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コーヒーのフルコースを頂く2時間6500円を体験した話
せっかく東京へ行くのでなにか有意義に過ごしたいと娘に相談したら、珈琲のフルコースはどう?と言われた。
珈琲のフルコースってなんだ?
とりあえず予約。
2021年1月にオープンしたKOFFEE MAMEYA -Kakeru。
連日大盛況らしい。
お店のドアを開けるとすでに珈琲のいい香り。
元倉庫をリノベーションした端正な店内。天井高約8mという空間。
理科の実験室のような3つの作業台のある四角いスペースを囲むように、カウンター式の席がぐるりと取り囲んでいる。白衣に蝶ネクタイで正装したスタッフに席を案内される。
先に来店しているお客さんは外国人がほとんど。店内は英語があちこちから聞こえてくる。スタッフも英語で対応している。
1組のお客さんに1人のスタッフが対応し、お店のシステムやメニュー、今日の珈琲豆について説明が行われる。
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6500円のコースを選ぶ。コースで今日味わえるのはAーアブ珈琲ゲイシャウオシュドとFーナチュラル。
楽しみ。
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GEISHAという名前は芸者を想像していたけれどエチオピアのゲシャという地名からつけられたと説明される。世界でも注目されているコーヒー豆の品種の一つで少量しか生産されない希少性のあるスペシャルティコーヒー。
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先ず出てきたのは、真っ黒いガラスにサーブされたA とFの豆のコールドブリューと呼ばれる水出し珈琲。
真っ黒なグラス。真っ黒なコースター。珈琲の色で味の先入観を持たないように黒い器で提供されるとの説明。
AとFの珈琲豆の違いの説明を受けながら違いを楽しむ。
香りも味わいも違っておもしろい。香りが鼻から抜けていく感じがいい。
珈琲ってこんなにおいしいんだ、という全く新しい感覚に驚く。
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続いて出てきたのがミルクブリュー。冷たい牛乳でコーヒーを抽出したドリンクのこと。ミルクに直接コーヒー粉を浸し、じっくり時間をかけて作られている。珈琲によって全く違う感覚になるのが楽しい。2種類のミルクブリューをじっくりと味わう。
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目の前でモクテルの説明を行いながら、まるで実験のようにモクテルの準備が始まる。
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いよいよドリップ珈琲。豆の説明から。
おいしい入れ方も教えてくれる。
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ゆっくりと時間をかけてドリップ。こんなに時間をかけてドリップするんだ。珈琲が大切に作られるようすが楽しめる。
計測しながら抽出を行なうことでレシピの再現自体が容易となりいつでも変わらない珈琲を提供できるとの事。それにしてもゆっくり時間をかけてドリップするんだね。
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ナチュラルの豆を使った珈琲にはブルーベリー、ウォシュドの豆には京都の黒豆しぼり、ドライイチジクはどちらにも合うと説明を受けて温かい珈琲をグラスでいただく。
珈琲も器で楽しむことが大切とひとつひとつにこだわりが強い。
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コースの最後はモクテル。モクテルとは、ノンアルコールのカクテル。
今日楽しんだアブ珈琲のアブ農園の写真を見せて頂いた後、朝霧がたちこめる農園の雰囲気を味わうため最後の仕上げを目の前で。
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飲むタイミングで蓋を取るとふんわりと霧が楽しめる演出つきのモクテル。
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グラスもすてき。
フルーティーな味わいが新鮮。
予約時間から15分遅れて入店したので、ここで会計。
時間には退店するよう伝えられる。
もう少し優雅にモクテルを楽しみたかったな。
珈琲の奥深さと、新しい楽しみ方を発見したコース。
贅沢に珈琲を楽しみたい方におすすめです。