菊地雅洋氏の「看取り」講演を聞いた②本題に入ります。
「終末期判定と余命診断は医師の責務」
終末期とは、治療により回復の見込みがなく数週間から半年程度で詩を迎えるだろうと予想される期間
余命半年以内が終末期の目安
終末期と判定されて救急救命が必要になることは想定されない(必要ない)
不必要な延命治療は対象者を苦しめるだけ
最善の介護に意をつくすこと
白寿のお祝いを1週間早めて実施しそれから十日後に亡くなった99歳女性
特養で、子供たちも全員集まってお祝いした。
今まで参加していた音楽の集まりにもストレッチャーで参加
最期までその人らしく、対象者の生活を思い起こしながら代弁者となること
最期まであきらめない 参加することをあきらめない
お母さんにとって最高の最期でした
施設内孤独死を避ける
VRを利用した思いの実現
40代の息子さんを癌で亡くし、本人も宣告を受けている
家に連れて行ってくれと言う本人
娘さんがスマホで撮影し、リアルタイムのニーズに応えられた
(ゴーグルのような眼鏡を掛けて見ているおばあさんの映像)
最善の対応に結び付く可能性を捜す
旅立ちの時に家族が間に合わなかった時
職員が旅立った時の様子を娘様に伝える
そのエピソードはお通夜の席で、自分(娘様)の体験のごとく親族や知人に語り継がれていきました
お別れの時間が持てる
エピソード作りができる
家族が参加できる:対象者のご家族は遺された時間を意識しながら共に過ごす~看取る物、看取られる者、双方意味がある別れの時
<例>長女が40日間、特養に泊まり込んで看取った事例
40日間お母さんを看てやり切った
命というバトンを長女の心にリレーする
スピリチャルペイン(霊的苦痛)の需要
Aさんは亡くなられる10日前に便失禁するようになった。
「すまない申し訳ない」と精神的な落ち込み
介護者の言葉「泣かないで」「気にしないで」「仕事ですから」✖
「私たちが最後まで付いていますから安心してください」〇
「皆さん私に最後まで付き合ってくれてありがとう。ここに帰ってきて良かったわ」おっしゃって亡くなった
経管栄養や点滴について
食べられなくなったらどうしたいですか?
ACP アドバンスケアプランニング
人生の最終段階におけるケアも決定プロセス
経管栄養によって延命したいという希望もあって当然
対象者の判断を優先すべき
できるだけ事前に本人の希望を聞いておく
終末期の点滴について、中村氏が書いている。喀痰が必要な人に点滴をしたら苦しい。 ⇩
治療を試み治療効果が出なかったら終末期
三種の呼吸
<チェーンストークス呼吸>呼吸が徐々に増大と減少を繰り返し、最も減弱した時にしばらく停止しているよう
<デスラッセル>喉の奥の粘膜が鳴っている ✖吸引をしないこと
<下顎呼吸>下顎呼吸とは、死期が迫ったときに現れる呼吸のことで、顎や喉の筋肉を動かしてあえぐように息を吸うことです。死が近いと体内の酸素量が少なくなり、身体は酸素をより多く取り入れようとします。その結果、顎を下げて呼吸をするようになります。✖酸素吸入 co2多くなりエンドルフィンが出ている。
重要となるリビングウィルの支援
【延命に関する宣言書】
何度も書き換えることが出来る
死を語ることは愛を語ること
親の死に対する悲嘆感を持ちグリーフケアが必要なケースの大半は、親の死という事象そのものより、死に方がこれで良かったのかという疑問から生じている
重い判断を子供にさせる、子に精神的な負担をかけるという状態にしないという意味がある。
親の意思を聞いていないとしたら・・・
我々の職業 we are ヘルプマン 誰かの心に咲く赤い花 介護は未来を作る
感じの良い支援者になってください
1500字です。
走り書きのノートから転記しています。
早口の講演でした。雰囲気で読んでいただけたら。