見出し画像

犬・猫に給餌禁忌の食べ物①

犬・猫に与えてはいけない食べ物をご存知ですか?

結構有名なので知っている人も多いと思います。

代表的なものは、ねぎ類やチョコレートでしょうか🤓

なんとなく「〇〇はダメ」という知識はあっても

・〇〇の何がダメなのか?

・どれくらいの量を食べると危ないのか?

ということまで知っている人は少ないかもしれませんね🤔

私も今回の勉強で不足部分を補いました💦

調べると結構色んなところに載ってるんですけど(笑)


画像1


ねぎ類

長ねぎ、玉ねぎ、らっきょう、にんにくなど、ねぎ類は全部ダメです💦

加熱処理しても毒性は消えないので、ねぎ類が入ってるもの、煮汁なども同じく給与禁忌です。

ねぎ類に含まれる有機硫黄化合物がアリルプロピルジスルフィドによって吸収強化されることで中毒になるとされています。

犬は15〜20g/kg

猫は5g/kg

以上の摂取が危険とされていますが、個体差があるし正確なところは不明だそうです。。。

摂取した場合、ヘモグロビン酸化による溶血性貧血が有名かと思いますが、症状としては無症状〜食欲不振、嘔吐、下痢、血色尿、神経症状、etc...重症であれば命の危機もあり得ます。

私は過去、玉ねぎ誤食の症例はいくつか診ていますが、症状が出ている子はいませんでした🤔

チョコレート、ココア

カカオに含まれるカフェインやテオブロミンが犬・猫にとって有害となります。

チョコレートを含むお菓子、コーヒー、紅茶などもダメですね💦

カフェイン、テオブロミンは15〜20mg/kg以上の摂取が危険という説があります。

ただ、これも個体差があり、正確なところはこちらも不明のようです。。。

例えばチョコレートと一口に言っても、ダーク、ミルク、ホワイトなどの種類があり、カカオの含有量が異なり、参考値はあるようですが、「チョコレートを◯g食べたら危険」といった判断はしづらいのだそうです。

摂取した場合、嘔吐、下痢といった症状から、重症だと心臓や神経に影響し、不整脈や心不全、痙攣などを引き起こし、命に関わる場合もあるとのことです。

こちらも「チョコレートを食べてしまった」という症例は診たことがありますが、実際に症状を示した子は見たことがありません🤔


画像2


正直、いざ誤食して「ヤバい❗️どうしよう😱」となったら、どのくらいの量を食べてしまったかなんてわからない飼い主さんがほとんどです。

吐かせるにしても獣医療行為として処置した方が良いので、誤食に気づいたら速攻で病院に電話が正解です。

来院前に電話して必要な情報をシェアしてもらえれば、病院側は処置の準備ができます。

そうすれば病院に着き次第処置が始められて効率的です✨


まあ、余計なもの食べないに越したことはないんですけどね。。。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?