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【DIY】ペンタブに角度をつける為の傾斜台を100均の材料のみで自作する

 趣味で絵を描くのにペンタブ(板タブ)を使っています。
 漫画を描くようになった頃、描く時間が長くなった事で

「ペンタブに角度欲しいな」

 と考え、一度市販の傾斜台を買いました。
 結果、大ハズレを引いたことから 「自作するしかない!」と何度か作成して3代目に至ります。
 3代目にしてようやく、 安くて手軽な形である程度角度が調整できるモノを作れたかなと思ったので、記録代わりに残しておきます。
 同じような悩みがある人の参考になれば嬉しいですが、作るならあくまで自己責任という事でお願いします。


■完成イメージ

こんな感じのものが出来ます

台の上に敷いた滑り止めシートの上にペンタブを置いて
こんな感じで何段階かに角度を調整できます

こんな感じ

使わないときはこんな風に折り畳んでペタンとしておきます
縦にも置ける

こんな風

■材料 合計金額:700円 (税別)

★100均(セリア)で手に入る材料だけで作成されています
①MDFボード (45cm×30cm)       ×2 :200円
②MDFパンチングボード (45cm × 10cm) ×1 :100円
③木製ダボ 40P (使うのは6個)       ×1 :100円
④木版(45cm × 12cm)          ×1 :100円
⑤蝶番 25mm 4P (4つ全部使います)    ×1 :100円
⑥滑り止めシート           ×1 :100円

材料の①~⑥

■道具

・ドライバー (蝶番を締めるのに使用)
・木工ボンド(ボードや木板をくっつけます)
・ハサミ(滑り止めシートのカットに使います)
・小型ノコギリ(木製ダボをカットします。ハサミで出来ないこともない)
・トンカチ(※必要な人だけ。ネジの先端を潰せる硬いものなら何でも良い)
・ビニールテープ(※必要な人だけ。ネジの止めの反対側にできる出っ張りを隠します)

■作り方

【手順1】
①のMDFボード1枚(45cm辺側の両端)にドライバーを使って⑤の蝶番を2つ 取り付けます。
そうしたら、もう1枚のMDFボードを連結するように蝶番で繋げます。
★蝶番を締める際、きつく絞めるとネジの先端がMDFボードを貫通する為、ある程度「盛り上がった」くらいで調整します。先端が出た場合は手順2で対応します。

【手順2】
蝶番のネジがMDFボードを盛上げ(or 多少貫通し)ているので、気になる様ならトンカチ(硬いもの)で叩いて潰します。上からビニールテープを貼れば更に気にならないかも。
※完全につぶれなくてもケガしない程度にできればOK。

【手順3】
くの字型に組まれたMDFボードが出来た状態です。
机に置く側のMDFボード内側に、 連結した辺と反対側の辺でピッタリ合うように②MDFパンチングボードを木工用ボンドで貼り付けます。
※乾かす必要があるので、 その間に手順4を実施します

【手順4】
③木製ダボを取り出し、6個をノコギリで半分にカットします。
最終的にこれを手順3で接着したパンチングボードに差して角度調整に用います。

【手順5】
手順3の木工用ボンドが乾いたのを確認したら、MDFパンチングボードを貼り付けなかった側に、 ④木版を蝶番で取り付けます。
★手順1同様、蝶番を締める際、きつく絞めるとネジの先端がMDFボードを多少貫通する為、ある程度「盛り上がった」くらいで調整します。

※右の画像は木版貼り付けたボードを床に置いて写真を撮っています

この木版を手順3~4で作ったダボのストッパーで受けることで角度を保持します。

【手順6】
⑥滑り止めシートをMDFボードのサイズに合わせてハサミでカットして乗っけます。
その上にペンタブを置いて完成です!

完成!!

■まとめ

 ネジの微妙な出っ張りで完全なる平面にはならないので、画板のように薄い紙を置いての作業には向いていないかも?
 あくまで「ペンタブ台」ということで。

 ともあれ、自分自身は背中・腰・首がかなり楽になった(ような気がする)。
 そして何よりペンのストロークが気持ちよく乗ってくれてアンドゥの頻度が下がった(ような気がする)。

 工作そのものがかなり楽しかった。

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