英語圏の人は「忖度」がワカラナイ!ことばの文化から考えてみた。
忖度、忖度・・・よく政治で聞きますよね。
まずは復習も兼ねて意味を紹介するよ!
忖度(そんたく)は、他人の心情を推し量ること、
また、推し量って相手に配慮することである。
(wikipediaより引用)
要は空気を読んで行動するってことですね。
2017年度の流行大賞でした・・・随分前だな(笑)
これは文化だけではなくで、使っている
言語の性質からくるものなんです。
改めて言葉と文化って切り離せないと思います。
まず日本語はハイコンテキスト文化と呼ばれていて、
文に含まれる意味合いが比較的多いとされています。
例えば、あなたは取引会社のAさん
に電話を取り次いで欲しい時に
どう言いますか?
あなた
「お世話になっております。
Aさんはいらっしゃいますか?」
と言うでしょう。
この文自体は、Aさんが社内にいるか
どうかを確認しているだけですよね?
それにも関わらず、電話口の方は
「少々お待ちください〜」といって
Aさんに電話を取り次ぐことでしょう。
一方ローコンテキスト文化と呼ばれる英語では
”Can I speak to Mr.A?”
(Aさんとお話できますか?)
と言います。実際の文そのままの意味
しか含まれせん。英語は日本語に比べて
文に含まれる意味合いが比較的
少ないとされているからです。
番外編で、デート中のカップルの会話も
解説しましょう。
彼女「なんか・・・この部屋寒くない?」
→この中には
(暖房をつけろ/お前の上着をよこせ)
こんな意味が日本語では含まれています(笑)
以上のことから、日本語で育ってきた我々が
英語を話すとき、はっきりものを言わないと
伝わらないという現象がしばしば発生します。
これは日本語と英語の言語の性質の違いから
くるものなので、
「私の英語って伝わらないんだ・・・」
なんて決して自分を責めないで下さいね☆
英語がうまく伝わらないってとき、
発音や文法だけじゃないことがあるので、
多方面からアプローチできてくるとグンと
ラクになると思います♪
少しでも皆さんの
英語学習が楽しいものになりますように!