染み込む言葉①
娘と沖縄旅行中のお話
ふと思い出す言葉
娘とバスに乗っている時にふと「ママから言われたことで、すごい嫌だったこと思い出しちゃった」と言う。
本当にふと。
私はかつて、かなり毒親で(謙遜でもなんでもなく)今は多少良くなったかなと思うが、まぁ昔はひどかった。
今日のお出かけスケジュールが上手くいっているので、それをきっかけに思い出したらしい。
「ママが言っていた嫌な言い方ってどんなの?」
「うん、私がダラダラした後に宿題すると”あぁ、さっきダラダラしている間に宿題ができたのに。時間の無駄になっちゃったね”と言っていたの、その言い方」
「ごめんね。そんな言い方するなんて。本当にごめんね」
「うん。宿題したのにって”むぐぐっ”てなってた」
ペアトレで言われること
娘が嫌だと言っていた言い方は、ペアレントトレーニング(ペアトレ)で最初の方に注意される内容だ。
できたこと(事実だけ)を褒め、余計な一言(親の感情)は言わない。
例えば、子どもだけでなく会社の部下に依頼した仕事について、締め切りギリギリに仕事を仕上げたとしても
「締め切り通りに仕事を終えてくれて、ありがとう」とだけ伝える。
「もう少し早かったら、助かったな」など、自分の感想は述べないというもの。
当時は、この余計な一言が多かったのだと思う(実はあまり自覚なく言っていた)
言った本人は忘れて
よく言われるように、その言葉を発した本人(私)は忘れているが、言われた方(娘)はずっと覚えている。
そして、何が引き金になるのかわからないが、当時の嫌な記憶と共にその言葉が蘇ってくる。
そして、また少しずつ娘を苦しめてしまうのだ。
ちゃんとやったのに、あの時はなんであんな風に嫌味を言われるんだろう。私、何か悪いことしたのかな。と。
つづく
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