見出し画像

「愛されない」を創っていたのは私だった

これまでもずっと孤独を感じて生きてきた私。
内観、手放しを始めて、世界との向き合い方が変わってくると、
より一層孤独感が強くなっていきました。
世間との大きな、埋められないズレを感じて。

孤独感が増せば増すほど、人との繋がりを欲していました。
ありのままの私、どんな私でも、まるごと受け止めてくれて、
同じように自分自身と向き合う、信頼できる仲間を。

どこかで、同じように「テハナシ」をしている仲間がいるって
頭ではわかっていても、体感として全く感じられていなかったのです。


でも、内観していると、仲間を切望していたはずなのに、
実際は、仲間ができること、人と繋がることに恐怖心を抱いていることに気がつきました。
いつか私のことを見捨てるんじゃないか、大切にされないんじゃないかと・・・。
だから、本当に信頼できる人じゃないと、距離を縮めることに物凄く嫌悪感があったし、自分のことなんて話したくなかった。
私自身が、他人を拒絶して、「愛されない」現実を創っていただけだったのです。

これに気がついたとき、呆然としました。
結局は自分が全部創り出していたんだと、突きつけられた感じがして。



学生時代、人を率いる立場にいた私。
よかれと思い、私の考えを全面に出して、全力で動いていたのですが、
仲間だと思っていた人たちに、どこか曲がって受けとられ、
私のあり方を拒絶されるという出来事がありました。

その環境下では、私に寄り添ってくれる人もいなくて、
投げ出したいけど、逃げ出すこともできず
辛いことも、悲しいことも、全部ひとりで抱えて耐えていました。

この時、私の存在全部が否定され、拒絶されたような気がしていて。
こんな思いをするくらいなら、もう本気なんて出したくない。
「わたし」でいること、自分を出していくことをどこか諦めたのでした。


思い返せば、そこから、同じようなドラマばかり繰り返していました。

信頼して仲良くしていた友人も、気がつけば私から離れて行ったり
大切にしてほしい人に、大切にしてもらえなかったり。

それ以来「わたし」を出していくのが怖くなって、
自分を抑えて、人から求められる「いい子」であろうとしてきたこと。
しっかりしていて、愛想がよくて、可愛らしくて・・・



いつもこのパターンだから、半ば諦めている自分もいました。
どうせ私はひとりぼっちだし、一人の方が楽だと。
本当は、私自身が、大きな壁を作っていただけなのに。

でも、やっぱり人との繋がりがほしくて、繋がろうとして。
その結果、いつものドラマがやってくる。この繰り返し。



このポイントは私にとって傷が深く、
一度きりで何とかなるものでは到底なかった。

これ以外の、抱えている他のポイントと並行して
何度も何度も繰り返し自分に問いかける、お掃除ワークを続けていました。
少しずつ、少しずつ、自分の深いところに潜っていくように。



また、内観を進めるうちに、
「枠」にはめて、そういう人として、他人から接してこられることも多く、
その結果、私は所詮「いい子」でしかなくて、
つまらなくて、楽しくない人間なんだ、、と自分のことを卑下していたことにも気がつきました。

本当は、どんな私でも、まるごと受け止めてほしかった。
考え方が違っても、
何かが出来ても出来なくても、
何ももっていなくても、
「わたし」は「わたし」として、まるごと認め受け入れ、対峙してほしかった。

枠とか関係なく、ただありのままの私をみてほしかった。



そしてこれは、父や母に対しても、本当は強く求めていたことで。
内観していると、色んな状況で、ここに行き着くことが多々ありました。



文章で書くと、さくっとまとまっているようですが、
こうやって、自分のことを紐解いていくというのは
見たくないものを見る、思い出したくないことを思い出さなくてはいけない。
とても根気のいる、苦しいことでした。


私は普段、自分が反応したことや、感じたこと、気がついたことなどを
ノートにぶわーっと書き出していて。
それを見直しながら、この文章を作っているのですが、

自分を形づくっているものが、いかに複雑で
色んな物事が絡み合っているのかと、今回改めて感じていて。

抱えているパターンひとつとっても、
きっと、他のパターンと絡み合ったりもしていて。
私たちの心は、感情は、思考は、そんなに単純なものではなく、
とっても繊細。
でも、繊細だからこそ、愛おしさも感じるのです。


そんな複雑で、繊細なものを
文字に起こす難しさもひしひしと感じているのですが

思いがけず自分のことをもう一度確認し、整理する、
とてもよいきっかけとなっているので
思いつくままに、これからも書いていこうと思っています。
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?