セッションを2回合計100分受けられますので、お気軽にお声がけください。
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