「ナースログ」という言葉をふと思い出していた。 「看護する木」とは、森の中の樹木が何らかの理由で倒れ、地面に横たわると、時とともに朽ち大地の栄養になり、虫や鳥やそこに生きる動物たちを養い、森を豊かにして、その木からも芽吹きまた再生し、川も豊かになり、流れ込む海も豊かにする。倒れた木は無駄なものではなく森をケアしているというような事だったと記憶している。 それを知ったのは、夫の大好きな作家、今は亡き開高健の言葉からだった。 19、20才の頃、私は訳の分からないアートやら映
昨晩、なかなか眠れなかった。 ずっと「ジョギング」「走る」って言葉が、頭に浮かんで来て、真夜中なのにこれからでも外へ走りに行ってみたい衝動にかられたりしていたから。 昔から徒競走は好きだったけど、持久力がないせいか、マラソン大会が嫌で嫌で、密かに雨乞いしたり、熱でも出ないかしらと、当日が近づくにつれ一人悲しい子供になり、悩んだりしていた。 大人になってからもウォーキング一辺倒のそんな私に、ジョギングのお告げなのだ。 これって、もうやるって事だから、とにかく朝起きて、ネ
今年は、夫の実家を整理する予定があって、カフェを閉めてからずっと物置に預けてあった物を自宅に引きあげることになった。 そうは言うものの、ほとんど処分していて残っているのは数点だけ。 たまたま、最近我が家で手作り餃子熱が復活していて、野菜を刻む事が増えていたので、「あっ、そうだ、クイジナート、あれ使おう」と、なった。 久しぶりに棚の奥から段ボールを引き出して、しっかり梱包されたクイジナートを持ち帰りキッチンに出してみた。 4年ぶりに見たそれは、なんとなく薄っすらと汚れて
昨年末近く、身体はいたって元気なのに、右下奥歯の辺りが何となく痛いなぁってなり、2~3日様子を見てたらずんずん腫れ上がって、こりゃいかん!と、久しぶりに抗生物質と痛み止めを飲みました。 急激な冷え込みが数日あって葛根湯を飲んだりしてたので、少し抵抗力が落ちて風邪っぽかったのかもしれません。 結局、年を跨いで、腫れはひいたものの、固いものは未だ嚙めずにおります。 身体の調子が良くないとか、少しでも痛みがあったりすると、ホント心が晴れませんよね。 私もこの期間、いつもより気持
「なんか私、益々雑談力が落ちたなぁ」って呟いたら、優しい夫は、「はぁ?全然そんな事ないよ」って笑い飛ばしてくれたんだけど…。 先日、人に会う用事があって、久しぶりに出掛けた時、「お久しぶりです」からの一般的な挨拶を交わし、近況などをそれぞれ話し終え、要件を済ませ別れるまで、以前より静かな「間」が増えた様な気がして、それを感じる時が何度もありました。 だからと言って、相手から何か苦情があった訳でもなく、別に何の問題もなかったんですけどね。 ただ単に、自分の中で起こってた、あく
映画007、ダニエルクレイグのジェームズボンドが大好きな夫は、アイルランド民謡や、スコットランドのバグパイプの音色、イギリス英語の発音を聞くと、何故かもの凄く落ち着くと言います。 もしや前世がそちらなのか?!それはどうかは分かりませんが、特に、バグパイプの名曲「Highland Cathedral 」を聞くと、不思議と涙が溢れてくるのだと。 (そういう彼は一度もイギリスへ行った経験はないんですけどねww) それに比べて私は、その辺りがどうも鈍感なのか、何かを感じ取る様なこと
我が家にはテレビがないので、夕食の後、アマゾンプライムで映画を観る事が多いんです。 夫婦それぞれ映画の好みは違うけど、お互いがこの映画好きだなぁ、時々観たくなるなぁっていうのが、「ノッティングヒルの恋人」です。 今、これを書くにあたって調べてみたら、公開が1999年、今から23年前とのこと。 そうあれは、確かそれくらい前の話です。 その頃の私は、商店街のアーケードにある調剤もしている小さなドラッグストアで、土日のパートをしばらくしていた時期がありました。 土日は病院
人生もそろそろ後半?に向かう私達夫婦ですので、なるべく身軽な暮らしをと、いつも心掛けています。 澱みなく、風通しの良い、清々とした環境にいたいから、なるべく物も少なく、シンプルに。 その方が、お掃除も楽ですしね。 今まで、引っ越しが多かった私達は、その都度何らかの人生の節目もあり、生活を見直し、どう暮らしていくかを話し合い、色んな意味で、所謂「断捨離」を度々して来たように思います。 夫は、趣味の物や、こだわりの大切な物達をいくつか所有していますが、私はこれといった趣味
