夢と希望

ライター・編集者・シンガー。ちっちゃいおばちゃん。 歌うことと本を読むことが、子供の頃から好きだった。それが結局、ずっと人生に伴走してくれています。 介護も子育ても卒業した。丈夫な身体と環境にも恵まれて、夢だった世界一周に出かけます!やっほー!

夢と希望

ライター・編集者・シンガー。ちっちゃいおばちゃん。 歌うことと本を読むことが、子供の頃から好きだった。それが結局、ずっと人生に伴走してくれています。 介護も子育ても卒業した。丈夫な身体と環境にも恵まれて、夢だった世界一周に出かけます!やっほー!

最近の記事

地球1周の時差問題

11月22日 航海も残すところ1週間余りとなった。 今日は夜中に赤道を越えて、南半球から北半球に戻るらしい。あとは北西に針路をとって、一路日本に向かうわけだ。 横浜から出発して、100日ほどかけて西回りで地球を1周することになる。 乗船前からどういうことになるのかと思っていたのが、時差であります。最終的に出発地の横浜(日本)時間に戻るわけだけど、時差って最大で23時間になるのかな? 実際はこんな感じだった。 船が西に進むに従い、ところどころで時差調整の日があり、夜寝る前

    • 行くことそのものに価値がある! サモアのビーチリゾートで、のんびり〜

      11月20日 ♪青い青い空だよ 雲のない空だよ サモアの島常夏だ〜よ〜 と、「サモア島の歌」が頭ん中を行ったり来たりしております。 船旅最後の寄港地は、サモアの首都・アピア。南太平洋の島々は雨季に入ったようで、時々雨が降ったりもするが、おおむね晴れて蒸し暑い。 サモアは南太平洋の小さな島で、住民のほとんどはポリネシア人。先住民族のいる島国の御多分に洩れず、欧米各国の統治下に置かれていた歴史がある。統治国はドイツ、イギリス、アメリカ、ニュージーランドと変わり、現在はイギリ

      • タトゥー・核実験・ゴーギャンで、タヒチ三題噺

        11月15日 100日に及ぼうという船旅もそろそろ最終コーナー。南太平洋の2島への寄港を残すばかりとなった。 本日はそのうちの一つ、タヒチに上陸であります。 タヒチ島? んー、キレイな海と椰子の木があるリゾート地、のイメージしかない。 で、上陸してみたら、確かにその通り。治安も悪くない♪ のんびり南国リゾートを楽しんでまいりました。 街を歩くと、タトゥーの人がすごく多いのに気づく。それもちょこっとじゃなくて、かなり派手に入れてらっしゃる。タトゥーを入れてない人の方が

        • 「みんな」が楽しいことが楽しくなくても、いいのだ!

          11月12日 本日は船をあげての洋上運動会であります。誕生月で分けられた4チーム対抗で、熱戦が繰り広げられてる。 しかし私はヘソ曲がり根性全開で、会場からは5階分ほど離れたソファエリアに。ソルティドッグすすりながら、ダラダラ過ごしております。 たまーに様子を見に行っては、再びダラダラソファに戻る。周囲には、私みたいな天邪鬼がチラホラいらっしゃいますな。 みんなで一緒に楽しもう! というのが苦手でね。 遠足や修学旅行が無邪気に楽しかったのは小学校まで。中学以降、集団行動

          なんということでしょう。イースター島でモアイの呪い⁈

          11月9日 昨夜、ようやく船が動き出した。 昨日まで、船はイースター島の沖合に停泊していた。一日の上陸人数に制限があるので、1000人以上の上陸希望者をさばくため、3日間かかったのです。 島には大きなクルーズ船が入れる港がない。上陸するにはテンダーボートに乗り換えるのだが、波が高くて本船もボートも結構揺れる。乗り移る時に足を踏み外した人がいるらしいとか、ボートでひどく船酔いするとか不穏な噂が飛び交う中、無事上陸を果たしてきました。 え⁈と思わず声が出ちゃうことが重なっ

          なんということでしょう。イースター島でモアイの呪い⁈

          モアイ観光お預けで沈思黙考。トランプさん今度は何やらかすんかなー?

