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ガイアの夜明け「異彩を放て!世界へ~誰もが輝く社会へ~」ヘラルボニーの挑戦を見て

数年前に友人みうらんに教えてもらったヘラルボニー

障がい者を家族に持つ私はいろんな意味でそれ以来彼らの活躍を楽しく拝見していました。

ここ最近のご発展とご活躍ぶりは最近のモエヘネシー・ルイヴィトンが主催する「イノベーションアワード」の受賞で知った方も多いのではないかと。

今回、ガイアの夜明けで特集されると分かり、子どもたちといつもは付けないテレビをつけて、リアルタイムで視聴しました。

(番組の内容はこちらからも!

重度の自閉症を持つお兄さんを持つ松田兄弟さんが多感な中学生時代、理解ない人たちの言葉で傷つき、そしていつの間にか、お兄さんと話すことすらやめてしまった時期があったこと。お兄さんの存在を隠して生活していたこと。
兄弟児ならきっと誰もが経験あるのではないかと思います。
私も全く同じ状況を経験していたので、痛いほど気持ちが分かり、番組を見ながら当時の事がフラッシュバックして泣きながら番組を見ていました。

妹のことで「身障」とからかわれたり、いじめられたり、なかには「お父さんとお母さんとどちらがおかしいの?」そんな風に聞かれたことも。
障がい者に対してまだまだ理解の足りない時代でしたが、小学生の私にはとても辛い毎日でした。でももっと苦しかったのは、学校でそんな風に言われていると両親が知ったらとても心配して悲しんでしまう…そう思うととても両親には言えなかった。そんな当時の事が思い出され、同時に「あー私よりもっと若い彼らでも同じような経験をしていたなんて…」と世代が変わってもまだまだ日本では障がいのある人たちへの偏見や差別がなくなっていない現状にがっかりもしました。

番組を見ながら、それでもお兄さんがもっと笑える世界を作りたいとご兄弟でヘラルボニーを通じて障がいのあるひとたちの可能性を広げ、一緒に未来を切り開いていこうとする松田兄弟の姿に沢山の勇気をいただきました。

ヘラルボニーの良さは、その作品たちのすばらしさだけではなく、作品を産み出した人たちのバックグラウンドや背景もしっかりと世の中に伝えているところが一つあると感じました。
アートとして正しく評価してもらう。そこに健常者も障がい者もない。

彼らの起こしたアクションでどれだけの人たちが希望を見つけ、救われているだろうか。本当に胸が熱くなった1時間でした。

すべての人たちをもちろん救えるわけではない。
でも、一歩踏み出すことの大切さ。
100人いたら100人に反対されたと松田兄弟は言っていた。
でもやってみなければ分からない。
何もしなければ現状は変わらない。

まだまだ私にもできることがあるかもしれない。
もっとがんばろう!まだできる!
そんな風に大きな力を番組からいただきました。

止まっている時間はない!


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