自己紹介②
はじめての衝撃
秋葉原へと初上陸した私を待っていたのは、道路に面した巨大なアニメポスター、メイドによる勧誘、店内に溢れかえる圧倒的なまでのアニメキャラクターでした。
そのどれもが私にとって新鮮なものでした。同時になんとも表しがたい心地よさ的なものも感じました。
地元へ帰った後も、秋葉原やイベントでの興奮は収まらず、私をさらにアニメの世界へと引きずり込む要因として機能し続けました。
そして高校へ
無事高校受験を終え、高校生となりましたが、アニメへの熱は収まることを知らず、さらに強く燃え上がりました。
見るアニメの量は増え、昼間は部活のため寝る前の時間を使い、様々なジャンルのアニメを見ました。
私は比較的戦闘系アニメが好きです。それも主人公とヒロインが出会い世界を変えていくようなストーリー、または、今では「なろう系」に分類されるような「俺TUEE」と呼ばれる作品群。
決して「なろう系」が嫌いなわけではありませんが、昔のラノベ原作の「俺TUEE」系アニメとはやはり少し違うものを感じます。もちろん「なろう系」作品で好きな作品はたくさんありますが、昔の「俺TUEE」作品は緻密な設定や背景など、作者の想いの強さなど、評価される点が多い作品のみアニメ化され我々も評価していました。しかし今の「なろう系」では、勢いとノリに任せ、熱い想いを感じることのできない作品が多くなったと感じます。
最近は毎クール何かしらの「なろう系」作品はありますが、タイトルから見る気力がなくなるようなものばかりに感じます。
少し話が脱線しましたが、高校生になっても部活と勉強の合間をぬって様々ないアニメ作品を見ていきました。
大学生活、いざ東京へ
さてさて、そんな私も大学生となり東京での新生活が始まりました。
東京での大学生活は、とても新鮮で私に多くの経験を与えてくれました。
私は、オタ芸や自分の自己満足のために簡単なMADのようなものを作ることが趣味だったので、それらから動画編集に興味を持ち、それが出来る学部を選び入学しました。
しかし、1年目では学部の基礎的な授業しか受けれず、動画編集とは全く関係のないことばかり学んでいました。
そこで出会ったのが社会学でした。この分野を学んでいると私の興味の幅が広がるのを実感しました。
大学生活とオタ活
大学生になっても変わらず、アニメを見て秋葉原へ行ったりしている私でしたが、ここで新しい活動を始めます。
それは、声優やアニソン歌手のライブに行きまくることです。
私が属していたコミュニティーの影響が大きいと思いますが、夏のアニサマを始め、ニコニコのイベントまで多い時には毎週現場へ通っていました。
そこで多種多様な多くのオタク達と出会い、私の世界が広がっていきました。
キャラクターへの興味
この時期から私の中で一つ大きな変化がありました。それは、動画編集への興味の低下です。代わりに興味を持ったのは、社会学を基盤としたアニメキャラクターと我々オタクとの関係性です。
ここではじめて、私が構造的な面、そして精神的な面からアニメと関わりたいと感じるようになりました。
そして、気づいたことはキャラクターへの関心でした。漫画、アニメ、ゲーム多くのオタクコンテンツに登場するキャラクター、それに対しての関心が最も高いことをこの頃自覚するようになりました。
これは、よくオタクとマニアを分ける線引きとして使われたり、オタクと一般人の境界線とも言われますが、それを明確に断言することは困難です。
私は作品の物語がそんなにおもしろくなくても、キャラクターが可愛ければ楽しく視聴することが出来ます。
しかし、同じアニメオタクの友人は物語がおもしろくないと見ることができません。
誤解を受けるような言い方ですが、私はクソアニメと評されるものを楽しく見ることができます。しかし、それはキャラクターありきだと感じています。自分のタイプであるキャラクターが作品の中で生きていればそれで良いのです。
ここでの私と友人のアニメへの向き合い方の違いは、かなり重要なことだと思っています。
そして今へ
アニメを構造的に知ることへ、興味を持った私が行き着いたのはキャラクター達でした。
キャラクター達の特異性へと興味を向けた、私は卒業論文の題材をキャラクターに決め、執筆に向けて多くの作業を行い、つい先月に無事に発表と提出を終えました。
卒業論文では、新しいキャラクターとして「Vチューバー」を題材とし、彼らの持つ新規性メディアペルソナというものへ焦点をあて、調査分析を行いました。
この辺の話もいつか出来れば良いなと思っています。
さて、この他にも様々なことを経験し今の私が出来上がりました。
こんな私ですが、これからアニメや漫画、その他にも様々な場面で目にするキャラクター、またはその他アニメに関する事柄について、学んできたことをもとに話をしていきたいと思います。
私の自己紹介は以上です。
では、次の投稿でまたお会いしましょう。さようなら。