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シンガポールは清濁合わせ飲む?

8月27日

出発から10日。
今日はやけに周囲に船が多いと思ったら、マラッカ海峡を航行中だった。
ここは海賊が出ると何かの本で読んだことがあるけど、船内の空気はのーんびりしたもの。赤道近くにいるので、「海の上に赤い線が見えます」と、あまり面白くないジョークを聞かされとります。

昨日は一日、シンガポールに上陸して歩き回った。
シンガポールのことはほとんど何も知らなくて、ゴミを捨てると罰金取られる、やけに清潔にうるさい国ぐらいのイメージ。正直言うと、「つまんなそー」というね。
だってさ、ゴミ捨てるなとかガム吐くなとか、そんなこと法律で決めて、みんなそれに従うのかね? 人間の、ささいなダメな部分をバッサリ切り捨てるのって、どうなのさ。パッと見はキレイに映るかもしれないけど、底の浅いつまんない社会じゃないのかな、と。

ごめんでした。

道端にタバコの吸い殻。

植え込みの陰にそっとねじ込まれたプラカップ。

お菓子の包み紙も捨ててあった

決していいことだとは思わないけど、ヒトが暮らしていれば当然こうなるよね。いちいち罰金だ何だと騒ぎ立てるんじゃなくて、テキトーに見て見ぬふりしてるんだろうな。大変健全。

実はこれらは全て、リトルインディアというインド人街で撮影したもの。わけのわかんないエネルギーに満ちていて、面白い街だった。
もう少しうろついてみたかったな。

シンガポールには他にもアラブストリートやチャイナタウンがあって、それぞれに民族性の強いエリアを形成している模様。地下鉄の表示なんかも英語、中国語、アラビア語(? 見ても何語なんだかわからない)と、いくつかの言葉で表記されていた。

時間が許せば、そういうエリアをもっと歩き回りたかった。

一日だけの寄港だから、有名なマーライオンも植物園もガーデンズバイザベイも一通り見て回ったけど、「清」より「濁」のほうが面白そうだなーと思うのだった。

リトルインディア。ヒンズー教の寺院みたい。
リトルインディア。牛は神聖な生き物。
リトルインディア。エネルギッシュな街だった。
街中には、タトウを施す店が点在。日本人的感覚だと「うへえー」としか言いようがない。
リトルインディアのレストラン。カレーや焼きそばを頼む。焼きそばは、見た目ほど辛くない。死ぬほど辛かったエビのカレーは、死ぬほど美味かった。
地元の方は手で食べるので、食後はハンドウォッシュエリアで手を洗っていた。
高層マンションのベランダから洗濯物が突き出ていた。なかなかキッチュな光景。
シンガポール植物園にて。バカでかい蘭の花。
広大な植物園には、さまざまな熱帯系の植物が。シンガポール唯一の世界遺産は、入場無料の太っ腹(蘭の展示場だけ有料)。
マリーナベイ・サンズホテル。屋上は天空のプールだとか。高所恐怖症の私はノーサンキュー。
シンガポールに来たら、見とかないわけにはいかないよね。水を手で受け止めるの図。マーライオンくん、実はちょいちょい修理などで見られないことがあるらしい。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリー。人工物だけど、近くで見ると大迫力。夜はイルミネーションショーをやるらしい。

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