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【2023年7月】読書記録
毎月の読書振り返り記事。
定例にしていこうかな。
※Instagramの投稿と重なるので、Instagramから来た方にはちょっと申し訳ないです!
7月はこちらの7冊
書く仕事がしたい / 佐藤友美
大人女子の体幹ストレッチ / 広瀬統一
お金をかけない集客図鑑 / 吉澤健仁
不可能を可能にする 大谷翔平120の思考
漫画 君たちはどう生きるか / 原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一
地平線を追いかけて満員電車を降りてみた / 紀里谷和明
本日もいとをかし!! 枕草子 / 著作:小迎裕美子、清少納言、監修:赤間恵都子
この中で特に心に残った3冊をピックアップします。
■書く仕事がしたい/佐藤友美
プロローグに、私の知りたいことが全部書いてあって、
本編に入る前からめちゃくちゃワクワクしました。
ライター業について。
私はWebライターをやっていたことが2年ほどあります。
正確に言うと、子育ての合間にできるときにできる量だけ引き受ける、
というペースだったのでギュッとまとめれば1年にも満たない程度。
書き「続ける」ことができなかったんですよね。
“書く”を“仕事”にすることを分かっていなかった。
この本を読めば、ライターの本質からライターの仕事の中身まで
全部がわかる。
「書く」以外に何をやっているのかも、わかる。
未経験の人も実際に書く仕事に就いている方も、学びが多いはず。
「書く」って、徹底的に自分と向き合うことだなぁ。
学んだことを書いて、またそこから新しい発見がある。
楽しみが続いていく。
今は「読む」と同じくらい、「書く」が好きになりました!
■漫画 君たちはどう生きるか/原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一
話題の映画。
宮﨑駿監督が子どもの頃に読んで感銘を受けた同名小説。
映画の内容とは全くの別物とのことですが、
どんな内容なのかと気になり漫画版で読んでみることに。
(漫画版と言っても文章のみのページも多く挟まれていました。
絵と文章が交互にバランスよく、物事をイメージしやすかったです)
1937年に出版され、今もなお多くの人に読み継がれている名作とは納得。
主人公である15歳の少年コペルくんとその叔父とのやりとりの中から、
人間が人間らしく生きるために、
先人たちの教えや自分の経験、自分の内側に問いかけることで、
“どう生きるか”を深く深く追求します。
読者にも大きな問いを残し、
自分なりの答えを探すことを訴える言葉が強く心に残りました。
人生の中で躓いたとき、苦しいとき、絶望したとき。
何度も読み返すべき一冊かもしれません。
――いま君は、大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、コペル君、
君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。
「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
人間ってものの、あるべき姿を信じているからだ。
――きっと君は、自分を取り戻せる。
あらたな一歩を踏み出すことができる。
僕たち人間は、
自分で自分を決定する力をもっているのだから。
■本日もいとをかし!! 枕草子/著作:小迎裕美子、清少納言、監修:赤間恵都子
最近はエッセイにアンテナが立っているのですが、
日本初のエッセイ「枕草子」を無視するわけにはいかないかと思い、
内容がスッと入ってきそうな漫画を選択。
(入門編は漫画!が自分の中で恒例となっている)
最初に「清少納言がどんな人物か?」特徴が描かれた
イラストと説明があるのですが、それが面白い。
額が出てて縮れ毛だったとか、
そのため容姿にコンプレックスがあるとか、
だからこそ美意識も高いとか、
思ったことを口に出す一言多いタイプでかなりの毒舌だとか(笑)
そんな女性だったんだ。嫌いじゃない(笑)
「かなり脚色した、『私』の『枕草子』です」とある通り、
めちゃくちゃ愉快にテンポ良く、コミカルな枕草子で
一気に読めちゃいます。
1000年前の女性も、現代の女性も、感じることは何一つ変わっていない。
そこがまた趣深い。
「紫式部」版もあるようなので、ぜひ読んでみたい!
今日も本を楽しみます
読書は“振り返る”ことにも意味がある、と考えてます。
もう一度読んだときの感情を味わったり、情報を整理したり。
今月は何冊読めるかな。
「今日も手元に読みたい本がある」というしあわせをかみしめて^^