認知症の方への食事介助
いままで、食事介助について3回投稿してきました。
施設の介護職として、ケアマネジャーとして、自費ヘルパーとして
食事介助のことを書いてきました。
現在は、自費ヘルパーとして週3回、サービス付き高齢者住宅へ、食事介助に通っています。カメラと音声で依頼者と繋がっており、適宜指示と確認が入ります。
現在の食事介助
一般的な留意点
体調確認
ギャッジアップ ベッド角度高さ調整
食事形態確認調整 粥・刻み食だがが必要に応じて刻みたしたりすりつぶす
食指はほぼ無い
「夕食ですよ」と声掛けはする。
なんとなく目が合うが、、、
○○ですよ、と声掛けしながら、スプーンで食事を口に運ぶ。
口を開けるのを待ち、口の中に入れる。もぐもぐと口を動かし続けている。
口を動かしている時は開口しない。続く時は、口腔ケアシートで食べ物かすを取り除く。
たべたくない時は、顔を横にそむけて、口をむすんでしまう。
40分かけて、5割から8割程度。ムセは無い。
嚥下が問題なのではなく、食べる意欲が無いことが問題である。
食べたい・口を開ける。噛む・飲み込む ふつう無意識にする一連の動作に促しまたは確認が必要になっている。
お茶(トロミあり)はスプーンで。あまり進まない。
食事介助をしなければ、摂取できない。
そもそも、食べる意欲がほぼ無い。
食が進みやすいもの、すすまないものがあるのは完全に無理やりの介助ではないことの証しか?
介助すれば5割は食べられて、身体に関する数値が良いのは
今のところ、食事介助する意味があると考えられる。
依頼者はとても熱心である
依頼者は、介護タクシーで外出に連れ出したり、毎日施設に来て世話をしている。会話も無いが、表情がにこやかだったりすることもある。毎晩通いきれないので週3回自費ヘルパー依頼をしている。昼は系列のデイサービスに行っているが水分摂取の介助になっている。
無理な食事介助にかろうじてなっていないが
なんとなく口を開けてしまった時に、口に入れてしまう時がある。
室内カメラで依頼者のスマホと繋がっていて
「どうですか?」「こうするとたべられるのではないですか?」「今日は食べられて良かった」「半分ですか。」
スポットで時給をいただいて、食事介助をするというのはけっこうプレッシャーである。施設で食事介助をするのとは違う。
もっと食べられなくなる時が来るかもしれない
ヘルパーの立場では、意見や助言は言いにくい。
ケアマネジャーの時に同じような食事状況の方を2人担当していたが、主治医や訪問看護と相談する道があった。また、介護者に相談を促すこともできた。
当面、続けてみます
「食べられなくなる時」がいつなのか 見ていきます
他のヘルパーだと、こんなに進まないですよと、施設職員談。
食べさせる技術が私の方が上だと喜んではいられない。
無理やりの食事介助と紙一重であるかもしれない。との意識をもって。