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香港でガチョウを喰らう

8月22日

朝、香港入港。

最近の香港はキナ臭い話題が多いけど、現地でそんな雰囲気は感じられず。暮らしていれば色々あるんだろうが、表面的には活気に満ちたやや猥雑な街の雰囲気。

イギリスに99年も統治されていたので英語がそれなりに通じるはずだが、市井の人は英語なんて関係ねえって感じ。想像以上に通じなくて、ちょっとびっくりだった。

香港名物にローストグースがあると聞き、これはぜひ食べたい!と街をうろつく。
帰船時間のリミットがあるので、とりあえず目についた店に飛び込んだら、いかにも地元のガテン系が集いそうなたたずまいの大衆食堂だった。
いいねえー。

出てきたガチョウのローストは、甘めのタレで味をつけた一品。北京ダック的なものを想像していたが、もっとずっとワイルド。北京ダックみたいに皮だけなんてことはなく、がっつり骨付きの肉肉しい料理でありました。
ガチョウの肉に臭みはなくて、チキンに比べるとかなり脂が乗っている。

これで2000円ぐらい。胸肉と脚肉どちらにします?と聞かれて、胸肉をチョイス

牛肉乗せた焼きそばみたいなのと、鶏肉とパイナップルの炒飯も頼んだが、いずれも見た目よりくどくなくて、とても美味しかった。
一人前がすごく多くて、ガチョウ、焼きそば、炒飯を一つずつ頼んで、6人でシェアしてお腹いっぱい。

鶏肉とパイナップルの炒飯。約1000円

香港ではもう1ヶ所、世界で一番長い(?)エスカレーターに乗りたくて、ウロウロ探してたどり着く。
世界一長いと言っても1本のエスカレーターではなくて、23基が連なったもので、全部乗ると20分以上かかるとか。
そりゃ、全部乗りましたとも。

エスカレーターからはときどき街の様子が垣間見える。昔ながらのアジアの街の路地な感じで、時間があればこの辺もウロウロしてみたかったな。

エスカレーターから路地を見下ろす

それにしても、中国は共産主義の国だよなあと思うと、何だかヘンな感じがする。
ヴィトンとかカルチェとか、高級ブティックが軒を並べる一方で、路上でモノ売りしてるおじさんも。共産主義にこんなにわかりやすく貧富の差があっていいのか?なんて青いことを考えちゃったり。

こんなポスターを見ると、共産主義国に会社人間なんているのかいな?と思ったり。

そして、中国領内では、Wi-Fiも非常につながりにくくなる。何だか得体の知れない国だと感じてしまうのだった。

本日の歩数・2万884歩。
よう歩きました。

妙にアナログなポスト
建築現場には竹で足場が組まれていた
世界一長いエスカレーター(の一部)
エスカレーターで登って、徒歩で降りる
エスカレーターの途中にモスクがあった。えっと、共産主義では宗教アリなんだっけ? なーんも知らない自分にガッカリする
選挙のポスターみたい。立候補できるのは、国に楯突かない人だけ?
金ピカのビル。うーん、私は悪趣味だと思う
街のあちこちで人がたむろしてると思ったら、灰皿がある場所だった。日本ではまず見なくなった光景
朝6時入港、午後3時出港。残念ながら、有名な香港の夜景は見られなかった

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