ローマでチケット詐欺に遭う⁈
9月21日
ローマ。
すごいなあ。
お口ポカン。
どこもかしこも1000年前、2000年前の建物。
その景観を損なわないために、新しく建てるものの材料やデザインには厳しい規制があるそうな。
アテネでも感じたけど、変わらないことのすごさよ。
ローマは、アテネよりさらにバージョンアップしてる。文明が栄えた年代としてはアテネの方が古いんだけど、ローマは規模がアテネの比じゃない。街中が遺跡!という感じです。
ローマでは一日だけ自由行動の日があるので、有志6人でバチカン市国に繰り出すことにした。
バチカン市国はカトリックの総本山。城壁に囲まれた世界一小さい国、ぐらいの知識はございました。
ディズニーランドより狭い国の中に、サンピエトロ寺院や教皇の住まいである宮殿、美術館、システィーナ礼拝堂などが建つ。サンピエトロ寺院は無料で見られるけど、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂に入るにはチケットがいるのであります。
バチカンの公式サイトのチケットは売り切れで、別のトラベルサイトで6人分のチケットをメンバーの一人が奮闘して確保してくれたのだった。
世界中からクリスチャンが集まってくるバチカン市国は、入場時間も決められている。そうでもしないと収拾がつかないんだろうね。
私たちのチケットは10時30分が入場時間だから、余裕を持って9時45分にチケットを発券してくれる店に到着したのだった。
店の人は「まだ時間があるから、先にサンピエトロ寺院を見てこい。発券の準備ができたら電話するから」と言うので、6人で寺院へ。
それはそれは荘厳で圧倒的な迫力の寺院に感動したのさ。
それにしても店からの連絡がない。
不安になって戻ると、「発券は11時15分だ」と言うのだよ。
ん???
まあーそれから色々とすったもんだがありまして。
実は、私たちは行く店を間違えていたのだ。本来行くべきは一つ隣の店だった。Google先生に導かれるままに飛び込んだ店でいいようにあしらわれて、再びチケットを買わされそうになったのだった。
それはなんとか阻止したものの、入場の時間はとうに過ぎ、結局チケットは発券してもらえずに、オンラインで買ったチケットはパァ。
当日券もあるんだけど、入場するには最短でも2時間ぐらい並ばなきゃならない。それが嫌だから本来は20ユーロで済むのを、大枚100ユーロ近く払ってチケット買ったのにさー。
オンラインでチケット取ってくれたのも、Google先生を頼りに店を探したのも、6人の中でダントツに若い(と言っても50代半ばww)女性。
恐縮しきりの彼女をみんなで慰めて、並びましたとも。ここまで来て、おめおめと帰れるもんかい。
で、2時間半後。
平均年齢70近い6人がヨレヨレになって入場。美術館もシスティーナ礼拝堂も、んまー素晴らしく美しくて壮大だった。美術にはまるで興味がない私も、言葉を失いました。
システィーナ礼拝堂には、有名な「最後の審判」の絵がありましたぞ(礼拝堂は撮影不可)。
そんなこんなで、団体旅行つまんないとか言いながら、ローマ観光を楽しんでおる私です。