アプリローンチレポートとアプリ「Filmarks」の分析
今回もdata.aiのレポートを読んで、それを実行しているアプリを分析してみました。
レポート概要
毎月ローンチされるアプリは16万を超えている。
その中で自社アプリに注目を集めるためにはどうしたらいいか。
1. 市場勢力図の把握
類似・競合アプリの特定、分析
月間ダウンロード数などの調査
2. ローンチ準備
アプリ申請の最適化(文字数やキーワード)
わかりやすいアプリ名、説明文、画像、アイコンなど。
(アプリダウンロードのうち65%はアプリ検索からダウンロードされている)
3. マーケティングによるローンチ加速
Webサイトからアプリへのシームレスな誘導
インフルエンサーを活用した新規ユーザー獲得
広告施策の実施
4. パフォーマンス測定と業界ベンチマークとの比較
アプリの評価やレビューを活用し分析する
継続的な改善
以上を効果的に実施しているアプリとして、「Filmarks」を
分析しました。
映画アプリ「Filmarks」分析
Filmarksは、株式会社つみきが運営する映画・ドラマ・アニメのレビューサイトおよびオンラインデータベースサイト。スマートフォンアプリ、パソコン版サイトを提供している。 2021年10月時点で12万作品以上のタイトルを登録し、1億件以上を超えるレビューが投稿されている。
引用:Wikipedia
1. ASO(アプリ最適化)
ASO・・・アプリストア最適化のこと。アプリストアでアプリを検索した時に上位表示を狙う
私はiPhoneなのでアップルストアですが、そこで「映画」と検索すると
映画が見られる配信アプリを抜いて1位でした。
ちなみにGoogle Playストアでは4位でした。
要因として考えられること
・「国内最大級!」や「1億件突破!」などとわかりやすく文字や画像で実績を表示しており、信頼感につながっている
・「こんな方にオススメ」という説明文もあることで、
指名検索でなくてもユーザーを獲得している(と思う)
映画に関する何かしらのアプリがないか....と探している人にもピッタリ
・Filmarksができる強みをポイント4つに絞り、画像にまとめている
(直接は関係ないが、月額550円のプレミアム会員についても
説明文にわかりやすく記述してあり良心的と言える)
2. 会員やインフルエンサーによるPRの実施
・映画に特化したインフルエンサーによるFilmarks課金の使い方について
PRをおこなっていた。
・「Filmarksサポーター」を数年前に一般向けに募集しており、
その活動自体はブランドのPRや口コミとなっている。
3. 継続的な改善
アプリがローンチされたのは2012年だが、それ以降も継続的な
改善(更新)が繰り返されている。
4. Webサイトからアプリへの誘導
ブランドのサービスサイトがあり、スマホから見ると
アプリへの誘導が目立つようにされている。
また、Webサイト自体のタイトルや説明文に関しても、SEO対策もなされている
感想
アプリが誕生して10年程度経っており、会員などのユーザーとのコミュニケーションを通じて、
継続的に改善をおこなっていました。
自社アプリに注目を集めることができていると思いました。