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離島リトリート2日目

沖縄の離島にある自分の実家で過ごすのが、まるでリトリートのようなので描き始めた日記。相変わらず写真はありません。


年寄りの朝は早い

4時には起きて何やらガサゴソと始めるため、ついていけない私。朝ごはんは母に任せることにした。4時には起きれない。

朝早くから、仏壇の水を換え、何やらブツブツと話している。話をするのは母のみで彼女にとっては、この対話の時間が大切なんだろうなぁと聞いている(私が寝ている部屋が仏壇のある部屋の隣、沖縄で言うところのいちばんじゃー、で寝ているので聞こえる)

毎日、仏壇のお茶を換える(お茶を作る水はわざわざ湧水で汲んでくる)ことから始まる一日は、彼らの拠り所でもあるのかもしれない。

畑仕事に精を出す

朝から雨が降っているが、少しの晴れ間を狙って、畑仕事をする。昨日、間引きを行った大根が植えてある畑に肥料を撒くそうだ。母親の指示のもと、あれこれと用意する。

肥料と言っていたけど、リンを撒くのか・・・と思いつつ、母親に聞いてみると「農協で売っているし、周りの人からも聞く」のだという。なんだかなぁと思いつつ、私も母親を説得する言葉を知らないので、とりあえず母親の指示に従いリンをまく。

畑を耕すので、裸足で作業する。この方がやりやすいと母親は言う。確かに私の靴跡が通った箇所は、土が踏み固めているようにも見える。
私も裸足になって作業を行う。裸足で土を踏むのはなかなか良い。

次にカタツムリ駆除の薬を撒き、トマトの添え木を行い、雨が降り始めたので畑仕事を終えた。

天気とともに作業をするのが心地よい。

ご飯を作る

朝ごはんは母親に任せているものの、お昼と夕ご飯は私が作っている。野菜があまりなく、肉類も少ない。あるものを工夫し同じ素材であっても、違う味になるように考え、食事を作る。

特に父は、夕方から必ず酒を飲み、ご飯はほぼ食べないため、量は少なく、品数多く、おかずを作る。父の箸が伸びるようにと考えながら。
私も弟も父はアルコール依存症ではないかと思っている。何もしないわけではないけど、アルコールに逃避する父のことを考えると無理矢理、病院に行かせるのも違うのではないかと考えてしまう。
今は、酒の量を少なくするように、少しでもご飯を食べるようにと、父の食事を作っている。

空いた時間に本を読む

天気が悪く、ほぼ雨が降っている。風邪の治ったばかり、しかもまだ咳はしているという状況のため、おとなしくしている。
雨音を聞きながら、本を読み、まどろんでいる。贅沢な時間なんだろう。

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