あなたは幸せだったかな ふざけて笑い合ってた日々 私は幸せだったから ときどき思い出してるよ まだ解けそうもない雪に 足を取られながら いつもの道を いつものように 今はひとり歩いてる 思い出だけじゃ つらすぎて 胸の奥までふるえるほど 凍える夜が続いているのに 暦が春を告げている あなたは幸せでいるのかな 新しい暮らしにも慣れて 私は幸せを探してる まだ少し胸が痛むけど 並んで写した1枚の 写真も手放して やさしい笑顔 やさしい声も 忘れようと もがいてる 思い出は 今に
穏やかな陽射しの中 しあわせを奏でてゆこう 遠回りした帰り道 言葉を選び過ぎて 何も話せなくなった あの日も笑い話 もう一度 運命に導かれて 巡り逢えた ふたつの糸 明日を紡ぐハーモニー いつまでも 心 重ね 奏でたい やさしいメロディ 離れ離れで過ぎた日の かけらが埋まってゆく 交わす幾千の言葉 願いが叶うように いつまでも 隣で微笑んでいて 重なり合う ふたつの音 心 結ぶ ハーモニー 響き合い 聴こえて来る しあわせを奏でる音色 寄り添い合う ふたつの糸 明日を紡
降りしきる雪の中に ただ一輪の紅い花 恋を失くして 命捨てた 哀しい女の血の色よ いつの時代にも よくある心変わり あの人は 私を踏みにじるように捨てた そして捨てられた私は 命捨てた 敷きつめた綿雪 流れ出る血で染まる 少しずつ 少しずつ 私の記憶は遠くなる だけど あの人のことだけが・・・ 眠りたい 眠りたい 寂しい昔を捨て去って いつも 不幸せ 数えてた 流れ出した血は 土へと深くしみて 来る春を待たずに 雪をかき分けて息吹く それは あまりにも儚く脆い命 だけど
うつろう季節を いくつ見送れば さまよう心に 灯り点るだろう たったひとつの強い願いが 叶わぬとしても 降り注ぐような星空は 再び巡り来る 眠れぬ夏の夜にも 凍てつく冬の夜も あなたと見上げた星が 今も瞬く こらえた涙が こぼれないように 星座を数えて あの歌 口ずさむ 時計は二度と動かなくても 時間は流れる 消えない想い 手の中で 今でも温めて ひときわ輝く星に 見守られながら ひとりで歩いてゆける ずっと ずっと 眠れぬ夏の夜にも 凍てつく冬の夜も あなたと見上げた星
街を彩る花が見えなくなるほどに うつむくだけの日々が続いたとしても 胸に射し込む光に いつか気づいたとき 小さいままの蕾が そっと開いてゆく うす紅の花びらは 風にその身をまかせ それぞれの想い乗せて 儚く舞い散る 人知れず流した涙は 心癒す泉になる いま 歩き出す背中 押すように 花の雨が降りそそぐ 叶うはずなどないと 願うことをやめて 振り返ることさえも出来なくなってた 一度描いた夢は その手のひらの中 小さくなったとしても 消えたりはしない うす紅の花びらが いつか教
私の恋はいつも 咲くだけ咲いて あとは枯れる 徒花と他人は言う 花は咲くのに 実は結ばぬ 傾く月を見ては 愛しい人へ 想い募る 私の恋はいつも 人知れずこそ 想い初めし 恋はいつでも狂い咲き 私の心の中で そして儚く散ってゆく 行方知らぬまに 河を渡る舟人が 舵を絶えたように 祈れども逢わざる恋 及ぶまじき姿 古の歌は皆 哀しく忍ぶる恋を詠む どんなに愛しくても 言葉にさえも出せはしない 私の恋は今も 咲くだけ咲いて たぶん枯れる 徒花と他人は言う 花は咲くのに 実は結ばぬ
たぶん いつか あなたから さようならと言われると 胸の中で いつの日も予感していた 泣き出せば困ること 知ってるけど 最後の最後まで 嫌われたくない さよならと言われても 涙も流さぬ私を つよがりと見抜けないあなたが 哀しい 言い訳をするあなたと 別れが怖い私と 今ではどちらのほうが臆病かしら 明日には友達でいられるよと 心にもないこと 言いたくなかった さりげなく 何気なく 作った笑顔も あなたは気づかない 気づかない つよがりだったと さりげなく 何気なく 作った笑