釣りをやめてからの私は、まったく川へ行かなくなった訳でもなく、時々は夫と一緒に出掛けて、河原でお昼ご飯を食べたり、ひとり本を読んだりと、アウトドア時間を楽しんだりする事もありました。 そんなある日のエピソード。 お昼の休憩が終わり、夫はまた竿を手に川へ向かって河原を歩いて行き、私はずんずん遠くへ小さくなる夫を、背伸びしながら見送っていました。 主要道から少し離れた平日の広い河原は、どこを見ても人けがなく静かで、青空にトンビが舞う、のんびりとした本当に気持ちのいい場所です
夫と知り合ってから 彼の影響で、川でのルアーフィッシングに夢中になった時期がありました。 信州に住んでいた頃はフィールドも近く、50cm位の大物が多く生息する川へ、休み毎に出掛けていました。 ただ、あまりにも好き過ぎて・・・ 彼らに(自然全般、生き物全般)そのままでいて欲しい思いの方が徐々に優ってしまい、あんなに好きだった釣りですが、私だけすっかり卒業してしまいました。 私は竿を置きましたが、好きで続けている夫も、実はよく言われる、ただ“魚が釣りたい”だけの釣り師ではな
昨夜は、満月の皆既月食という、スペクタクル天体ショーでしたね♪ ずっとは見ていられなかったけど、断片的にはバッチリ拝見できました。 毎晩、布団に入って横になり 「あ~寝るって最高!」 「今日も一日楽しかったなぁ」とか、 「今日も一日よく頑張ったなー」とか、 「一日無事に平和だったぁ」 「ホントありがたいなぁ、幸せだなぁ~」 なんてつぶやきながら、いつの間にか寝てます。 昨日はそれに「皆既月食見れたなぁ~」がプラスされましたwww ふと思ったんです。 何と
毎朝、両足の三陰交のツボにお灸をすえ、重曹・クエン酸水を飲み、お天気のいい日は少し遠くの地元野菜の無人直売所まで散歩がてら歩きます。 季節感を味わえる木々の多い道を選んで歩くと、道沿いの植物たちのため息の出る美しさに心奪われ、立ち止まり、なかなか散歩が前に進みません。 別に、特別珍しいお花が咲いてるとか、手入れが行き届いてるお庭があるとか、そういうんじゃなくて、、、 ホントにただの、ただの?!って言ったらアレなんですが、、、 雑木林と落ち葉、周りは雑草っていう感じの歩
大好きな絵の会。 主に、水彩絵の具や色鉛筆、ペンを使って描く私のスタイルを、自由なお題を決めて、皆さんと一緒に描いています。 前回の時は、いつもの皆さんと、初参加の方もいらして、和気あいあいと、まるで年齢層が様々な“いとこ会”?みたいに、楽しい時間を一緒に過ごしました。 楽しい時間はあっという間で、毎回2時間の予定が大幅に過ぎてしまいます。 じゃあ、お茶でも飲んでと思っていたら、、、 この日は、会場に使わせて頂いている、Cさんのロースイーツ教室の、食洗機取り付けがあ
ベランダに座り、ぼんやり空を見てる時間が好きなんです。 激しい雨ふり以外は、ほぼ毎日と言っていいくらいのお気に入りです。 今年の春に、飛行機で出雲へ行ってから、何となく飛んでいる飛行機に目が行って、そのせいか空に飛行機の数が増えた?様な気がするんです。 最初は気のせいかな?時間が夕方だからかなぁ?くらいの感覚でいたんですが、、、 大小様々な飛行機が交差して飛んだり、夕陽に光り輝く機体とその横をすれ違う見たことない黒いマットな機体とか(夕日に向かってるのに黒っぽい)、結
川沿いにある枝ぶりが見事な桜の木。 満開の頃は、散歩途中の人々が立ち止まり、写真を撮ったり、笑顔で挨拶したりして、ちょっぴり賑わう場所です。 私も散歩がてら、手の届く枝に小さな桜の花の毬を見つけては、いつも声を掛けて撫で撫でして一人楽しんでいました。←かなり怪しい人ww 花が終わりに近づいて、散り行く花びらにサヨナラ言う人、また来年が楽しみだねと言葉を交わす人々、、、 そして今は誰も足を止めることなく、そこにいつもある風景になってる桜の木。 この地球に生きる動植物は
「ガンバライン」って見た目や音だけだと、何かの工業地帯?とか、なんか健康診断の数値的なやつ?って感じですよね。 正解は、標準語で言うところの「頑張んなさい」「頑張って」の意味なんですが、「ガンバライン」は、東北弁になるのかな? 私は宮城県出身で、県内でも南北では言い方が異なったりしますが、こちらは県南地方の言葉でいいのかしら。 ※違ってたらごめんなさい 普段の生活は標準語、実家の家族とは東北弁、夫の親戚とは名古屋弁、なんだろこのバイリンガルっぽい感じww もう遠い昔の