見つけに行きたくなっちゃう人
阿部広太郎さんに初めて会ったのは、
今から約5年前の2016年の1月。(だったと思います)
会社で「宇宙が好き」と言っていたら、
運よく新しい会議体を作るための
宇宙を題材にしたテスト会議に
呼んでもらえたことがきっかけでした。
そのテスト会議で同じチームになったのが阿部さんです。
地元の金融機関を辞めて、
1年間アメリカに留学して、
日本に帰ってきた後キャリアチェンジ。
広告撮影の会社に飛び込みました。
そのテスト会議は会社に入って
1年も経たないうちの出来事で、、。
コピーライターさんと同じテーブルで議論したのは
この時が初めてだったかもしれません。
ブレストで私は、宇宙の今後について
言いたい放題熱く語りましたが、
阿部さんは黙々と人の話に
耳を傾けながらメモをとっていました。
私達が好き勝手に放った言葉を、
これはつまり〜ということですね。と
散財した情報を言語化してまとめてくださったことを覚えています。
その数ヶ月後、
恵比寿ガーデンプレイスの「COMMON EBISU」に併設された
「感想文庫」のキックオフイベントに参加して、
また阿部さんにお会いすることができました。
阿部さんは「感想文庫」の名付け親で、
イベントのゲストでした。
そしてその後、
会社の先輩も関わっていた「企画メシ」の存在を知りました。
コピーライターさんって
阿部さんのような人だと思っていたので、
実は世の中一般のコピーライターさんより、
かなり活動的に、多方面に活躍している
特殊な人だということを、
私は数年後に知ることになります。
言葉の企画2020第5回目は「記事を書こう」で、
課題は3000文字以内で
「あの感情に今、名前をつけるなら」
をテーマに記事を書くことでした。
講義の冒頭で、
阿部さんが今まで取り組んできたことを
紹介してくださいましたが、
本当にいろいろなことに真剣に向き合って
結果を出してきたのだということを改めて知りました。
「見つかりに行く努力をすることが大事。」
取組みの紹介の最後はこの言葉で締めくくられました。
誰かが自分を見つけやすい状況を作る。
そうすると、
”〇〇さんに仕事お願いしようかな”
”インタビューさせてください”
など様々なチャンスが生まれるのだそう。
阿部さんは容易に見つけることができます。
阿部さんが発信すれば、いっぱいの「いいね」がつくし、
阿部さんをゲストに迎えると人が集まります。
そして新しい取組みを一緒にやらないかと
阿部さんには声がかかります。
それは今まで阿部さんが積み重ねてきた
「見つかりに行く努力」の結果なのだと思います。
今回の課題について、
noteで書く記事ってこういうものだと
決めつけてしまっている人が多かったように思います。
新しく発見してもらうためには
型を知った上で壊しにいくことが必要なのではないでしょうか。
想像の枠を超えてくる記事が今回は見つけられませんでした。
と阿部さんの講評がありました。
ドキッとして、誰も見てないけれど、
PC画面の前で、顔を背けてしまいました。
記事を書くとあったので、
シンプルにクラシックに文字だけで表現するものと
最初に決めつけてしまったのです。
それも一つの表現だけれど、
「そもそも」読まれる文章とはどういうものか?
見つけてもらえるとはどういうことか?
と考えることを放棄して始めてしまいました。
悔いが残ります。
5年前のあの時も阿部さんのことを
すごい人だなと思ったけれど、
5年後の今はさらにパワーアップしています。
阿部さんの発信や言葉からは、
新しい視点や元気をもらえるから、
見つけに行きたくなってしまうのです。
5年前のあの時からちょくちょく阿部さんに会えたのは、
無意識にそう思っていたからなのだと思います。
私も「見つけに行きたくなっちゃう人」になりたい。
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