熟年離婚を切り出されるのはわたしのほうかもしれない。
昨日、次女の膝のMRI検査だった。
大きな音が苦手な次女、案の定、MRI室の手前で、まだ受けてもいないのに「音が大きいらしい。」という情報だけでパニックを起こし、泣いて逃げ回るため直前で断念した。子どもを追いかけたのなんて、何年ぶりだろうか。
結局、医師と相談するため、少し待つことになった。そもそも音が苦手で想像するだけでパニック気味になることはわかっていたのに、MRIを素受けする予約を取ってきた夫が悪い。なんてイライラしながら待合で待っていた。
医師は、「ごめんねごめんね!音が苦手だったか!そうか〜、ほんとにごめんね。」と、次女に謝っていた。そして、エコー検査に切り替え。最終的に、膝を曲げるとぽっこり出てくるぷにぷにしたものがなんなのかわからなかったが、腫瘍の可能性は限りなく低いということで、定期診察しながら経過観察することとなった。わかったのは、ガングリオンではない、ということだった。
夫に報告しつつ、MRI予約時になぜ色々確認しなかったのか、責める気持ちが出てきてしまい、つい口にしてしまった。夫は、「うん、それはごめん。俺のせい。」と言って、お詫びにロールケーキを買ってきていた。
詫びスイーツか。オトコってオンナにはスイーツ買っとけば許してもらえると思ってるとこあるだろ!!!と心の中で毒づきながら、もぐもぐ食べた。おいしかった。
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長女も結局不登校フェーズに入った。もう、いつから行けなくなったのか覚えていない。というのも五月雨登校時期が長く、行ったり行かなかったりしていた。9月に入ってからは全日登校したのが1日、5時間目登校したのが数日といったところ。
長女、次女2人ともの不登校で正直、日々記憶がないくらい頭の中はかき回されている。くわえてここ最近は次女の膝のこともあり、気持ちがまったく落ち着いていなかった。世の中のことなんてわかりもしない。コロナ感染者数が何人とか、誰がどうとか、気にかけることもないし、わたしの望む余暇もない。
ツイッターを見ていると、どうやら自民党総裁が変わったようだった。よく読みもせず、総理大臣変わったのか、と思ったので、「忙殺されてるうちに総理大臣変わっちまったよ(興味ないね。)」という趣旨のツイートをした。
帰宅した夫に「総理大臣はまだ変わってないよ。」と指摘された。
「ネタツイにマジレスすんなよ。」が第一声だった。ネタにマジになってリプライを送っているオジサン・オバサンは多い。夫よ、お前もそれか、と思ったので、ネタであることを延々と主張したのだが、間違いは間違いである。
夫は、「ハハハ」と笑いながらわたしの主張を聞いていた。
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寝起きでボケーっとツイートを見ていると、以下のツイートが流れてきた。
わたしはよくミスをする。スケジュールを忘れることもある。まったく完璧な人間ではない。家庭でのミスを夫に報告すると、夫はたいてい、上記のような対応を取る。代替案を提示してくるのだ。
些細な相談や、ただ聞いてほしい愚痴にまで代替案を提示するので、そういうときはめちゃくちゃうんざりするものの、夫が失敗に対して責めることなど、結婚以来、一度もなかった。
逆にわたしはどうだ?身が焼ける思いだ。責めることしかしてない気がしてきた。数々の責めムーブを思い出し、反省しながら、残りのスイーツをほおばっている。おいしい。反省はしているぞ、これでも。
夫は、何が好きでわたしといるのか。熟年離婚を切り出されるのはわたしのほうかもしれない。
今日は本当に朝の「反省会」である。
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