          11月6日 2022年夏、安倍元首相が銃撃された日に、私は九州・都井岬を訪れていた。 まだコロナの脅威が消えていない時期。観光地はどこも閑散としていて、不謹慎ながら一人旅を満喫していたのだ。調子良く旅日記なんかつけて、ふとネットニュースを見て仰天したのだった。 何でそんなことを思い出したかといえば、船内で森達也「僕がコロナ禍で考えたこと」を読んだからなのだ。 実は今、船はイースター島沖にいる。一日に上陸できる人数に制限があるので、希望者が全員上陸を果たすまで、3日間停泊

          モアイ観光お預けで沈思黙考。トランプさん今度は何やらかすんかなー?

          ゲリラライブにお客さんいっぱい来たー❣️

          11月4日 船にはピアノが何台もある。 だからストリートピアノみたいにちょろちょろ弾いたり、流れで弾き語りができたりするんじゃないかと思っていた。 ところがどのピアノも、専属のピアニストが弾く以外、一切触っちゃいけないらしい。ピアニストがいない時間には、触るなよってプレートが出てる。 「ピアノ弾かせて」とお願いしても、ピアノを所有してるのが船会社じゃないとかなんとかで、ダメなんだそうだ。 8月半ばに乗船して2カ月半。 そんなわけで、部屋で新しい曲を練習したり、誘われてた

          ゲリラライブにお客さんいっぱい来たー❣️

          「働く子どもの人権」を考える。大切なことだけれど、切ない

          10月30日 ペルー・カヤオの港3日目。 マチュピチュ組の帰船を待っての停泊が続いている。 港のゲート付近で強盗被害が出たと小耳に挟む。クルーズ船の乗客は小金を持っているので、ピンポイントで狙われるらしい。お金を取られただけでケガはないとのことだが、噂話で真偽の程は定かじゃない。 確かに治安は悪いし、強盗や殺人事件も多いらしいけど、どうしてこんなことになってるのかなと思う。 ペルーの国民を経済状況別に5段階に分けると、下から2番目の貧困層が24.6%、一番下の最貧困層

          「働く子どもの人権」を考える。大切なことだけれど、切ない

          リマでカタコンベ(地下墓地)をそろ〜りと覗いてきた

          10月28日 午後7時。 夕飯時だというのに、船は閑散としている。今日から、多くの人がマチュピチュ詣でのため不在なのだ。 彼らが戻るまで、船はペルーのカヤオに4日間停泊する。 マチュピチュは、この旅の目玉の一つ。船公式のツアーには人数制限があってかなりの人があぶれたが、みんな個別に飛行機とホテルを予約して、続々とマチュピチュへ向かって行った。 が、私は熟慮の末に、マチュピチュ行きを断念(泣)。 睡眠障害気味なので、現地ではおそらく眠れない。チラホラ耳にする高山病の症状が

          リマでカタコンベ(地下墓地)をそろ〜りと覗いてきた

          治安が悪いと言われていたのに、フラフラ街へ出たあげく……

          10月26日 おととい、24日にパナマ運河を通過。早朝から約10時間かけて、夕方にはお久しぶりの太平洋に出た。 パナマがどこにあるのか、即答できない日本人は多いはず。私もその一人です。中南米の国、程度の知識はあれど、中米なのか南米なのかもおぼつかん。 地図を見たところでは、中米だな。「中米」の定義を知らないから、あやふやだけど。 えー、パナマは、南北アメリカ大陸を結ぶ、帯みたいな部分に位置する小国であります。 この国でなんといっても有名なのは、パナマ運河だろう。 たと

