PENTAX K-3 Mark III
一眼レフとの出会いはPENTAX K-30から。だから先輩諸氏に比べたら、まだまだヒヨッコ。そんな自分がPENTAXを語るのもおこがましいが、とりあえず新機種であるK-3 Mark III(以下K-3III)について述べてみたい。
K-3IIIは本当は買わないつもりだった。PENTAXを使ってきたのは、まずコスパが良いと思っていたから。エントリー機から防塵防滴ボディだし、何より自分には扱い易かったし。でもK-3IIIは高い。ただでさえミラーレス全盛なのに、今さら一眼レフのAPS-Cに25万とか無理だと思っていたから。それだけのお金があれば、フルサイズのミラーレスが買えちゃうもの。しかもご覧のとおり、K-3IIIを迎えるとAPS-Cが4台になってしまう。コレクターである以前に、やはり写真を撮ることに集中したい。機材がダブついてしまうのは本意ではないし、気が散ってしまう。まぁ、今までも明確な使い分けがあったわけではなく、気分次第でその日のカメラを選んでいたわけだけど。
では何故、こんなことになったのか。
PENTAXを使い始めて、ほどなくFA Limited3本を買い揃えた。そう「三姉妹」などと言われるレンズ。私はそういう言い回しは嫌いだが、世間はそう言っているレンズたち。これらを少しでもマトモに使ってみたいというモヤモヤした気持ちをずっと持っていた。というのも、PENTAXはAF性能に難アリで、開放付近だとピントが合ってるのか合ってないのか分からないことが頻発していた。レンズのせいなのか、ボディ側の問題か、はたまた自分の腕のせいか、原因の特定が困難なことが多かった。結果、絞って誤魔化す撮り方が多くなった。マニュアルフォーカスなんて無理。ピントの山が見えないんだもの。
K-3IIIはファインダーに注力したという。AF性能も向上したと聞けば、このモヤモヤした気持ちを払拭してくれるのではないかという思いが頭をもたげた。
そうこうするうちにK-3IIIの発売日前日。。。KP J Limitedを売れば、少しは足しになるんじゃないか…悪魔が囁いた。この際、あまり使わない機材は処分して、気分一新…ではどれを残すか…。1番使用しているのはKP。でも私は初代K-3を残す決断をした。K-30は18-135mmのレンズキットを購入した。基本的に単焦点ばかり使ってきたので、18-135mmはあまり使わなかったが、つい先日、久しぶりに使ってみたものの、便利ズームだなぁという感想以外なかった。K-30も例の黒死病が出てからでは売れない。ちょっと挙動が怪しいこともあったので、まだ動くうちに処分したほうが良いと思ったわけだ。K-30は大した値段にはならないだろうが、KPも売ればそこそこ足しになると思い、2台を処分することにした次第。
初代K-3は不満は沢山あるけど使い易い機種ではあったので、残すことにしたわけだ。
K-3IIIは買わないーそう決めていたのに、ほぼ1日で迎え入れる決断をして、私はロイヤルカスタマーとなってしまったわけだ。
入手以降、自身が持つレンズを色々と試しているが、そのあたりを今後書いていこうと思う。