見出し画像

介護保険認定調査 「この文字が見えますか?」

「見たものについての理解等の知的能力を問う項目ではない。」
「広い意味での視力を問う質問である。視野狭窄・視野欠損も含まれる。」「福祉用具や器具類を使用している場合は、使用している状況で選択する。」

文字を見る視力を調べます。テレビや景色を見る視力ではありません。眼鏡はテレビや景色を見る時に使うので太字の解釈で良いと思います。

虫眼鏡でなんとか文字を読んでいる場合、「1」を選びますか?
1 普通(日常生活に支障がない)」
・雑誌、新聞などの文字が見え、日常生活に支障が無い程度の視力を有している場合をいう。

次の段階「2」でしょうか。
文字が見えない方には、1m離した確認表を示して、見えるかを調べる。
「2 約1m離れた確認表の図が見える」
・雑誌、新聞などの文字は見えないが、約1m離れた確認表の図が見える場合をいう。

器具を使って見える場合、見えるとします!

日常生活に支障が無い程度の視力を有していると言えますか?
虫眼鏡でテレビを見ますか?

「見えにくくて困って、ルーペを使って見るんですよ。」と言った場合、
常識では「新聞・雑誌の文字は見えない」と解釈したいですよね。

調査員はつらいです。常識ではダメです。テキストと首っ引きです。

 ※ 今日は眼科検診で瞳孔を開く点眼をしたため画面が見えにくい状態です。短く書ける項目だけど、私は変だと思っていることを書きました。

調査から何を導き出そうとしているのかを、細かい解釈をすることで見失っているのではないか。常識的な解釈に戻すべきではないか。
買い物の判断も、常識と違っていると感じます。

聴力の項目は、あれば補聴器を付けた状態で判断します。補聴器を使っている人が少ないこと、補聴器の性能が虫メガネほど良くないので「2普通の声がやっと聞き取れる」等の常識的な選択ができます。

視力の項目が介護度にどれほで影響があるのかは分かりません。
項目にある以上、何分かの積算があると思います。

もし調査内容の開示を求めて読んだら、きちんと書かれていないと感じる方がいるでしょう。

答えた現状や訴えた困りごとが、解釈によって、違う書き方にされていると思われるでしょう。

介護度を決めるための一つの資料(主治医意見書がもう一つ)を作る認定調査。
項目はそのままでも、解釈を変更しませんか?解釈の重点を変えませんか?

いいなと思ったら応援しよう!