          治安が悪いと言われていたのに、フラフラ街へ出たあげく……

          1500人ぐらい乗客がいる船内で、一人遊びもまた楽し

          10月22日 軽装で出かけたリバプールで寒さに耐えられず、セーターとジャケット(子供用www)を買ったのが20日ほど前。それが今は、半袖&短パンになってる。 船はカリブ海を南下中。デッキの散歩が気持ちいいので、ブラブラ歩き回っております。 明日はパナマに入港の予定。パナマ運河を通り抜けるのに、10時間ぐらいかかるらしい。 船内では、運動会の準備やら、合唱コンクールやら、水彩画教室やら、〇〇県の人集まろうやら、オーバーランドツアー同窓会(?)やら、いろんなイベントが開催さ

          1500人ぐらい乗客がいる船内で、一人遊びもまた楽し

          日本が景気減速に苦しんできた数十年の間も、ニューヨークは元気だった

          10月16日 10月17日 初めてニューヨークを訪ねたのは、もう40年以上前のこと。 グリニッジビレッジの安ホテルを根城にして、南は自由の女神から北はハーレムの路地まで、ガシガシ歩き回った。 ツインタワーがまだあったな。当時は何がいいのかさっぱりわかんなかったけど、ブルーノートでジャズも聴いた。ミュージカルは「コーラスライン」と「エビータ」を観た。エビータは夜の公演で、みなさんドレスアップしてくるのにボロっちいジーンズと小汚いジャンパーで行っちゃって、身の縮む思いだった。

          日本が景気減速に苦しんできた数十年の間も、ニューヨークは元気だった

          不思議な船酔い

          10月14日 船酔いは侮れん。 100日に渡る世界一周。張り切って乗船したのに、船酔いで途中リタイアの方が数名いらっしゃる。 この旅は、自己都合による下船は補償の対象にならない契約。彼らは最初の寄港地の香港や、次のシンガポールあたりで早々に棄権なさったらしいので、ろくに街歩きもできないまま、大金がパァになっちゃったことになる。 こればかりは、乗ってみないとわからないから、お気の毒様と言うほかはないね。 私も最初は不安だったけど、全く問題なし。揺れてる感じはもちろんわかる

          不思議な船酔い

          レイキャビクのトイレで、故郷に想いを馳せる

          10月10日 今回の旅の最北、アイスランド。 何年か前に大きな火山が爆発した国?程度の知識しかなく、地図を見れば北極圏に近いのでさぞかし寒かろうと思ったが、さほどでもない。 今日は最高気温8度というから、東京の真冬ぐらいの感じかな。 厳寒期の1〜2月にはさすがにもっと寒くなるけれど、海流の関係でとんでもなくフリーズすることはないんだって。 そんなアイスランドの首都・レイキャビクのカフェに入って、ものすごく懐かしい気持ちになっちゃった。ちょいちょいトイレの話題で恐縮だが、ト

          レイキャビクのトイレで、故郷に想いを馳せる

          オーロラ!オーロラ!

          ひゃあ! 見えた見えた! 見えたよー! 嵐が止んで、夕方から少し雲が切れてきたかなというところで船内放送。 「これから、針路を変えてオーロラを追いかけます」 それで、夜8時ごろからデッキ近くで待機してたら、「オーロラが見え始めました」と! それっ!てんで外に出てみたけど、なんだかよくわからない。 あれってオーロラ? いや、雲じゃない? オーロラは色も形もさまざまで、よく写真で見る緑のカーテンみたいなのとは限らないらしい。 オーロラと言われりゃオーロラだけど、雲と言われり

          オーロラ!オーロラ!

          タイタニックの悲劇を見た後の大嵐って、怖すぎるんですけど

          10月7日 船はアイスランドを目指して北に向かう。これから4日間ぐらい、夜はオーロラ出現の可能性が高いのだ。 ベルファストからオーロラハンターなる人物が乗り込んできて、出現しそうな針路をリサーチしながら進むという。船の灯りで見にくくならないよう、デッキ階の窓をふさぐ作業も着々と。 この旅のハイライトの一つなので、乗客の期待値がぐいぐい高まってる。 …なんだけど。 昨夜から大嵐。オーロラは雲があると見えないので、可能性はゼロ。それどころか、今までで一番ひどい感じの揺れ方な

          タイタニックの悲劇を見た後の大嵐って、怖すぎるんですけど