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「結論から話して、端的に」が怖いあなたへの処方箋

こんにちは。
小野結未です。

今日はちょっとした
コミュニケーションに関するTipsを。

コミュニケーションってあくまで
言葉のやり取りですが
ビジネスでもプライベートでも
コミュニケーションがうまくいくと
とにかく人間関係が円滑になります。

人は語る言葉で、相手のことを
好きになったりキライにもなったり・・・

極論、売れる売れないも
モテるモテないも
ここに尽きるんじゃなかろうかと。

つまり
『コミュニケーションを制する者は
 人生のおよそを制する』

と私自身は思っている次第です。

※およそ、と書いたのは
健康とか出自とかコミュニケーションだけでは
どうにもならないこともあるよね…
という意図です。

突然ですが、今こちらを読んでくださっている
皆さんは『結論から話す』『端的に話す』
ことは得意でしょうか?

「上手く話せない」とか
「分かりやすく説明できない」
と悩む多くの人は、おそらく
【結論から話す】ことに
少し苦手意識があるのでは…?

と思い、今日この記事を書くことにしました。

ちなみに、私は
手前味噌ですが、必要に応じて
結論から話せて、話を端的にまとめられる
タイプだと思っています。
でも、あくまで「今は」…です💦笑

過去は何度も上司から
『話が長い』
『何が言いたいのか分からない』
『結論から言えないなら話すな』←横暴w
と怒られた悔しい経験があります。

そんな「話まとめるの苦手症」だった私が
必要に駆られて身に付けた
ポイントをご紹介します🥰

お仕事、プライベート、
(相手によっては)恋愛など
いろんな場面で使えると思いますので
ぜひ最後まで読んでいただけたら
嬉しいです。


「結論から話して」のそのココロは

まずは、なぜ結論から話すべきなのか、
という理由を解説します。

ちなみに、この要望度合いというか
結論から、端的に、話されないと
ストレスが溜まる度合いは
人によって個人差があります。

ので、あくまで相手やTPOに合わせて
使い分ける形でよいと思うのですが
そもそも、なぜそんなに
「結論から話すこと」を強く求められるのか。

それは、大きく2つの理由・要因があると
思っています。

①相手のコミュニケーションのタイプによるもの

人のコミュニケーションのタイプって
実は大きく4タイプに分類されるんですね。

その中に「結論・結果・成果重視型」の
タイプの方々がいらっしゃいます。

このタイプの方々は
常に「ゴールは何か」
「最短で結果を出すには」
ということを
ナチュラルに考えて生きています。
(そう、あたかも息を吸うように)

そうなると、何かを伝えようと
会話をする中でも
「何がどうなのか」という
結果を性急に求めたくなる傾向が
非常に強く出ます。

※ちなみに、これは
あくまで私の経験上ですが
女性よりも男性に多いタイプです。

このタイプの方々は、物事を
起きた順に散文式に聞かされることに
とにかく強いストレスを感じます。

なぜかというと、話の途中で
「で、結局何が言いたいの?」
と、結論を先に知りたい気持ちが
どうしても抑えられなくなるからです。

どちらが良い、悪いではありませんが
こういうコミュニケーションタイプの方と
上手くお付き合いをしてくためには
「話の結論を先に言う」
「話を端的にまとめる」
「要点をわかりやすく伝える」
ことが、相手にとっての思いやりとなります。

②相手は「この話をどう聞けばいいのか」を知りたいと思っている

とくにビジネスの場面では
このことを強く意識してほしいのですが
話の結論・要旨を先に伝えることで
相手は、話されている内容に対する
心の準備が出来るようになります。

例えば、部下→上司に対して
「ちょっといいですか」
と声をかけて話し始める場合
上司としては、まずこう思うわけです。
👇
「これって、相談?質問?報告?
 何か自分が対応しないといけないこと?
 急ぎのこと?今じゃないとダメなこと?」

相手が話し始めた言葉によって
その次に、自分が何をどうすることになるのか、
はたまた、この会話を
どんなスタンスで聞けばいいのか?
を考え始めるのです。

そのため、こちらが言いたいことを
100%集中して聞けない状態に
なってしまうだけではなく
話の中で、何が重要なポイントで
どこがそのサブ的な情報なのか、の
取捨選択が出来ず、
結局、時間パワーも余計に
かかる会話となります。

お家の中で
奥様→旦那様への会話でも
こんな場面があるかもしれませんね。

話を聞く方としては
重要な相談として話を聞くべきか
(一緒に何かを考えないといけない、 
 そのために内容に注意しないといけない)
今日あったことの報告なのか
(つまり、ただ聞くだけでOK)
によっても、聞くスタンスが
大きく変わってくるわけです。

話を端的に分かりやすく、相手に伝えるためのファーストステップ

なぜ「結論から話さないといけないのか」
の理由を明らかにしたところで
じゃあ、何をどうすればいいのか、
のHow toの解説に移ります。

話の結論がすぐに言葉になる方は
そのままで良いのですが
そう簡単にもいかないと思いますので
今すぐできるスモールステップから
ご紹介しますね。

自分がこれから話そうとする話が
【何の分類】なのか。
これを話の冒頭に伝えるだけでも
相手はとても話が聞きやすくなります。

例えば、仕事で上司に
何か相談したいことがある場合
「すみません、実は昨日クライアントと…」
と話し始めるよりも
「契約の内容についての相談なのですが
 実は昨日クライアントと…」
と話し始めた方が、相手の聞きやすさは
何倍も変わります。

「契約について」の「相談」ということが
分かった時点で、上司の方は
そこから聞き始める話の中で
「契約」に関する細かな情報を注意して
聞こう、という心づもりができるのです。

実際、私が一緒に働いていた部下で
声をかけられるときに、まず
『ただの報告だけなんですが』
『ちょっとトラブルの可能性がある相談で』
『受注金額に関する相談で』
と、何のジャンルのどんな話なのか、を
伝えてから話し始める子には
非常に仕事ができるという印象を持ちました。

プライベートであれば
「昨日あったことなんだけど」
「来月の予定の件で相談で」
と話し始めることで、相手の頭が
その内容に切り替わります。

相手も聞きやすいだけでなく
話す側も非常に話しやすくなります。

結論を伝えるところまでいかずとも
【話の分類】を、まず伝えることを
習慣にしていただくと、どんな場面でも
どんな相手でもコミュニケーションが
円滑になりますよ。

【結論】円滑なコミュニケーションに必要なモノは相手への思いやり

世の中には、上手くコミュニケーションを
とるためのノウハウや
テクニックが溢れています。

いろんな情報を取り込んで
混乱しそうになった時に思い出して欲しい
たった一つの本質は
【コミュニケーションを円滑にするのは
 他でもない相手への思いやり】

ということです。

自分が言いたいことを
言いたいようにだけ話すのではなく
相手が理解しやすいこと、
聞いていて余計なパワーを使わせないこと、
相手が不快な気持ちになるような
言葉や言い回しをしないこと。

こういった心配りが何よりも大切です。

小難しいテクニックを
アレコレ使おうとするよりも
この本質を常に意識することで
大切な相手とのコミュニケーションも
そこからの関係性も
グッと良くなっていきますよ✨️



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