待ち合わせはいつも 通りを見渡せる 大きな窓のある小さな店 傘を数えながら あなたを待っている 腕時計と外を 交互に見ている まるで 速いリズム刻むように 雨脚が近づいて来る あなたが濡れて来ないかと気にかかる 傘を数えながら あなたを待っている 降り始めた雨が 心 湿らせる 降り始めた雨に 傘の花が開く まるで 通り中が花壇のよう もうすぐあの人が来るような気がして ドアの開く音に 何度も振り向く 雨は 紺色のベールをつけた街に 冷たく降りしきる あなたが濡れて来ないかと
あなたの声が 奏でるメロディ 耳に 心に 優しく残る 約束なんてしていないから 一夜の奇蹟を願うだけ 降り積む雪と同じように 逢うたび募る想い 何も伝えられないままの 少し淋しい夜 すべての音が 吸い込まれて 街を彩る灯りが揺れた あなたの笑顔も あなたの声も 何より大事な宝物 逢いたくて だけど逢えなくて 独りで過ごす夜に あなたの歌を口ずさんだ 少し淋しいイヴ また降り出した牡丹雪が 街を白く染めてく 聖なる夜に ひとり願う あなたの幸せを 作詞・作曲 夢有眠
どこか遠くの空で響いてる 低く唸る獣のように 強くなる風にざわつく波が 不安をかきたてる 言い出せず飲み込んだ 黒い棘が突き刺さる 暗い 荒い つらい未来 暗示するような遠雷 暗闇を切り裂く 一瞬の光がやがて 連れて来る夕立よ 泥のような私を流して 空を切り裂くような閃光が 歪んだ心 映し出す 伝える言葉は知っているけど 素直になれなくて わずかな希望を灯し 残された炎を燃やし 淋しい 悲しい 悔しい 虚しい それさえ愛しい魂 この胸に渦巻く もつれた感情の糸を 解き放つ光
吹きすさぶ北風に 首をすくめると 愛おしいあの頃が ふとよみがえる 忘れたいと思った 記憶を閉ざして 忘れられると思っていた 心を閉ざして はらはらと徒に 音を立てながら 舞い落ちてく枯葉が 少し寂しくて 思い出はゆっくりと色褪せてしまう 古ぼけた写真のよう 動かないまま 色を失くしたように 時がそこで止まる 何もなかったことには もう出来ないけれど 戻りたいと願った 出逢ったあの頃に 「寒いね」と言いながら 笑ったあの日に すべて黒く塗りつぶしても 消えぬ想い時計を針だ
一夜で 辺りを真っ白に染め上げた 雪に見とれて あなたの言葉を 聞き逃したふりで もう一度問い返す あなたは視線を逸らせて 窓の外 眺めて 静かに別れの言葉を まるでドラマのように そっと繰り返す あなたの口からこぼれた その短い言葉で 凍えてゆく 指も髪も愛も心までも 馴染みのお店の窓際 指定席 ふたりで来るのは 今夜が最後ね 降り積もる根雪になるには 早すぎる ひとひらふたひら 空から舞い降りて 指先 触れては すぐに消えゆく 脆く儚く それはあなたとの恋に似て あとか
想いだけが溢れ 言葉にならず ペンを持ったまま 時だけが過ぎた 書いては破り棄て その繰り返し 何を告げたなら あなたは戻るの 綴る言の葉を 唄を唄うように あなたの心に 響かせたくて 心 したためて しまい込んだまま 月日重ねても 出せない手紙 取り出して読んでは 過ぎし日 想う 引き出しの奥に 本音 閉じ込めて 嘘つきな文字から 涙のように 本当の気持ち 見え隠れしてる 消せぬ恋心 遠く離れても 募る愛しさに 胸がざわめく 想い 書きあぐね 言葉にならずに 二度と戻らな
かすかに揺れながら 移りゆく季節(とき)の姿 誰ひとり気づきもせず 流れ過ぎて気がつく あの人の声が聴こえるような そんな気がして ひそかに耳を澄ましてみても 夜の静けさ ただ虚しくさせる 暁露に我が立ち濡れて 長い髪を我が手に抱え 少しずつ膝の上に流してみれば 仄かに薫る桔梗は揺れて 長月の夜は更けゆく 何故あの人の面影を胸に抱き 萩の丘 見向きもせず ひとり歩く月の夜 ひたすらに羽を振る鳥のよう 待つやも知れぬあなたの元へ 飛んでゆけたら 夜はしんみり ただ更けゆくばか
超へたっぴの アマチュアシンガーソングライターです。 「夢有眠(むうみん)」という名前で オリジナルソングをメインに 市内のライブハウスなどで アコースティックギターで 弾き語りをしています。 動画サイトにアップしている オリジナルソングの歌詞を中心に 投稿して行きます。 ゆっくりのんびりな更新ですが どうぞよろしくお願いします。 *つちやゆみ* #夢有眠 #むうみん #アコースティックギター #弾き語り #シンガーソングライター #オリジナルソング #こんばんは夢