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染み込む言葉①

娘と沖縄旅行中のお話


ふと思い出す言葉

娘とバスに乗っている時にふと「ママから言われたことで、すごい嫌だったこと思い出しちゃった」と言う。
本当にふと。
私はかつて、かなり毒親で(謙遜でもなんでもなく)今は多少良くなったかなと思うが、まぁ昔はひどかった。
今日のお出かけスケジュールが上手くいっているので、それをきっかけに思い出したらしい。
「ママが言っていた嫌な言い方ってどんなの?」
「うん、私がダラダラした後に宿題すると”あぁ、さっきダラダラしている間に宿題ができたのに。時間の無駄になっちゃったね”と言っていたの、その言い方」
「ごめんね。そんな言い方するなんて。本当にごめんね」
「うん。宿題したのにって”むぐぐっ”てなってた」

ペアトレで言われること

娘が嫌だと言っていた言い方は、ペアレントトレーニング(ペアトレ)で最初の方に注意される内容だ。

現在では知的障害(知的発達症)やASD(自閉スペクトラム症)の他にも、ADHD(注意欠如多動症)など子どもの障害種別に応じたプログラムが開発され、展開されています。

日本では、そもそも子どもの療育が十分に行き渡っていなかった背景から、ご家族の日常生活の困り感を軽減するためのプログラムとして取り入れられ、独自に発展してきたものが多くあります。また、現在では、発達障害だけでなく、不登校や非行を繰り返す子ども、虐待を受けた子ども、里子や養子などに対応したプログラムが開発されるなど広がりを見せています。

LITALICO

できたこと(事実だけ)を褒め、余計な一言(親の感情)は言わない。
例えば、子どもだけでなく会社の部下に依頼した仕事について、締め切りギリギリに仕事を仕上げたとしても
「締め切り通りに仕事を終えてくれて、ありがとう」とだけ伝える。
「もう少し早かったら、助かったな」など、自分の感想は述べないというもの。
当時は、この余計な一言が多かったのだと思う(実はあまり自覚なく言っていた)

言った本人は忘れて

よく言われるように、その言葉を発した本人(私)は忘れているが、言われた方(娘)はずっと覚えている。
そして、何が引き金になるのかわからないが、当時の嫌な記憶と共にその言葉が蘇ってくる。
そして、また少しずつ娘を苦しめてしまうのだ。
ちゃんとやったのに、あの時はなんであんな風に嫌味を言われるんだろう。私、何か悪いことしたのかな。と。

つづく


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